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お前はいない 風立つ日曜の朝 麻の寝具を揺らす風に まろい午后の灰皿の影に 午睡を誘う玉ねぎの薫り立ち込める夕べにも おまえはいない!おまえはいない! 東の魔女…
夜汽車に乗って ぼくは行くよ 打ちひしがれた河川敷 十月の海に沈んだぼくの家 今じゃフジツボがぼくの勉強机に住み着いてる 夜汽車に乗って ぼくは行くよ 君も来ないか…
ばらが死んだ 残されたおまえ 白き花よ おまえの背筋はどうしてそう ぴんと伸びているのか 悲嘆に暮れ 枯れることすら 忘れたのか いや、きっとそうではない あえかな…
気を着けろ 火を着けろ あの女の眼は模造宝石 おれを機械煙草の煙ほど無力にする #詩 #自由詩 #散文詩
どこへ消えた どこへ消えた ひとりぼっちのぼくのともだち いつかのよるまで ベッドの下に いつものところに ぼくのとなりに 雪のチュチュ着たバレリーナ とかいのシロ…
ぼくは知ってる きみがどうして 爪を噛むくせがあるか 地球はまるいね コーヒーはにがい 世界はつまらない きみの寝癖はきみの手におえない ぼくはしってる きみがど…
月をみて まだ乙女が涙さしぐさんでいた昔 貴女はその涙で 乙女らに手紙を書いた そのインクはブルー・グレー 高貴なる色 知性の色 手紙はその胸に 黒曜の鏡を持つ乙女…
午後 日のたまり 乳色の湖 かのひとの銀の髪は波打ち 水面に愛の譜を描く 内緒話 くすくす笑い お揃いの苺 いつもの午後 ぼくらが生まれる時間 やさしい鳩の胸 ぼく…
太陽よ 最後の一瞥を 寒き田 最後の愛撫を そのやさしい黄金の手で 遠き日を寝かしつけておくれ 連れて行け 連れて行け こうしておれは夜を失った #詩 #自由詩 #散文 …
2019年4月22日 19:20
お前はいない風立つ日曜の朝麻の寝具を揺らす風にまろい午后の灰皿の影に午睡を誘う玉ねぎの薫り立ち込める夕べにもおまえはいない!おまえはいない!東の魔女の漆黒立ち込める夜がきたそれでもおれは、不在の昨日を求めるのだろう #詩 #自由詩 #散文詩
2019年4月19日 18:07
夜汽車に乗って ぼくは行くよ打ちひしがれた河川敷十月の海に沈んだぼくの家今じゃフジツボがぼくの勉強机に住み着いてる夜汽車に乗って ぼくは行くよ君も来ないか ぼくは行くけど #詩 #自由歌 #散文詩
2019年4月17日 23:18
ばらが死んだ残されたおまえ 白き花よおまえの背筋はどうしてそう ぴんと伸びているのか悲嘆に暮れ 枯れることすら 忘れたのかいや、きっとそうではないあえかなる諸手は白い虚空を抱きここにひとつの永遠がある #詩 #散文詩 #文学 #哲学
2019年3月28日 23:18
2019年3月27日 00:14
2019年2月2日 09:09
気を着けろ 火を着けろあの女の眼は模造宝石おれを機械煙草の煙ほど無力にする #詩 #自由詩 #散文詩
2018年12月11日 22:12
どこへ消えた どこへ消えたひとりぼっちのぼくのともだちいつかのよるまで ベッドの下にいつものところに ぼくのとなりに雪のチュチュ着たバレリーナとかいのシロクマきんいろきつね小春日の けだるい日差しと 冬の風ぼくはかれらを思い出す またいつか あえるだろうか「あえるを信じて」君からの贈りもの 古いハーモニカ #詩 #文学 #自由詩 #散文詩 #秋 #冬
2018年12月2日 12:40
ぼくは知ってるきみがどうして 爪を噛むくせがあるか地球はまるいね コーヒーはにがい世界はつまらないきみの寝癖はきみの手におえないぼくはしってるきみがどうして朝がきらいかでも今日は にちようび世界でただひとつ仏頂面をやめられる場所へエスケープしようメリーゴーランドの白馬の上でしか微笑めないきみよそれでもいいじゃないか寝癖のままで降りておいできみのえく
2018年11月25日 00:09
月をみてまだ乙女が涙さしぐさんでいた昔貴女はその涙で乙女らに手紙を書いたそのインクはブルー・グレー高貴なる色 知性の色手紙はその胸に黒曜の鏡を持つ乙女だけに鳥が届けたあえかなる乙女たちははじめてその黒曜の瞳を鏡に映しそうして気づいたわたしの涙はブルー・グレー高貴なる色 知性の色そうして彼女らは涙をぬぐい月を棄て 歩きだしたサッフォの彗星の降る夜あなた
2018年11月24日 00:05
午後 日のたまり 乳色の湖かのひとの銀の髪は波打ち 水面に愛の譜を描く内緒話 くすくす笑い お揃いの苺いつもの午後 ぼくらが生まれる時間やさしい鳩の胸ぼくはその和毛に頬を埋めそっとくちづけた #詩 #文学 #自由詩 #散文詩
2018年11月22日 21:26
太陽よ 最後の一瞥を寒き田 最後の愛撫をそのやさしい黄金の手で遠き日を寝かしつけておくれ連れて行け 連れて行けこうしておれは夜を失った #詩 #自由詩 #散文詩 #文学