日本美適進化論:経営者の思考習慣
サラリーマンから個人事業主、そして経営者としての能力アップを急ピッチで爆走中ですが、失礼ながら、ケータイ中に受信してやむなくとった電話を終えて言われた些細なひとこと、「営業電話がかかってくるようになったんですね。」。HPを公開し助成金採択企業情報などによって認知度が高まることで、余計なコンタクトも増えるけれど、異業種から世の中の変化について身近に感じられるのもメリットなのかもと、法人として仕事ができる面白みをこんなところで感じています。会社の経営は、はたから見るほど華やかではないし、不安なことだらけですが、それ以上に「自分の人生を生きている実感」だけは突き抜けていて、性に合う人には心からお勧めします。
起業する人は、もともと上昇志向で安定を好まない、一生変化成長し続けるタフなタイプが多いですが、最近はESGなどサスティナブルな経営視点も求められ、経営者も多様なタイプが増えています。政治家は増えておりませんが、最近は女性起業家は増えていて、これはとても良い傾向でやる気と能力がある人は、これからますます遺憾なく才能や能力を発揮できる起業という道へチャレンジするべきだと思います。というのは、自分の時間を無駄なく自由に使えるほどストレスフリーな環境はないと思えるからです。さらに好きなことや自分が得意なことで喜ばれ報酬が得られる。ただ、会社や何かにほどよく管理されている環境で、貴重な自分時間という特別感のある自由を心地良く感じられる方は、起業を控えたほうが良いでしょう。しかし、どちらかの選択ではなく、両方の良いとこ取りの選択もあると思います。メインの安定した仕事を持ちながら挑戦できるサブ的な仕事を兼業することです。それなら不安も軽減しメリットは倍増しますね。
ひとつ、経営者として様々な事象を取捨選択する場合、気を付けておくと良いことがあります。相手方との関係性と専門スキルという価値を交換する場合の「鮮度」です。小さいことでも出来るだけ自分にとって品質の鮮度が良いと感じるものを選択することで、お互いの成長も促され満足度が高く、事業が前に進む実感が得られます。それは当事者へ深く絞り込める実力があるかどうかや、主体的に関る意欲があるかどうかによって、結果が大きく変わる大切な要素。もちろん、どうなるか先の見えないものについてもご自身の勘や感性を信じて懸けることができる予見力なども加わります。この点を見極める経営者としての思考グセが身に付いてしまうと、安直に人を信じることができず敬遠されたり、逆に信じることで後々衝撃が走る事態に発展することもあるでしょう。自分にも相手にもある優しさにも、無意識の無責任さや依存などの違和感があるとキャッチできる感性も、経営者には必要です。経営者としての実力が不足している場合に、致命傷にもなる関係性。経営者の中心には「責任」という思考グセが刷り込まれていなければ、あっという間に抱えてしまう経済の落とし穴。起業後5年生存率60%と言われる中、そこに挑戦できる女性経営者としての強さと優しさを日々考えています。