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子供達のお小遣いを給料制にしてみた。そしたら子供達に変化がきてる話。

子供達のお小遣いみなさんはどうしていますか?我が家は突然お小遣い制度が始まってしまった感じです、始まりのきっかけは家のお手伝い。

あまり家の手伝いに関心をまだ持つことなく娘は習い事に明け暮れ、息子は遊ぶことに全力でした。お手伝いはパパ氏が無償でやってくれている我が家でした。

2月を迎えたころ、娘が夕飯の後にテーブルを拭いてくれたのがうれしくて「手伝ってくれてありがとう」と思いもよらぬ行動に嬉しくて褒めたあとに私は、今度駄菓子を買ってあげる!と言ったら

「自分の好きなものを自分で買いたい」と娘が言うのだ。私は娘の好みがイマイチわかっていない。。。


そっか!お手伝い1回につき10円にしよう!!

このお手伝い1回につき10円制度が子供達の価値観を少しずつ変えていくことになる。


10円に賛成してくれるかなぁ~と提案してみたら快く成立!

お手伝いしたらお小遣いがもらえるシステムにした、息子にも説明したら手伝えばお金が増えることを素早く理解し承諾した。

1回10円なのでたくさんお手伝いをしないと満足のいく金額にはならない、子供達の金銭感覚なら300円くらいが調度良いはず。1日に1回お手伝いすれば1か月で300円がもらえるんだよ、とても怪しい会社みたいになってるけど子供達は喜んだww


そして張り切って手伝った。


ありがたいことに1日に何回も手伝う日もあったので300円を超えたら子供達のお金の感覚がズレてしまうかもしれない、とりあえず300円でどのくらいの仕事ができて、どれだけの物が買えるかの感覚を身につけるのが大事だと思い。

ひと月、どれだけ働いても300円以上は支払わないという絶対怪しい契約を子供達と結んだ。


ブラックや。とパパ氏がつぶやいた

そうだ、ある意味ブラックだ。


真面目でしっかり者の娘がお手伝い表を作って冷蔵庫に貼りつけた。

お手伝いしたら「正」の字で書き足していく仕組みにして、お手伝いの項目をいくつか書き出していた。

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テーブル拭き、学校のシューズ洗い、ママのお手伝い、パパのお手伝い、洗濯物たたみ。

最初は、どういうものがお手伝いなのかわからず、テーブル拭きの取り合いだった(笑)それしか仕事が思いつかないからだ、ケンカにもなったりしていた。次第にお皿や箸を並べる、片付ける、何か他に出来ることがないか考えたり聞いたりしてお仕事を自分で見つけるようになってきた。

「正」の字がたくさん増えてきた。

そのうち飽きるだろう1か月ももたないかな。と思っていたら、もう2ヶ月続いている。初めてのお小遣い(お給料)は子供達はとても喜んでいた。


そして3月の休校中は、子供達は自主的にとてもよく働いてくれた。(もう手伝うというより働いてる感覚)


私が少し体調を崩してしまい、横なって休んでいたら知らない間に娘が一人で洗濯物を取りこみ、全部たたんでくれるという嬉しい出来事があった。

もちろん、その月はボーナスを付けた。感謝の言葉とボーナスの意味を伝えて渡した。会社で貰うボーナスの意味とは違うので子供向けに説明した。

娘のやる気はさらにアップし、率先して動いてくれる。一人で黙々と働くのではなく家族に「これやっとくね。」とか一言声をかけてやってくれるので会話も増えるし、私の負担もストレスも軽減するしスムーズに家事終わるし息子も時々気が向いたら手伝いやってくれるし、自主的に身支度することも増えた。(身支度にお金は発生しないと決めてある)


何これ、すごいじゃん。


息子が自分で気付いて台所用のタオルを持ってきてくれた時に「ありがとう、自分で気付いてえらいね。」とお礼を言ったら、冷蔵庫に貼ってあるお手伝い表の「正」の字に一本書き足した。

それを見て私は「お手伝いだから一本書き足すのは全然いいことだよ、あと困ってる人のお手伝いしたりお世話したり優しくしたり、お金をもらわずに手伝うこともあるんだよ。親切って言うんだけどね。」と息子に伝わるかどうか試しに説明してみた。

すると、ニヤッと笑って。冷蔵庫のお手伝い表から、一本付け足した字を消して「親切」と言ってスケボーしに遊びに行った。。。

息子は親切を覚えた。

理解できたことに感動した、知的障害と発達障害あるから1回言うだけじゃわかってくれないだろうと思ってたけど驚いた。小さい頃から本の読み聞かせずっと続けてきて良かった、ちゃんとわかってるんだ・・・すごいじゃん

興味のない話は相変わらず聞こえないみたいだけどw


そして息子にも少しだけボーナスを添えた、ブラック社長は子供達の親切にかなり弱い。



そして息子は、3月分の給料でポケモンチョコ3個買って1日で給料300円を使い切った事件が起こった。

ポケモンチョコとは・・・

私達が子供の頃にめちゃくちゃ流行ったビックリマンチョコのポケモンバージョンのシール付きのお菓子のことである。

令和になっても変わらぬ思考と行動、笑ってしまった。

シール目当てで1度に何個も買い込む行為。

ありったけのお金をつぎ込む行為を伝授せずともやってしまったのである。

ビックリマンシールあるある経験済の母の私は

「ちゃんと食べなよ。」と釘をさした

息子は慌てて「いや!違うよ、おいしいからチョコレートが好きだからいっぱい買ったんだよ!」とか言うので笑いを堪えるので私は必死だった。

ビックリマンチョコをまとめ買いしてお母さんに怒られた時の言い訳マニュアル本でも読んだのかと言わんばかりに、そのまま見事受け継いで言い訳したのだ。ほんと、男の子ってトンチンカンだなw

その後、1日1個開封することを約束して、おいしそうにポケモンチョコを完食しシールを嬉しそうに眺めていた。

「ポケモンチョコ3個で1か月分のお小遣いなんだよ、わかるよね?」

息子に釘をさす、もちろん自分のお金だから好きなものを買っていいのだけど息子は歯止めが利きにくいので小さなことから教えて行かないといけない。その事件の後はよく考えて買うようになった。



ちょっとした思いつきだったが、意外といい方向にすすんでるし持続してるし、なんかうまくいってる。

親切と感謝の言葉と少しのボーナスを添えたくなるほど子供達は良くお手伝いをしてくれる。お金が欲しいから手伝ってるだけじゃなく、お手伝いしながら協力する楽しさを抱いている様子が見れて嬉しい。

お金の大切さ使い方は、実際にお金を手に持って経験しないと子供達には口で説明したってうまく伝わらない。どうすれば人の役に立った仕事ができるのか、仕事の見つけ方、周りがどう動いていて何に困っているのか少しづつ気付いてくれたら大人になった時にどんな役に立つだろう。


私は、月初めに子供達の給料と生活費を引き出しに銀行へ向かうのがとても楽しみになっている。


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そして、子供達があまりに素直によく手伝ってくれるので母はついつい子供達にでっかい袋のお菓子を買い与えてしまう( *´艸`)

今、我に返って思う。

なんでこんなでかいやつ買ったんだか(笑)

もらっていいの?でも買い過ぎじゃない?と娘に言われる始末。

ええ、買い過ぎました・・・反省



お手伝いをお金に変えてしまうのは大丈夫なのかといまだに良いのか悪いのか判断できないけど、子供達と話して交渉しながらやっていくことが大事だというのに気付いた。それは仕事を長続きさせる秘訣なのかもしれない。少しづつ変化をつけないと働く身としてはやってられなくなる、働く側は日々仕事を覚え進化してるのだから。それに応えてあげないといけない。

大人になっても必要になってくることだし。


私のようなセコイ人に出会わないような知恵まで身につけるかもしれない。



優しくて柔軟で強い子になってくれることを願います。今まさに起こっている状況の中でも生き抜く力を備えた温かい人であってほしいなぁ。と母の私はオレンジ色に静かに輝くスーパームーンの大きさと綺麗さに口をぽかんと開けたまんま贅沢な願いを込めてしばらく眺めたのであった。



我が子達よ、決して。物の取り合いとかしないでね。


その後の子供達の変化について書きました

お小遣いを給料制にして約1年経とうとしています。絶対オススメとは言いきれないです、各家庭に合ったやり方がたくさんあると思うので。

最後までお読みいただきありがとうございます✨

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