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母になれる?なれない?【ママリ編集部の夏休み課題】本日の一冊📖 vol.5

こんにちは!ママリ編集部・シンママみほです。

ママリ編集部メンバーで、今日から1か月間、夏休みの課題を個人で設定し、毎日投稿に挑戦します!✨

期間は8月1日~8月31日です。
シンママみほは「本日のおすすめの一冊」を31日間、毎日アップしていきます。皆さんにとって、お気に入りの一冊があるかも?
ぜひぜひのぞいて見てくださいね。

『母性』

本日の一冊は湊かなえさんの小説、『母性』です!

皆さんは、子どもを産んだら「母性」って目覚めるものだと思いますか?
それとも、子どものお世話をしたり、生活を共にすることで育まれるものでしょうか。

湊かなえさんが書いた『母性』では、「愛」や「母性」を巡る物語が、母と娘とそれぞれの視点で描かれています。

「母」から見た娘と「娘」から見た「母」…
同じできごとでも、それぞれの視点から見ると、全く違った真実が見えてきます。

愛情のつもりで与えてきたものが、実は子どもを傷つけていることもあります。愛がないと思っていたけど、ほしい愛情のかたちではないだけで、愛されていることもあります。

いつもお互いの気持ちを確かめ合えればいいですが、
愛しているからこそ、家族であっても踏み込めない域があったり、
愛したいからこそ、突き放してしまうこともあるのではないでしょうか。

『母性』では、「母になれる人」と「母になれず、娘のままでいたい人」についても考えさせられる内容です。

「母性」って一体なんでしょう。
もしかしたら、「これが母性なのだろうか」と自分で感じるよりも、私たちは、「母性」という言葉を耳にして、そこに自分を当てはめようとすることの方が多いのかもしれませんね。

私は今、「母」の立場でもありますが、この作品を読むと自分の「娘」の視点について知りたいなと思います。

映画『母性』も戸田恵梨香さん演じる「母」と「娘」を演じている永野芽郁さん、それぞれの視点で見たシーンの違いがとても面白くておすすめです!

『母性』
作:湊かなえ
出版社:新潮社
価格:781円(税込)


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