makikonatsume

ラジオパーソナリティ、MC、ナレーターなど声のお仕事。時々書くお仕事。時々教えるお仕事。

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最近の記事

怒りと向き合う魔法の言葉

少し前のこと。 感情のコントロールがうまくいかず、お友達との間でちょっとしたことがあった娘に伝えた言葉。 「魔法の言葉 “大丈夫”。 1,2,3,4,5,6,7」 自分の気持ちがおさえられなくなったとき。 わーっと言いたくなってしまったとき。 まずはこの言葉を心の中で唱えなさい、と。 そして最後に、一回息をすーっと吸ってはぁーっと吐きなさい、と。 その後、同じようなシチュエーションで気持ちが昂ったときに、 娘は実際にこの言葉を心の中でつぶやいて、その場を凌ぐことができた

    • 泣き虫

      娘はよく泣く。泣き虫。 私に叱られて泣くことも多いけれど、ふと見ると目に涙をたくさん溜めていることがある。 自分であれこれ想像して、悲しくなってしまうらしい。 わりと感受性が強い。 お友達とたくさん遊んだあとにもよく泣く。 それは娘に限らないのだけど、先日のこと。 お稽古事の時間が迫ってやむをえずバイバイすることになったお友達は「みんなと遊びたいよ」と言って号泣。 お家で遊ばせてくれたお友達は娘たちを送り出すときに「もっと遊びたかったのに」と言って号泣。 娘はというと最

      • 動物園に行って思ったこと

        子どもはなるべく早いうちに、つまり小さいうちに動物園に連れて行くといいそうだ。 アレルギーなどの耐性がつくからとの理由だけれど、 どこまで信憑性のある話かはわからない。 娘はというと、なかなかタイミングが合わず、 というより結局のところ、親である私がそこまで乗り気ではなかったので、 6歳になる今まで連れて行ったことがなかった。 乗り気じゃない、というか、 ある程度色々なことが見えるようになってからの方が本人にとってもいいのではと思っていたし、 ほんとかうそかわからないよ

        • 不確かな世の中で生きていることを実感する

          時々、実は自分はこの世に存在していないんじゃないか、とか、 いま見ている世界はぜんぶ自分の想像で、誰とも共有できていないんじゃないか、とか、 そんなふうに思うことがある。 先日たまたま時間がポカッと空いたので、自宅で加入している動画配信で久しぶりに映画を観た。 それこそたまたま目についた、アン・ハサウェイ主演の「パッセンジャーズ」。 アン・ハサウェイがとにかく魅力的で、改めて好きになってしまったのはともかくとして、 信じがたい現実や自分の状況を受け入れることの苦しみと、

        怒りと向き合う魔法の言葉

          ながれる雲をながめる

          たまたま見てしまった今年後半の占いが48位中最下位で、 気分も落ち込み気味ではじまった日曜日。 せっかくの休日なのに。。。 今年後半って、あと2カ月ちょっとあるんですけど。。。 ここ数日、 とにかくひとりでゆっくりしたい欲望に駆られていて、 GO TO で使えそうな宿を検索したり、 実現できたら何をして過ごすかを妄想したり、 あぁひとりになりたいなぁ、とずっと考えている。 子育ては楽しい。 でも、子育ては厳しい。 そして、子育ては重い。 そう、責任重大なのだ。 そうや

          ながれる雲をながめる

          マスクの呪縛

          私にとっては随分前からマスクは必需品で、それこそ声の仕事を始めた20年前から、喉を守るためにってどこまで確証があるかは分からないし、なんなら軽くパフォーマンス的な振る舞いでもあったかもしれないけれど、特に空気が乾燥する秋から冬にかけては毎日マスク着用で出かけていた。 だから箱入りマスクが自宅にストックしてあるのが当たり前で、それはある時までは世間では少し珍しいくらいだったのが、だんだんとインフル予防にと着ける人も増えてきて、そして今年、そのマスクが手に入らなくなるとか、国から

          マスクの呪縛

          バランス

          最近仕事絡みで読んでいる文章中に時々出てくる「バランス」。 会計用語で、差額とか残高という意味があるそうだ。 知らなかった。 バランスというと一般的には、複数の何かが均衡を保っているかどうかみたいな状態を指すわけで、 物理的な話だと左右の重さとか長さとか、 目に見えにくいものでも、栄養とか時間とか、そんなことに使ったりするけれど、 どんな場合でもたいてい、それは大事だって言われる。 バランスは大事。 ちょっとでもどこかに偏ると、なし崩し的に均衡が保てなくなってしまう。

          離れていることが心を近づける

          朝晩の空気に、冷たささえも感じるようになった。 急速に秋がやってきた。 夏が好きな私もさすがに今年の暑さは堪えたし、 何より体感温度に大きく関わってくる湿度がぐっと低くなって正直ほっとしている。 でも、なぜかやっぱり、少し淋しい。 今年はひときわそんな気がする。 「これから さみしい 秋です」 とは、長年番組をご一緒している因幡晃さんのヒット曲「わかって下さい」の一節だけれど、 もしかしたら誰しもに共通に巡ってくる季節を通じて感じる哀愁みたいなものに、多くの人が共感した

          離れていることが心を近づける

          正直者は損をする

          嘘つきは泥棒の始まり、とは子どもの頃からのお馴染みの言葉。 今は娘にも、約束を守ることの大切さや自分が言った言葉に対する責任を知ってもらうために、時々この言葉を使う。 ヤンチャしたい思春期のころには、 人はうまく嘘をつきながら大人になっていくものなんだぞ などと兄から訳知り顔で言われて、よくわからないけれどそういうものなのかぁと思ったりしていた。 もちろん、誰かを深く傷つけたり法に触れたりするような嘘は、絶対にダメだという前提で。 でもきっとみんなそうやって上手に小さな嘘

          正直者は損をする

          執着から逃れられない人生はすべて苦しみである

          「執着から逃れられない人生はすべて苦しみである」 前に知人から借りた「ブッダの言葉100選」だか「365日ブッダの言葉」だか、そんな本に書かれていて、一番印象に残って心に留めている言葉。 自分で言うのも何だけれど、私はしつこい。と思う。 巳年だから、なんて理由にどこまで信憑性があるかはわからないけど、 しつこいか、しつこくないか、二つのうちどちらかと言ったら、しつこい。しつこかった。 だからこそ、冒頭の言葉は身に染みたし、 つまり、結構痛い目に遭ってきたということでもあ

          執着から逃れられない人生はすべて苦しみである

          コロナ禍備忘録③弱音を吐いた時に見える色々なこと

          4月7日に37.3度の微熱が出てから、一日通して平熱と言える36度台で安定したのが4月24日。 その前の週末から36度台を示すことが増えて、朝一番は36.2度まで下がったりしていたものの、 一日のうちで体温が上がると言われる夕方に37.1度になるなど、なかなか自信をもって平熱とはならなかった。 とは言え、人間は通常でも一日のうちに大きく体温変化があるそうだ。 毎日こんなに何度も検温することもそうそうないので、 この状況も相まってその変化に驚いてしまう人も多いようだ。私も

          コロナ禍備忘録③弱音を吐いた時に見える色々なこと

          コロナ禍備忘録②休むことへの意識変化

          微熱が出てからの2日間は、目前に控えた生放送の仕事をどうすべきかで悩み、ほとんど寝られずにいた。 もし自分が感染していたら、電車に乗って仕事に行くことで感染を拡めてしまうかもしれない、 共演者にうつしてしまうかもしれない、それは絶対にあってはならない。 もし感染していなくても、微熱があるということは身体からの何らかのサインであり、 抵抗力が下がっている状態で出掛けていくことは、やはりリスクがある。 出掛けたことで万が一感染してしまったら、後で結局周りに迷惑をかけることに

          コロナ禍備忘録②休むことへの意識変化

          コロナ禍備忘録①体調不良になる

          新型コロナウイルスの恐ろしさを身をもって感じたのは、 志村けんさんの訃報だったかもしれない。 報道された情報しか知らないけれど、 志村さんに関するその情報の限りでは、急速に悪化して、 あっけないほど簡単に命を奪っていくものなのだということを見せつけられた。 直接の知人ではないけれど、子どもの頃から当たり前のように知っている人の死というのは、世の中の多くの人がそうだったように、私にとってもショックが大きかった。 2月下旬頃から感染拡大防止措置として、仕事で

          コロナ禍備忘録①体調不良になる

          出会いに感謝する

          この春、娘が通う保育園でも、先生方の大幅な異動があり、 娘が0歳の時からお世話になった先生が数名、園から去られます。 そのうちの一人の先生とお話が出来て、 今日は朝から涙でマスカラが全て落ちました… 保育園という場所、先生方の存在があったからこそ、 娘は元気にここまで成長することが出来たと言っても過言ではなく、 感謝してもしきれません。 娘だけではなく私も、 子育てのプロでもあり先輩でもある先生方の言葉に、何度救われたことか。 娘が入園時に新卒だった先生は、年を追

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          贈るということ

          あなたの喜ぶ顔が見たいから…みたいなキャッチコピーがどこかであったかどうか定かではありませんが、 贈り物をするというのは要するにそういうことで、それが根本になければそんなことしません。 ここのところ、贈り物をすることが続いています。 お世話になったお礼、出産のお祝い、バースデープレゼント、 卒園のお祝いやこれまで仲良くしてくれたことへのありがとうの気持ち。 贈る人のことを考えながら、 どんなものが喜んでもらえるか、 使いやすいか、 その人の趣味に合うか、 自分がも

          贈るということ

          湘南生まれ、沖縄に届け

          昨日、自宅に「湘南ゴールド」が届きました。 温州みかんとゴールデンオレンジを掛け合わせて出来たオリジナルフルーツで、 その名の通り、湘南で誕生しました。 出荷がスタートしたのは2006年から。 主な産地は神奈川県は小田原を中心とした西湘エリアで、 “かながわブランド”にも選定されています。 ちょうど今頃、3月から4月にかけてのわずかな時期しか出荷されません。 ゼリーやパウンドケーキなどの加工品は湘南土産の定番になりつつありますが、 果物そのものは収穫量がまだそれほど

          湘南生まれ、沖縄に届け