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52.母親失格だとわかった瞬間。

高校生になった娘から言われた言葉で、
私は母親失格だと知りました。

もう、これを言われたらアウトだなと思っていた言葉を、とうとうぶつけられました。


そう、

【産んでくれなくて良かった】

と。

何がどうしてこうなったのか、正直なところわかりませんでした。
聞いても誰も教えてくれるわけでもないし、
自分のやってきたことが、ただ目の前でこういう形で返ってきただけなんだけども、私はちゃんとは受け止められなかった。

なぜなら、
あんたなんか生まれてこなければ良かったのに
とか
あんたなんか生まなきゃ良かった
とか
一度も言ったことも思ったことがないから。

だから、子供の口からこんな言葉が発せられるとは思ってもいなかった。

けど、思わせてしまったし、言わせてしまった私に原因があるのだろうと。
すぐに反省をした。

でも、反省をしたところで何にもならない。
だから決めた。

今から、マイナスのところから動く。それだけ。

どこから間違えたのかは正直わからない。
だけど、今、こうなっているんだから、今から変えていくしか道はない。

凹んだけど、凹んでいるだけで何もならない。
謝る?謝るのも違うと思った。

じゃあ、まず、何からするか。
ひとまず、毎朝起きたら挨拶しよう。
いつも無視されてるけど諦めずにしよう。
(だけど子供らは私が朝おはようと言うとビビります。なにせ、足音がしないからだそうですが笑)

それから、不満やら文句やら言われた時には、聞き流すんじゃなくて、今度はそれを打ち返してみよう。

不満やら文句やら言われすぎて、聞き流す技術と受け流す技術がやたら身についた私ですが、
この【産んでくれなくて良かった】発言をきっかけに、今後の子供からの不満やら文句やらを、打ち返してみようと決めました。
空振り三振でもいい。何も、行動を起こさないよりは、数撃ちゃ当たるだろう精神です。

というのは多分、流されるよりは、私から返ってくる言葉が欲しかっただけかもしれないし、反応をしてほしかっただけかもしれないし。
いや、わかんないけどさ。

でも、何も言葉を返さなかったら、相手にされてないとか、関心がないとか。
そういうふうに思わせてしまっていたのなら、私はただ逃げていたことになる。

そりゃ、言われても仕方がない。
私は母親失格なんだ。認めることにした。

母親失格でもいい。
今から人として、娘に何が出来るか、何をしてやれるかを考えて、ひとつずつまた積み上げていこうと決めました。

その、決めた途端、状況が変わり始めました。
私が変わったのか、娘が変わったのかはわかりませんが、好転しました。
これを文章にまとめるのには、まだ少し時間がかかりそう。



だけど、

決めたら行動する


それだけで見えない何かが動きだすんですわ。

かけちがえたものが合い始めたり、噛み合わなかった歯車が合うような感覚。

それを実感したわけです。

グズグズしてても何も始まらないってやつです。
だから、NOTEでも伝えようと思った。

反抗期や思春期で悩めるお母さんお父さんに、
親子で変わるきっかけだったり、親子関係改善への小さなヒントになったらいいなと思って伝えようと思った。

私はそれでフッと気持ちが軽くなりました。

悩んだら、またそこからはじめりゃいいか。
死ななければいつからでもやり直せるし、立ち向かえるし、なんなら今日が残りの人生の中で1番若いって言うし!

なんて思いました。


『産んでくれなくて良かった』
なんて言葉、まさか自分の娘から聞くことになるとは思わなかった。

なので、これから現実と向き合って、一歩ずつまた前に進んでいこうと思います。
歩みは止めない。まぁ、ちょこちょこと休憩はしますけど。

母娘の関係は難しいのかもしれないから、娘とは人としての付き合いをしていけるように、そういう心がけでいようと思います。

私は母としてはレッドカードな感じなので、これからは人間として頑張ります。

これでいつか、いつかよ、
産んでくれてありがとうって言ってもらえたら、
母親失格は取り消しになるかな。

なーんて、
図々しく思いながら今日も生きてます(笑)

なんだかんだ、娘のこと好きだからね。




世の中のお母さんお父さん、いつもお疲れさまです!!
読んでくれてどうもありがとうございます。
お互いに肩の力抜いて過ごしましょうね(*^^*)

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