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恋愛や友情を就活に例えてみた~不採用になったナルシスト~

仕事が出来る人はモテる。そしてモテる人は仕事が出来る。
もはやこれは、誰もが知る常識であり共通認識になりつつありますね。

特に、自分を正しくアピールする必要がある、
就活において、恋愛との共通点が多く見受けられます。

出会い系サイトやマッチングアプリを通じて、初めて対面する時のことを、
「面接」と例えたりするほど、就活と恋愛は似ています。

ここでは、私が最近体験した、
「あるナルシストの男性に振り回され、絶交に至るまでの出来事」を、
応募者と採用担当に置き換えて、面白おかしく書いていきたいと思います。

契約社員に応募させて下さい!(お友達になりたいです)

かねてから「取引先」として交流があり、
弊社で採用させて頂いたら、良い仕事をしてくれそうだなと思っていた方から、
「契約社員に応募したい。」とのお申し出を頂きました。

つまりは、仕事上の付き合いで人となりを見てきて、この人とならば良い関係を構築できそうだなと思う方から、
「お友達になりたいです。」というお申し出を頂きました。

願ってもない事でしたので、
一般的には行っていない事ですが、
わざわざこちらから出向き、楽しく飲食しながら「面接」を行いました。

正社員としてご検討頂けないでしょうか?(友達以上でご検討頂けませんか)

一次選考の結果、数ある応募の中から貴方様には、二次選考にお進み頂きたく存じます。
更に、貴方様の経歴や実力を考慮し、
契約社員でご応募頂いておりますが、弊社といたしましては正社員でご検討頂けますと幸いです。
ただし、応募資格等もございますので、問題ないようでしたら、
ご検討くださいませ。

つまりは、「お友達」でご応募頂きましたが、
それ以上でご検討頂けませんか?こちらは貴方との交際について、前向きに考えております。
ただし、既婚者であった場合は「友達」以上の関係を構築できかねますので、状況についてお聞かせ頂けませんか?

ありがとうございます!嬉しいです!

前向きにご検討頂けるとのことですね。ありがとうございます。
それでは、再度、応募資格などについてご確認頂きまして、
お早目に二次選考にお越し頂けますよう、お願いたします。
なお、契約社員で応募されるのか、
あるいは正社員で応募されるのか、
そちらにつきましては、出来るだけお早目にご連絡頂けますと幸いです。
また、契約社員でご応募される場合は、正社員登用についてご検討頂けるのか否かにつきましても、併せてご連絡をお待ちしております。

つまりは、こちらの申し出に対して、
困っている様子もなく、断る様子もなく、ポジティブな返答を頂いたことで、
「前向きに検討する」という風に解釈しました。

ただし、この先の関係性については、
状況により変わって参りますので、まずは貴方の事を教えて頂けませんか?

・お友達としてよろしくお願いします。
・お友達からよろしくお願いします。
・お友達以上としてよろしくお願いします。

いずれにしても、非常に情報が不足しておりますので、
まずは状況をお伺い出来ますと幸いです。

特に、既婚・未婚については重要な要素となりますので、
お互いの為に早めに教えて下さい。

なお、いずれにしても二人できちんと会って話さなければ、
友達にもなれませんので、早めに日程調整を行い、
まずはお話いたしましょう。

多忙の為、二次選考に暫くお伺い出来ません!(忙しくて会えません)

弊社としては、是非、貴方様と一緒にお仕事がしたいと考えております。
その為、お忙しいのは重々承知しておりますものの、
やはり、お早目に二次選考のご予定を決めて頂けますと幸いです。
今月中が難しいようでしたら、来月以降でご都合のよろしいお日にちをお伺い出来ませんでしょうか?

なお、契約社員でご応募されるのか、
或いは正社員でご応募されるのか、そちらにつきましては、
せめてお早目にご決断頂き、ご連絡頂けますと幸いです。

つまりは、この先の関係性について、
いずれにしても、対話の必要性を感じます。
こちらが貴方との交際について、前向きに考えている旨をお伝えしてから、「嬉しいです」のみの返答ですと、
全てが非常に曖昧で、こちらも身の振り方が分からず、大変困惑します。

曖昧かつ狡猾な対応をされ続けますと、こちらは非常に消耗します。
一方的に片想いし続けるほど、貴方を物凄く好きという訳ではありません。
ナルシスト的に、あまりいい気になって勘違いされても困ります。

そもそも貴方の好意をひしひしと感じるからこそ、
私自身もまた、鏡のように貴方との関係を前向きに考えたいと思いました。

応募資格がないので契約社員でお願いします!(既婚者なので友達で)

ご応募頂いた当初の契約社員をご希望との事ですね。
かしこまりました。
それでは契約社員としての二次選考を行わせて頂きたいので、
お早目に日程調整のうえ、ご連絡を頂けますと幸いです。

他の応募者様との兼ね合いもございますので、
お早目に選考にお進み頂きませんと、
大変残念ではございますが、ご縁がなかったということで、
お断りする場合もございます。
悪しからずご了承くださいませ。

つまりは、既婚者という情報のみを、ようやく聞き出しました。
(何故最初から言わなかったのか、その辺に不誠実さを感じます。)

それならば、今後は友達として楽しく関係を構築していけたら良いですね。ただ、友人関係になるか否かにつきましては、
やはり、仕事以外で会って話してみない事には判断出来かねます。

ただでさえ、この度の曖昧かつ狡猾な対応を拝見し、
少々呆れつつ、それは多忙で心の余裕がなくなっていたからだと判断し、
縁を切らずに見守っております。

強い自己愛を感じ、人の心を思いやる事が出来ない方とお見受けしておりますものの、
お仕事でご対応くださっていた時は、そこまで酷くはありませんでしたので、
どこかでまだ、貴方を信じたい気持ちを捨てきれずにおります。

ですが、私は貴方に振り回されて、不誠実な対応にとても傷付いています。
この状況が長引けば長引くほど、双方にとって良い結果を招くとは思えません。

早めに日程調整をして、会って話しましょう。
お互いのために…。

すぐに二次選考に行く決心がつきません!(すぐに会えません)

あの…そもそも、ご応募頂いたのは貴方様の方からで、
だからこそ、こちらも一次選考においては、
わざわざこちらから出向き、「面接」を行わせて頂いた次第です。

すぐに二次選考に来ることが出来ないとの事ですが、
一体いつまでお待ちすればよろしいでしょうか?

ご応募をご辞退される訳でもなく、
このようにただ、無駄に時間だけが過ぎていく状況を、
弊社と致しましては快く思っておりません。

つまりは、そもそも貴方の方から友達になりたいと申し出たにもかかわらず、連絡もままならない状況で、いつ会えるかも分からないとは、どういう事でしょうか?

わざわざこちらから出向き、飲食物を提供し、
貴方と対話をしに行ったのは、貴方からの申し出があったからですよ。

「仕事」で関わっていた頃は、割とコミュニケーションもスムーズに取れていたし、ここまで酷い対応をする人とは感じられませんでした。

何故急に、連絡を無視したり、一言のみの雑な対応をしたりするのでしょうか?
「追わせる」事を意図し、わざと冷たい態度を取る作戦でしょうか?
もし私を試しているのだとしたら、非常に愚かだと思います。

「スピードについていけない。」だけでは、貴方がどうしたいのか?
全く伝わってきません。

私は、貴方に対してのネガティブな感情が日々抑えきれなくなっています。
そしてまた、「無視」という精神的暴力に傷付き、日々消耗し続けております。

元の関係性に戻すことや、関係を遮断することをご希望でしたら、それはそれで結構です。
どのようにお考えなのか、お聞かせ頂けませんでしょうか?

とにかく何も分からない状況で、
無条件かつ無期限で、ただお待ちする訳には参りません。
限られた人生ですから、私は時間を大切にして生きていきたいのです。

そもそも応募してはいけない立場だった(関係性が特殊)

貴方様は「取引先」担当者という関係性の為、
本来は、弊社にご応募頂くべき立場のお方ではございません。

現実問題として、今回の一連の出来事により、「お取引」に支障が出ている状況です。

弊社が「取引先」の貴方様を一方的にスカウトし、
引き抜いたと誤解されれば、弊社は大切な「取引先」を失う事となります。
それを回避する為には、貴方様の方から弊社にご応募された事、
また、今回の一連の出来事を、「取引先」にお話しさせて頂かなければいけなくなります。

お互いの為に、あまり良い事とは思えませんので、
本件について一度、対話にてお話する機会を頂けますと幸いです。

つまりは、仕事で私と対話してきた貴方ではあるけれど、
私は一人のユーザーとして、貴方から適切なサービスを提供して頂けていませんでした。

ある時は立場が逆転したり、サービスを提供する側としては不適切な言動があったりしました。

それらに対してネガティブな感情を持たないようにする為には、
貴方から申し出のあった、友人関係の構築以外に、
良い方法が何も思い浮かびませんでした。

ただし、私は一人のユーザーとしてサービスを受ける権利があります。
貴方が行ってきた事は、友人関係でなければ大変不適切な事ばかりで、
このままですと、私は苦情を申し立てることになってしまいます。

私が一方的に貴方を誘惑し、不適切な関係を構築しようとしたという誤解を受けないためにも、きちんと説明をしなければいけなくなります。

また、ユーザーとしてサービスを受けられなくなってしまった事について、
非常に不自由を感じております。

せっかく縁あって、楽しく友情を育んでいこうかという状況でしたのに、
それはあまりにも残念であり、お互いの為にならないので、
一度、きちんと話す機会を頂けませんか?切実にお願いします。

応募は無効とします。(個人的な関係は遮断します)

何度も申し上げました通り、
他の応募者様との兼ね合いもございます為、
貴方様お一人の為に、これ以上時間を割くわけには参りません。

弊社規定の期間内にご返答を頂けませんでしたので、
大変残念ではございますが、ご応募については無効とさせて頂きます。
ご応募頂きまして、誠にありがとうございました。
今後のご活躍を心よりお祈り申し上げております。

つまりは、複数回対話を望んだにもかかわらず、ご対応頂けず残念です。
もう限界です。これ以上、貴方に振り回される訳には参りません。

貴方とは友達にはなれません。
曖昧かつ狡猾な対応をされ続け、心身共に消耗しつくし、
この先も、良い関係が構築できるとは思えません。

私なりに、貴方のペースに合わせようと努めましたし、
たくさんたくさん譲歩もし、時間を掛けて向き合ってきました。

意思表示を明確に出来ない、内向的なタイプのお方がいらっしゃることは承知しておりましたものの、
ここまで不誠実な対応をされる方だとは想定外でしたので、大変驚きました。

そもそも、貴方からの申し出がなければ、
また、貴方の個人的な好意を感じなければ、
「仕事上の付き合い」としての関係を維持し、「ユーザー」として以外で、
貴方に興味を持つ事はありませんでした。

友人関係にしても、恋愛関係にしても、
やはりスタートラインに立つ為には、お互いを知ることからだと思います。
貴方の事を何も知らず、ユーザーとしてのこちらの情報だけを知られている状況は、非常に居心地の悪いものでした。

私は貴方の一方的なファンではないので、勘違いされても困ります。
貴方の不誠実な対応により、大変傷付きました。
これ以上傷付くわけには参りませんので、個人的な関係は遮断します。

「取引先」としての関係をどうするか(ユーザーとして発生した不自由さ)

貴方様とは「取引先」という関係性のため、
今回のご応募については無効とさせて頂きましたものの、
今後のお取引につきまして、ご担当者様をご変更されるのか?
もしくは、引き続き貴方様がご担当されるのか?
どのようにご対応されるおつもりか、ご連絡を頂けませんでしょうか?

なお、他のご担当者様に引き継がれる場合は、
今回のご応募に関する一連の事につきまして、
全く口外しないという訳には参りません。

そちらの件を含め、今後どのようにされるのか、
ご検討頂き、ご連絡頂けませんでしょうか?

つまりは、一連の出来事により、ユーザーとして大変不自由な状況が発生して困っています。

個人的な関係を遮断しても、サービスを提供する側の窓口に、
どうしても貴方が関わってきてしまいます。

その事こそが、私の何よりの困りごとです。
私が何度も対話を望んでいたのは、貴方に惚れ抜いて、どうしても貴方に会いたくて、貴方と話したくて…という事ではございません。
いい加減、自惚れて、いい気になるのはお止め頂きたいです。

貴方との対話を望んだのは、この複雑な関係性を鑑み、
双方にとって、最善の落としどころを見出したいと考えていたからです。

そうでなければ、とっくに連絡を絶ち、
迷わず関係を遮断したことでしょう。

貴方が対話から逃げ続け、ただただ無駄に時間だけが過ぎていきましたが、
この問題だけは、最後に残った避けられない問題です。

私が一切口外せず、苦情も言わず、
ただただ黙って立ち去るという事は出来ません。
貴方にとっては、それが一番都合が良いのでしょうけれど、
私には一人のユーザーとしての権利があります。

貴方が一対一での個人の対話から逃げ続けるのならば、
私自身もこれ以上苦しみ、これ以上不自由な状況を継続する訳には参りませんので、しかるべき対応をさせて頂きます。

最悪の結末

先方が、最後まで個人で向き合う事から逃げ続けた事で、
一連の問題が公となり、双方にとって最悪の結末を迎えることとなりました。

せっかく縁あって、良い関係になれたら…と思った方でしたが、
同時にユーザーとしては、この上なくネガティブな感情を抱き続けていました。

先方に対してのネガティブな感情を認め、
それを第三者に伝える為に、文章で記述したことにより、
私の脳疲労は限界を超えてしまいました。

今思えば、ネガティブな感情を持った時点で、
しかるべき対応を行うべきでした。

出来るだけ、人に対してネガティブな感情を持たず、
目の前に居る人を愛し、最善策を考え、関係性を模索するのが私です。

今回は、それが最悪の方向へ向かってしまいました。

では、どうすれば良かったのでしょうか?

・そもそも「応募」するべきではなかった。
・「契約社員」への応募を軽く考えすぎていた。
・「ぜひ正社員に」の申し出をキッパリ断るべきだった。
・「応募」したのなら責任を持って誠実に対応するべきだった。
・何をどうしたいのか?伝える努力をするべきだった。
・不誠実な対応により、どのような結果を招くのか考えるべきだった。

これらが先方の過ちです。

・「応募」を受入れるべきではなかった。
・一歩進んだ関係を求めるべきではなかった。
・先方が仕事で関わっていた頃のような対応を期待してしまった。
・もっと早く見切りを付けるべきだった。
・もっと早い段階で苦情を伝えるべきった。
・利他的に考え過ぎず、もっと自分を大切にするべきだった。

これらが私の過ちです。

私に襲い掛かった不調

私はサヴァン症候群の一種で、まるで脳内に大容量の録画機能が搭載されているかのような、特殊な記憶力を持っています。
瞬間記憶能力(カメラアイ)に付随するもので、特に人との対話において、
視覚と聴覚で記憶した物事については、基本的に忘れることはありません。

詳しくは、以前こちらのこちらの記事で書きましたので、
あわせて御覧頂けると嬉しいです。

日常的にはその能力をコントロールし、
記憶データを呼び起こさず、心の奥底に眠らせておくことで、
穏やかな日常生活を送る事が出来ています。

ただし、今回のように必要に迫られ、記憶の引き出しを開ける事があります。
第三者に伝えるために、脳内で数ヵ月分の会話の再現が繰り広げられ、
その情報を時系列順に整理して記述し、
口頭でも伝えた事で、脳疲労のピークを超えてしまいました。

一度開いてしまった「記憶の引き出し」は、
なかなか心の奥底に収まってくれず、
暫くは脳内での情報処理が追い付かず、大変なことになっていました。

日常的に脳内に情報が溢れ、パニック状態となりました。
脳内に数ヵ月分の「言葉」や「映像」が溢れ続け、
その情報量の多さに心が休まらず、不眠に悩まされました。
つまりは、脳のオーバーヒートにより、鬱状態に類似した状況に陥ってしまったのです。

それでも何とか、再び心の奥底に綺麗に収納し、
心穏やかな日常生活を取り戻す事ができました。

今回の事で学び得た事も大きく、
今後の自分の糧とすることが出来ました。

おわりに

今回、私が強く感じた事は、
ネガティブな感情を否定する必要はないという事です。

全員に愛されようと思わなくて良いし、
全員を愛そうと努めなくて良い。
今後は「嫌い」という感情を恐れずに生きていきたいと思います。

自分の親に対しても、なんとかネガティブな感情を持たないように努め、
「親だと思うから腹が立つのだ」と考え、
親だと思わず、「知り合い」程度の距離感で接するように工夫しています。

親との関係については、こちらの記事で書きました。

今回も、自分が「ユーザー」だと思うからネガティブな感情を持つのだと思い、そうではない関係を模索しましたが、
結局のところ、どちらかが消耗する関係は上手くいかないのです。

GiverとGiverが組み合わされば、最高の相性となり、
愛を与え合い、循環し合える、素晴らしい関係を構築することができます。

ただし、GiverとTakerの組み合わせは最悪で、
Giverが消耗し続ける関係となります。

そしてまた、その関係に固執すれば、共依存関係となり、
泥沼化してしまいます。

早期に気付き、関係を遮断出来たことで、
再び心の平穏を取り戻す事が出来ました。

今回得た学びを糧とし、今後も愛を与え合える人だけを大切にしていきたいと思います。

長文を最後までお読み頂き、ありがとうございました。

※プライバシー保護の為、あえて間接的な表現をしております。
具体的な記述が出来かねます為、事実を少々要約した内容となっております旨、ご了承頂けますと幸いです。
なお、あくまでも私の主観で書きました。
ご先方様にはご先方様の言い分がおありかと存じます。
私は過去の出来事を、出来るだけ楽しくポジティブな記憶となるよう、
「記憶の昇華」を目的としてこの記事を書きました。
大変短い間ではございましたが、私と関わって下さいました、ご先方様と関係者の皆様の今後益々のご活躍を、心よりお祈り申し上げております。




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