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人の話が聞けない理由は自由すぎるから

先日、前田裕二さんの”メモの魔力”を読み、メモはアウトプットのためにあることを学びました。これまでメモは”人が話している情報を一時的に保存するためのもの”と思っていましたが、新しい学びがあったので早速試してみました。

すると全く違う発見がありました。大げさに感じるかもしれませんが、私にとってそのことは大発見でした。今日はそのことについて書きたいと思います。

・他人の話が聞けないのは興味が無いから?

私は昔から人の話を聞けない人間でした。学生の頃から興味の無い授業はほとんど上の空。授業後になんにも覚えていないことも多々ありました。そんな私は社会人になってもずっと人の話を聞けず、悩んでいました。会議のときに集中しようとするものの気づくと別のことを考えていることもしばしば。「これではダメだ」と頭では思うのですが、少し経つとまた違うことを考えてしまっていました。そんな状態なので記憶しているものが少なく、たくさんの人に迷惑をかけていました。私はこれまでこの状況を「興味が無いからだ」と解釈していました。

・メモを取り始めて変わったこと

”メモの魔力”を読み終わり、自分もアウトプットのためにメモを取り始めました。会議中の細かな情報も書き留め、自分のアイディアや気づきを記していく。そんなメモを続けていくとあることを強く感じました。

「めっちゃ頭に入ってくる・・・」

メモを取り始めてから、これまで全くと言っていいほど記憶できなかったことが頭の中に定着し、別のところで突然質問されてもスラスラと言えるようになっていました。こんな経験をしたことが無かったためとても驚きました。

なぜこんなことが起きたのだろうか。メモを取る手間が記憶を助長させた?情報を見える化したことがよかった?そんなことを考えましたが、これまでマイクロソフトのWordなどにメモとして残したこともありましたがここまで記憶に残ることはありませんでした。メモを残すことが原因では無く、ある別のことが効果的だったようです。

・脳への情報量に制限をかける効果

私はこの原因は「脳に入る情報に制限をかけたこと」にあると考えました。上述しましたが、私は集中しようとしても気づくと別のことを考えてしまうクセがあります。そんな私がメモをとることによって別の情報が入り込む隙間を塞いだのだと思います。そして不自由になることによって目の前の情報に集中できたのかなと思いました。

これまでは自分の頭の処理能力が低いにも関わらず、複数のことを同時にやろうとしていました。そんな状態だったので一つの事に集中できず空回りしてしまっていたのだと思います。

また、このように不自由な状態を作り出すことは仕事での生産性向上に繋がるのではないかな?と考えました。

・あえて制限をかけて効率性を高める

”自由な状態が生産性を阻む”という気づきは私にとってノーベル賞にも匹敵する大発見でした。(なに言ってるんだか、と思われそうですが・・・)
身の回りの生活や仕事を見渡すと膨大な情報が際限なく飛び交っています。これからは「あえて制限をかけることで上手くいくことはないかな?」といった視点で物事をみていきたいと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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