見出し画像

本を読むのは「すでに知っていること」を知るためでもある

こんにちは。

牧 菜々子です。

本を、選ぶ時。

つい、自分が知らないことを知るために、と思いがちです。

もちろん、そうなのですが…。

一方で、「それだけではない」と感じることがあります。

自分がすでに知っていることが書かれていると、急に理解が深まるのです。

本を読むのは、知らないことを知るためだけではない。

自分がすでに知っていることを、知るためでもある。

そんな気がするのです。

「読んで損した」!?

本を読んでいて、すでに知っていることが書かれている時。

「そんなの、もう知ってるよ。」

「読んで損した。」

そう思う人もいるかもしれません。

でも、こう思う人も意外に多いのではないでしょうか。

「やっぱり、そうだったんだ!」

「この人も、同じことを言っている!」

「方向性は、これでいいんだ!」

それまでぼんやりしていたものが、急にクリアになって、内容を自分のものにできる。

すでに知っていることでも、別の本に同じことが書かれていたり、別の人が同じことを言っていると、新しい情報が何1つなくても、理解が深まるのです。

情報の質が高まる

例えば、2人の専門家が同じことを言っていると、すごくよく頭に入ってきます。

尊敬する人2人が同じことを言っていたら、それはもう確信に変わります。

一度どこかで読んだだけの知識とは、自分にとっての情報としての質が変わるのです。

その結果、どうなるか。

「知る」にとどまらず、次の行動や、「実践」につながるのです。

情報を使いこなすことができるようになる。

この差は、大きいです。

その先にかかるコストの量が違う

このテーマについては、絶対に自分のものにしたい。

そう思う分野があったら。

あれこれ手を広げずに、すでに自分が知っていることが書かれている本を読んでみてください。

ネット上のコンテンツでも同じです。

「新しい情報が、何もなかった。」

そんなコンテンツが、実は、あなたの理解を深めてくれます。

あれこれブレるのと、「方向性は、これでいいんだ。」と固まるのとでは、その先にかかるコストの量が違います。

本を読むのは、決して「知らないことを知るため」だけではありません。

すでに自分が知っていることを、知るためでもあるのです。