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シンママから「ステップファミリー」へ

こんにちは!「ママリ編集部・シンママみほ」…改め「ママリ編集部のみほ」です。

先日、かねてよりお付き合いしていたパートナーのシングルファザーの方と再婚いたしました。今回はシンママがシンパパと再婚を決め、ステップファミリーという選択を選んだ背景について書きたいと思います。


思い描いていたのは「父」と「母」

「結婚」について、人それぞれ感じ方も価値観も異なりますよね。
「独身」という選択をする方、「結婚」というかたちにこだわらずパートナーと人生を共にする方、別居婚、週末婚、事実婚。子どもを望む方、望まない方…。

それぞれにさまざまな価値観があり、「家族のかたち」があります。

私の場合、私の「父」と「母」がとても仲がよく、お互いに支え合って生きてきた姿を見て、「私も父と母のような夫婦になりたい」という気持ちが子どものころからずっとありました。

私にとって「結婚」の象徴は「父」と「母」だったのかもしれません。
そんな私は離婚を経験し、「パートナーや家族を大切にしない人とは、深く関係を築けない」ということを実感しました。

他人同士が一緒に人生を共にするのだから、難しいこともたくさんあるかと思います。お互いが思いやりを持ち、努力できる関係はすてきですよね。

ぼんやりとした希望

「父」や「母」のような夫婦にあこがれていた私ですが、シンママになった当初は再婚についてはあまり考えていませんでした。

娘の気持ちを最優先しなければ…というのがあったので、「娘が自立してからパートナーがいたらいいなあ」というくらいの気持ちでした。

娘も「ママさえいればいい」というあっけらかんとした強さを持っていたので、2人で支え合っていく人生も悪くない…と考えていました。

そんななか、成長するにつれて生活の要所に娘の「父親」に対するぼんやりとした希望を汲み取る瞬間があり、私のなかでも改めて自分の望む「家族のかたち」がなんであるかを考え始めました。

そうしたタイミングで出会ったのが、今のパートナーでした。

「祝福されなかったらやめよう」

現在のパートナーにも子どもがいて、お互いに「子ども最優先」という前提でお付き合いが始まりました。

パートナーは子どものことを心から大切に思っていて、子どもの過去のことや将来のことをいつも真剣に考えていました。

それは私や私の娘に対しても同じでした。誰に対しても変わらない誠実さがあり、言動が一致していること、責任感が強くいつも一生懸命でひたむきなところ、思いやりが深くて相手の気持ちに寄り添って考えてくれるところなど、一緒にいてとても居心地がよく安心感がありました。

そんなパートナーと一緒に過ごすうちに、「この人と一緒に子育てができたらなあ」という気持ちが大きくなりました。

ですが、お互いに「子どもの気持ちが最優先」「子ども同士の関係を見て」というのが大前提だったので、「子どもが反対したら結婚はやめよう」「お互いの家族や友人に祝福される結婚でないならやめよう」と話していました。

ステップファミリーという選択

「うまくいくのだろうか…」そんな不安も大きいなか、子どもたちを初めて会わせることに…。すると、初対面からびっくりするくらいなじんでいて、笑いが絶えず、リラックスして幸せなひとときを過ごすことができました。

気がつけば当たり前のように一緒に過ごす時間のなかで、息子くんから「本当の家族みたいだね」「ずっと一緒にいたいね」「娘ちゃんはぼくのおねえちゃん!」という言葉が出るほどでした。

娘も初対面からパートナーのことを「パパ」と呼んでおり、「アイラブユー・ケッコン!」という謎の歌を毎日のように歌う始末…。
いつも2人が帰る時は私にしがみついて「次はいつくる?」「次、息子くん来たら一緒に何をしようかな」なんて言っていました。

ひとつひとつ、子どもの気持ちやお互いの気持ちを確認しながら「結婚」という選択をした私たち。互いの両親にも「いい人にめぐり会えてよかったね」と言ってもらえ、祝福された結婚をすることができました。

失敗や挫折も多い人生…ですが、失敗してもどう立ち上がるかということを学んできたように思います。その上で、「何が大切なのかを見誤らないこと」を自分に何度も言い聞かせ、確かな幸せもまた得てきました。

人生は大変なことや壁にぶつかることもありますよね。そんな時は一人で抱え込まずに、自分も他人も大切にできる選択をしたいなと思っています。

シンママから「ステップファミリー」へ。さまざまな家族のかたちのひとつとして…少しでもお役立ちできる内容を発信していけたらいいなと思っていますので、これからもどうぞよろしくお願いいたします。


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