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アイデンティティも自己肯定感もいらない

以下は音声内容をテキストに要約したものです。

今回は「アイデンティティも自己肯定感もいらない」というテーマでお話しします。

自意識に興味を持ち、「自意識と創り出す思考」という本を読んだことがきっかけです。

この本は、自分が望む人生を創り出すためには、アイデンティティや自己肯定感は不要だと述べています。重要なのは、「自分にとって何が大切か」という問いです。

以前は「自分はこういう人間だ」と自己アイデンティティ(自意識)を定めたいと思っていました。

自己分析を繰り返し、適職診断や性格診断を受けたり、占い、他人に自分の長所短所を尋ねたりしましたが、結局「自分って何なんだろう」という疑問には答えが見つかりませんでした。

そんな中で読んだこの本にはかなり共感し、アイデンティティを定めても自分の人生が変わらないと感じました。

自己肯定感においては、もともとそれほど重要ではないと感じていました。

自己肯定感があることにはメリットもデメリットもありますが、セルフコンパッションや自己受容を重視した方がいいよね?と考えたので、この本の内容には激しく共感しました。

教育業界では自己肯定感を高めよう的な話をよく聞きますが、実際は自己肯定感が現状上がっていない状況です。

レディーガガやリンカーンのように、偉大な人でも自己肯定感が低い方もいます。素晴らしい成果を出すのに、自己肯定感は関係ないのです。

また、けんすうさんが書かれた「物語思考」にも触れたいと思います。

この本では、人生をRPGの主人公のように歩むことが提案されていますが、それよりも、自分をあたかも特定のキャラクターとして位置づけて、その人生を歩むための設定をする方が有効だと言っています。

実際の自分がどうであれ、それは重要ではなく、目標とする人生を歩むために必要な行動に焦点を当てるべきです。

結局のところ、自分がどうであるか、自分が自分を好きか嫌いかは重要ではありません。大切なのは、「何になりたいのか」と「そのためにどういう行動をすべきか」です。

哲学者アリストテレスが言ったように、「自分のなりたいものになるように行動せよ」というのが全てです。

今の自分がどうであろうと関係なく、どういう人生を作り出したいのか、そのために今何をしたら良いのかだけを考えて行動すれば良いのです。

このメッセージが参考になれば幸いです。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

この記事を書いているのはどんな人?と少しでも気になった方は、こちらを見てもらえると嬉しいです。


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