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絶望の処方箋

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絶望した時の処方箋として。
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#人間

生命を捨てるぐらいなら言葉を捨てろ(大熊玄編『はじめての大拙』を読んで)

「読みやすさのために内容を犠牲にしない」という編者の姿勢がにじみ出ている気がして、とっつ…

杉原 学
3年前
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「天才」を持って生まれた人間の宿命(団鬼六『真剣師 小池重明』を読んで)

「本を読むと眠くなる」というのを利用して、読書を睡眠導入の儀式に利用している杉原です。 …

杉原 学
3年前
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苦しみはよりよく生きようとする人間の証(吉野源三郎、羽賀翔一『漫画 君たちはどう…

異例のヒットを飛ばした漫画。ご存知のとおり、1937年に出版された『君たちはどう生きるか』を…

杉原 学
3年前
6

コミュニティとは「生きる文脈が見える世界」のことである

「タモリ式記憶術」というのがある。これはタモリが開発したというのではなく、タモリがテレビ…

杉原 学
3年前
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当選番号は他人に見てもらうべし

ドリームジャンボ宝くじを買った時の話。 バラで10枚買ったその結果は、例によって1枚当選の3…

杉原 学
3年前
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エーマイナー

曲のコードには、Am(エーマイナー)や、Dm(ディーマイナー)といった、いわゆる「マイナーコ…

杉原 学
3年前
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それが人生だ。

生きている中で「真理」と言えることを発見するのはなかなかむずかしい。いや、逆にすべてが「真理」だと言ってしまったほうがいいのかもしれないが、僕が興味があるのは「普遍的な真理」である。 こんなことを書くとなんだかカッコつけてるように思われるかもしれないが、要するに僕は「考えるのがめんどくさい」のである。だからこそ「普遍的な真理」を知りたいのである。「普遍的な真理」を知ってしまえば、そのことについてもう考える必要がない。だって、それはもう〝そう〟なのだから。 だが残念ながら、

「逃げない、はればれと立ち向かう」(岡本太郎『孤独がきみを強くする』を読んで)

本書は、岡本太郎の14冊の書籍、4つの雑誌・新聞記事から抜粋した言葉による、いわば名言集の…

杉原 学
3年前
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「血流」と「気流」をよどませないこと

朝に目が覚めると、体の一部が布団からはみ出していて、すっかり冷えきっていた、ということが…

杉原 学
3年前
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情報としての時間、体験としての時間

最近、YouTubeを聞きながら散歩するのが日課のようになっていて、きのうは養老孟司さんの「脳…

杉原 学
4年前
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人間はもっと貪欲に大きな「幸福」を求めていい

僕の友人が、ブログにこんな文章を書いていた。 故郷やずっと一緒にいた人とは別れる日がいつ…

杉原 学
4年前
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愚か者による「愚かな」選択

人間生きていれば誰でも、「ああ、私はなんて愚か者なんだ!」と思うような経験があるだろう。…

杉原 学
3年前
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寒暖差と成熟度

旅行をきっかけに何度か足を運んで大好きになった、島根県奥出雲町。 この地域は、とにかく食…

杉原 学
3年前
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