生長が遅いと丈夫になる
縄文杉で有名な屋久島。
しかし杉の生長という観点から見ると、屋久島は必ずしも適した環境ではないという。硬い岩盤で根が伸びにくく、杉の生長が非常に遅いらしい。
ところがこの屋久島の杉、建築材としては非常に優れているというのだ。
それはなぜか。
先に書いたように、屋久島の杉は、ゆっくり、ゆっくりと育つ。そのことによって年輪が細かく詰まり、とっても丈夫な木になるというのだ。
「ゆっくり育つからこそ年輪が詰まり、丈夫になる」。
そしてそういう木こそ、長い期間にわたって人間の生活を支えることができる。
こういう話を聞くと、僕のように成長の遅い人間は実に勇気づけられる。
これからの人生の中で、誰かに自分の成長の遅さを指摘された時には、この「屋久杉」の話を教えてあげるといいだろう。
きっとさらに怒られるはずだ。
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