【後編】マッチングが成立する商談シートの書き方-基本編- のお話
お世話になっております。
minoteの蓑島です。
今回は個別商談会での“バイヤーとのマッチング成立”に役立つ、商談シートの書き方【後編】です。
※「バイヤーとのマッチング」に関してはコチラの記事をご覧ください。
前編では『取引条件』までお話をさせていただきました。
今回はその下の『商品特性』と『商品写真』について書いていきたいと思います。
ちょっと長いのですが、どうぞお付き合いください!
■ターゲット
こちらでは年代や性別はもちろんのこと、提案商品がどういったお客様に適しているか、誰にとってメリットのある商品なのかを記載します。
例えば「原材料にこだわる方」がターゲットの場合、
といったように、ターゲットであるお客様の日常を想像しながら書き込むと良いでしょう。
なお、一見万能に思える「どなたさまでも」「老若男女」のような“広く浅い表現”は、かえって商品の方向性が定まっていない散漫な印象を与えるのでNGです!
■利用シーン
オススメの食べ方や、提案商品を召し上がるのに最適なタイミングなどを記載します。
ここでのオススメは“他の食材や調味料との相性をアピールする”こと。
例えば「軽く炙ることによって、さらに美味しく召し上がれる商品」であれば、
このように書くことで、バイヤーにより具体的な販売イメージを与えることが可能です!
NGなのは「そのままで」や「どんな料理にも」といった具体性に欠ける表現。
この場合は、
のように、「メリット」や「使い方」に焦点を当てた書き方にしましょう!
おすすめの食べ方やアピールポイントもないようでは『可もなく不可もなく、みなさんの想像どおりの味ですよ?』と言っているようなもの。
提案商品がより魅力的になる要素を深掘りしてみてください!
■商品特徴
商品のこだわりや、他社にはない差別化ポイントをアピールできる項目です。
それだけに多くを書きたくなる気持ちは分かるのですが、ここでも注意しなければいけない点があります。
それは、内容が『自己満足アピール』になっていること。
例えば「原料・調味料など、全て◯◯県産にこだわり、地域の生産者さんと共に作り上げました。添加物や保存料など余計なものは一切使わず、自然の味のみで仕上げた商品です」と言われても、正直『だから何…?』ですよね。
ここで重要なのは「どれだけこだわっているか」ではなく、そのこだわりから生まれるメリットや、他社にはない強みのアピールです。
うっかりこのような自己満足アピールになっていないか、みなさんも今一度チェックしてみてください!
■商品写真
ここに載せて良いのは、なにもパッケージの写真だけではありません。
スペースを最大限活用して、中身やシズル写真のような販促素材を掲載するようにしましょう!
例えば缶ビールの場合、パッケージ写真だけよりもジョッキに注がれたビールの方が美味しそうで魅力的ですよね?
具材のゴロゴロ感やトロリととろける濃厚さなど、それぞれの特徴に合わせたシズル写真を掲載することで、パッケージでは伝えきれない商品の魅力と価値を表現してみてください。
■まとめ
はい、今回も少し長くなってしまい申し訳ありません…!
まだまだ書き足らないところもありますが、それは後々「応用編」として書いていきたいと思います。
最後にそれぞれの項目について、バイヤーはどう見ているのかをご説明します。
このように、バイヤーは商談シート1枚から様々な情報を見極めています。
つまり、提案先の客層やコンセプトに合わない書き方をしていては、バイヤーとのマッチングは成立しないということです。
今回お伝えした内容に気をつけながら、バイヤーに『この商品は自社にとってプラスになる』と思わせる商談シートを作成することが、マッチング成立の第一歩です!
一人でも多くの作り手さんが商談の機会を勝ち取れることを、心から願っています!!
今回もお読みいただきありがとうございました。
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