吉原麻生

都内でピアノ教室を主宰、指導歴は30年超。 ピアノ指導と並行して北川正先生やJ=M・ル…

吉原麻生

都内でピアノ教室を主宰、指導歴は30年超。 ピアノ指導と並行して北川正先生やJ=M・ルイサダ先生のマスタークラスを主催してきました。 ショパン社(現ハンナ社)から『練習のポイントがわかるレッスンノート』(旧『少しの練習で上達するレッスンノート』)を出版。ショパン誌に連載。

マガジン

  • ルイサダinラ・フォル・ジュルネTOKYO2024

    ジャン=マルク・ルイサダが登場したラ・フォル・ジュルネTokyo2024の様子をリポートします。

  • オンラインレッスンのススメ

    感染症指定病院の近くにいるため感染拡大が始まった頃からオンラインレッスンを研究し取り組んでいます。 オンラインレッスンでも効果があるか心配している先生方や保護者が多いようなのでnoteを始めました。 オンラインレッスンは決して一時避難的なだけのものではなく様々な可能性があると感じています。 その可能性と問題点の解決方法をお知らせします。

最近の記事

ルイサダ《今夜は映画館で》 5/5 公演番号335 会場:カンタービレ

コロナでロックダウンが続いていた頃、孤独な生活の中で組み上げられたというプログラム。 幼い頃、家族で見ていた映画を紹介するTV番組『今夜は映画館で』をタイトルにしたそうです。 会場(221席)は映画館のようなセッティングでステージ左にピアノが置かれている。 スクリーンに映像がうつりそこでは歌とピアノが流れている。 客席に不思議な期待感が満ちたところでルイサダが登場。プログラムにはないニーノ・ロータの『甘い生活』メイン・テーマが流れ意表をつかれたところでそのままモーツァルト。

    • ルイサダ コンサート 5/3 公演番号145 会場:グラツィオーソ

      ルイサダがラ・フォル・ジュルネTokyo2024に初登場! というニュースを見た時には、まさかその二つのコンサートの会場が153席のグラツィオーソと221席のカンタービレだとは思いもよりませんでした。 もちろんチケット争奪戦は凄まじくSNSでの抽選に外れた方の嘆きばかりが聞こえてきます。 果たして会場に行ってみると大きめの会議室にピアノと椅子が並んでいるだけで心もとない。 この会場で滅多に経験できないもの凄い事が起きることにこの時は気づいていませんでした。  時間とな

      • ルイサダ マスタークラス (5/3.5/4)

        ルイサダ先生初登場のラ・フォル・ジュルネTOKYO2024はマスタークラスから始まりました。 マスタークラスは初日(5/3)と2日目(5/4)の2回ありましたが感想をまとめて書いてみます。 5月3日 ラヴェル『夜のガスパール』より ”オンディーヌ”/生徒:朴沙彩 まずこれをお読みくださる方にお断りしておかなくてはならないのは、この日の私がポンコツで『夜のガズパール』の楽譜をバッグに入れたはずがバッグに入っていたのが『クープランの墓』で、結果、楽譜に書き込んで細部をどう弾く

        • オンラインレッスンのみでコンクールに挑戦!

          都内でピアノ教室を主宰する吉原麻生です。こんにちは。 オミクロン株は瞬く間に広まり、今、学校や保育園幼稚園、高齢者施設など病院以外でのクラスターが次々と発生しているようです。 当教室の生徒さんたちも学校閉鎖や学級閉鎖、オンライン授業と、日常生活がオミクロン株に影響されています。 そんな中でも継続的にオンラインレッスンを続けていることで、ピアノのレッスンはいつもと同じペースで取り組むことができ、それぞれの生徒さんがそれぞれに成長してくれています。 【コロナ禍における動画審査で

        ルイサダ《今夜は映画館で》 5/5 公演番号335 会場:カンタービレ

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        記事

          オンラインレッスンの秘密兵器(?)

          あけましておめでとうございます 都内でピアノ教室を主宰している吉原です。 お久しぶりになってしまいました。 2021年は家族の事や尊敬していた北川正先生の七回忌で追悼企画を準備したりしていて、こちらの更新がすっかり止まってしまいました。 2022年はもう少し更新できたら良いなと思っています。 2021年の10月半ばからの2ヶ月は感染も少なく、社会が安心して動き出している感じがありました。 それでも家族が入院していた病院に行くと、コロナ前とは違う緊張感があって、今がコロナ禍

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          オンラインレッスンの秘密兵器(?)

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          オンラインレッスンが1年続きました

          都内でピアノ教室を主宰している吉原です。こんにちは。 新型コロナウィルスは感染力の強い変異株が次々と登場して、昨年の今頃以上に深刻な状況となっています。 この変異株はお子さんへの感染のしやすさ重症化のしやすさが特徴でヨーロッパでは学校の休校を含んだロックダウンなどもされているようです。 そんな昨今ですが私の教室では去年の4月から2020年度は丸一年全てのレッスンもイベントもオンラインで続いたことになりました。 この経験から気づいたことを書いておきたいと思います。 ピアノ

          オンラインレッスンが1年続きました

          オンラインマスタークラスを聴講する

          オンラインマスタークラスを聴講する 都内でピアノ教室を主宰している吉原です。こんにちは。 コロナの変異株について若い人たちも重症化しやすいということで学校など教育の現場での対応が求められてくるのではないかと注視しています。 そんな中、高度なレッスンはオンラインでできるのか…というのはピアノを指導される方、指導を受ける方にとって興味があることではないでしょうか。 3月15日〜18日にルイサダ先生のオンラインマスタークラスが行われました。 私はそのうちの3日間を聴講させてい

          オンラインマスタークラスを聴講する

          ZOOMとYouTube

          都内でピアノ教室を主宰している吉原麻生です。こんにちは。 コロナは変異株が猛威をふるい世界中で厳しい状況が続いています。 こんな時、平常心でいるのはなかなか大変ですが、そんな中でも落ち着いた気持ちでピアノに向かえるのはオンラインレッスンならではだと思っています。 収束の見えない今、新たにオンラインレッスンを検討されている先生方も多いこの頃だと思います。 前回からすっかり間があいてしまったのは私自身がオンラインでレッスンを受けるようになったために練習に追われているからなので

          ZOOMとYouTube

          iPadとApple Pencil

          都内でピアノ教室を主宰する吉原麻生です。こんにちは。 新型コロナウィルスの感染は再び拡大を始めているようでこれから寒くなるこの時期、不安に感じている方も多いのではないかと思います。 また感染状況が悪くなることで社会が対応のために落ち着かなくなりお子さんの心も不安定になりがちです。 そんな今だからこそ、オンライ ンレッスンで感染の不安に左右されずにピアノレッスンを続けることは心を支えることになると確信しています。 オンラインレッスンを行うのにはスマホやコンピューター、タブレッ

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          オンラインレッスンを受ける

          こんにちは。都内でピアノ教室を主宰する吉原麻生です。 この1週間ほど全国のコロナ感染者数が急増し、これからどんどん寒くなるこの時期、不安を感じている方も多いのではないでしょうか。 そんな時、不安を感じずにピアノに集中することができるオンラインレッスンはとても有効だと思います。 さて、オンラインレッスンのメリットを書いてきた私ですが、とうとう自分がオンラインでマスタークラスを受ける機会を持ちました。 去る11月9〜10日、パリに住むピアニスト、ジャン=マルク・ルイサダ先生と

          オンラインレッスンを受ける

          ZOOMでコンサート

          都内でピアノ教室を主宰する吉原麻生です。こんにちは。 2月末にイベント中止、休校措置と世の中が新型コロナウィルスで急変していく中、オンラインレッスンの準備をして、4月から全てのレッスンをオンラインに移行しています。 オンラインレッスンに移行して半年ほどの9月末にZOOMで生徒さんたちの小さなコンサートを行いました。 実は休校中の3月に多くのお教室と同じく私の教室もコンサートを企画していました。 このコンサートは毎年行なっているもので、レッスン室で行う小さなものですが、1人

          ZOOMでコンサート

          オンラインレッスンのデメリットの解決方法2

          都内でピアノ教室を主宰している吉原麻生です。こんにちは。 新型コロナウィルスは感染者数の増減を繰り返しながら世界中で続いています。 おさまったかと思えば拡大し、拡大したと思うとおさまってくる、この繰り返しに対応する緊張感は人を社会を疲弊させそれがまた感染を拡大させる原因になりかねません。 そんな中、落ち着いた気持ちでピアノに向かうためにもオンラインレッスンをお勧めしています。 ZOOMで教室のコンサートをやったりしていてちょっと間が空いてしまいましたがオンラインレッスンの

          オンラインレッスンのデメリットの解決方法2

          オンラインレッスンのメリット2

          都内でピアノ教室を主宰している吉原麻生です。こんにちは。 コロナ禍の中、4月からレッスンを全てオンラインに切り替え気づいた事をnoteに記しています。 オンラインレッスンのメリットの続きです。 (メリット4)飛沫を気にせずレッスンできる 私の教室ではピアノを弾くだけでなく、ソルフェージュのレッスンも行っています。 旋律が曖昧な時には階名唱をしてもらうこともあります。 しかし小さなお子さんにとってはマスクをしているだけで大変でオンラインレッスンに切り替える前のレッスンでは

          オンラインレッスンのメリット2

          オンラインレッスンのメリット1

          都内でピアノ教室を主宰している指導歴30余年の吉原麻生です。こんにちは。 新型コロナウィルスの感染拡大に伴い4月から指導をオンラインレッスンに切り替えています。 こちらのnoteではオンラインレッスンを続けてきて気付いたことを書いています。 オンラインレッスンのデメリットの続きを書く前にメリットについても詳しく書いておきます。 (メリット1)対面レッスンで起きる感染リスクを避けられる。 ピアノレッスンは基本的に指導する側とされる側が同じ鍵盤を前におこなわれるものです。

          オンラインレッスンのメリット1

          オンラインレッスンのデメリットの解決方法1

          都内でピアノ教室を主宰している吉原麻生です。こんにちは。 これを書いている2020年8月現在、コロナ禍は続いており出口が見えない状況です。 そんな中でも安心してピアノレッスンを続けるためにはオンラインレッスンはとても有効な手段だと考え3月末より教室のレッスンをオンラインレッスンに切り替えています。 ここでは前回述べたオンラインレッスンでのメリットとデメリットのうちのデメリットについて私が行っている解決方法をご紹介します。 (デメリット1)楽譜を指さしたり注意を書く事がで

          オンラインレッスンのデメリットの解決方法1

          オンラインレッスンのメリット・デメリット

          都内でピアノ教室を主宰している吉原麻生です。こんにちは。 現在のコロナ禍は人々の生活を大きく変え、音楽をめぐる環境も変化せざるを得ない状況です。 ピアノレッスンも例外ではありません。 ピアノレッスンは、  鍵盤の前で密になりやすい  防音室は換気が難しく、無理に換気するとピアノのコンディションが保てない  大きな声で歌うなど飛沫が発生しやすい  マスクやフェイスガードをして演奏するのは困難 ですから、対策をするといっても限界があります。 私の教室では3月〜4月第1週を移

          オンラインレッスンのメリット・デメリット