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スノーピーク「好きなことだけ!」を仕事にする経営

「好きなことを仕事にしよう!」学校からの講演依頼の際は決まってこのタイトルの私。なのでついつい手に取ってしまった一冊。

新潟県三条市に本社を置くアウトドアブランド「スノーピーク」。

私もスノーピークのチェアの愛用者。

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読書の時に使ったり、イベント出展の時には店長用の椅子として使ったり。。
こんなにドカッと座っている店長がいる店なんてイヤですよね笑

でも、この店長、イベント出展の時には大人気なんです!!幼稚園に行き始めてからはインスタでしか見ることができなくなった店長に会えるチャンス!!とばかりにお客様が来てくださったりするのです。そんなファンの皆様のお気持ちなどつゆ知らず、店長本人は自由気ままに過ごしていて態度がデカくて恐縮するばかりですが、、

まぁとにかく座りやすくってとても気に入っている椅子。家に、ソファーの代わりにも欲しいくらいだなー。


キャンプというとキャンプが好きな人がやるもの。だったり、私の場合は子供の頃町内の子供会でテントで泊まったり、子供のイベントとして行われるイメージが強かったが、、

うちのスタッフでも夏場は週末は全部キャンプに出かけているスタッフがいるほど、、キャンプは日常に溶け込み始めている。

そんな日常のキャンプスタイルを作り上げているのがスノーピーク。流行り廃りだけではなく、人々の概念まで変えてしまうほどの戦略や、社員とお客様が一緒にキャンプファイヤーを囲む会を開催するなど、直接顧客の声を聞く取り組みがあるからこその顧客に、キャンプ愛好家に極限まで寄り添った商品作りができていることがこの会社の最大の強みだと感じた。

本社施設にも自然思考のライフスタイルが落とし込まれていて、目の前がキャンプ場という本社自体がスノーピークブランドを体現している部分も今後私たちもそういう方向に向かっていきたいと思わせてもらえた。

採用面でも、とても共感できる部分があり、アウトドアが本当に好きな人たちが集まるからこそ自分たちが本当に欲しいものづくりに没頭できる環境が整っているんだと思う。また、そんな中でも、どんなに優れた人材かよりも、人間性を重視した採用スタイルもとても共感できる。
Googleと同じように、「アクシデントがあって空港のベンチで一晩過ごさなければいけない状況になった時にこの人といられるかどうか」というところも採用の参考にしているという点は、私も今後採用の際に踏まえていきたいと思う。

お客様からの「高い」という声に対して、流通スタイルから全てを見直し、問屋を省いて流通することで商品の品質を保ちながらお客様の声に答えていく経営スタイルはとてもエネルギッシュだと思うし、販路拡大に対する考え方も一貫して、国内で問屋を通すスタイルに戻すくらいなら海外への展開をしよう。など、どんどん新たな展開を迎えていくことで、長く継続していける企業へと成長していける。

私も、先日新聞記者の方の質問にドキッとした。

去年はこんなことやこんなことをやっていましたが、その他にも何か新しいことはありましたか?

んんんん。。

思わず答えに詰まる。

けど結局は自然な流れの中で色々なことにチャレンジしていて、変わっていないと思いながらも大きく変革を遂げていたことに気づかせてもらった。

ちょっとづつ、ニーズに合わせながら市場を読みながら経営スタイルを変えて行かなければと改めて感じた。


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