これからの時代に人生を決定づける「受け取るスキル」
こんにちは。
牧 菜々子です。
少ないモノで、豊かに暮らす。
そんな価値観が広がるとともに、「いらない物は、もらっても迷惑」と思いやすくなってきました。
同時に、先行き不透明な時代には、身近な人の気持ちを考えて、礼儀をわきまえることも必須。
そうなると大事になってくるのが、「上手に受け取るスキル」です。
「ありがたくもらっておけばいいのよ」
私が、一人暮らしをしていた時のこと。
職場の女性に、私がこう言ったことがありました。
「実家の親から送られてくる食糧やら何やらが、多すぎるんですよね。」
すると、その女性は、こう言いました。
「『いらない』ってわざわざ言う必要はないのよ。
ありがたくもらっておけばいいのよ。」
私にはない考え方だったので、ちょっと衝撃でした。
身近な人からの好意を、もらっておく。
今思えば、彼女は「受け取るスキル」が高い人だったのです。
たとえおせっかいでもアドバイスを受け取る
誤解のないように言いますが、求められていないのに物をあげたり、アドバイスをしたりすることは、おせっかいに当たります。
だから、自分があげる側、言う側の時には、むやみに与えることをしないように、慎まなければなりません。
でも、もらう側、言われる側の場合には、「受け取るスキル」を上手に発揮する必要があります。
子育てに関するアドバイスを受ける時も、そうです。
赤ちゃんを連れて外出した時、「そのアクセサリー、危なくないかしら?」とアドバイスされたら、その場でアクセサリーを外すくらいのことはしていいのです。
アドバイスを、受け取る。
「いいえ、これは危なくないんです。大丈夫なんです。」と返す必要はないのです。
礼儀を無視すると人生が立ち行かなくなる
「『いらない』ってわざわざ言う必要はないのよ。
ありがたくもらっておけばいいのよ。」
アドバイスでも、もらい物でも、相手の気持ちが乗っています。
その気持ちを「受け取る」こと、突き返さないことが、礼儀をわきまえたふるまいになります。
先行き不透明な時代には、礼儀をわきまえた言動をすることが、何千万円分もの価値を生むこともある。
逆に、礼儀を無視したふるまいは、人生を立ち行かなくさせる危険もあります。
受け取るスキルが高い人は、「いらない」とは言わないのです。