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社会人の勉強を考える―メンタルブロック編

皆さんは、「社会人からの勉強」についてどのように考えていますか?

私は、10年近く社会人からの勉強=仕事に関係のある勉強と捉えてきました。

というのも、ずーーっと勉強に対して苦手意識を持っていたからなんです。

そんな私が、仕事に関係ないファイナンシャル・プランナー(FP)3級に合格することができました🎊

なんと、仕事に直接関わりのない資格取得の勉強をするのは、社会人になってから初めてで…!

今日は、そんな私がどうやって勉強に対する苦手意識と向き合うことができたか?をテーマに3冊の本をご紹介します🍀

前編「メンタルブロック編」でご紹介するのは、『父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。』です📖


メンタルブロックは自己否定から

①受験勉強の挫折

まず、私がなぜ勉強に対して苦手意識を持つようになったか?簡単にお話したいと思います。

簡単に言うと、「大学受験の挫折を、大人になってからも引きずっていた」ということみたいです。

自分の人生で、初めての大きな挫折が当時のセンター試験(現:共通テスト)の失敗でした。

第一志望は「E判定」。後期試験(面接)で何とか合格できたものの(※センター試験の配点が異常に少ない試験だったので)、入学後は「面接で合格できたって、あんまり言わないほうがいいよ」と、当時の彼氏からくぎを刺されるような状況で😂

自分で自分を「私は勉強できないから」と否定し、呪いをかけるようになっていきました。

②ダメな自分をこれ以上否定したくない

そして、社会人になってからの私は、周りと比べて「自分はダメだ」と否定するループにはまっていきます(しかも、このことに気付いたのはつい最近。気付けて本当に良かった😊)。

「編集者になりたい」けど、社会人生活は営業職としてスタート。

編集者になってからも、「頑張りが足りない」と自分を認められず…。

自分を否定するきっかけになるものを、無意識に除外して生きてきました。

例えば、お子さん向けの英語教材の編集者をしていた時は「TOEICを受験しよう!」と思ったけど、「たぶん私なんかが受験しても、点数取れないよ」とメンタルブロックを発動。

「私は勉強できないから」の呪いは、10年近く続いていきます。

父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。

そんな私が、どうして急にFP3級を受験しようと決意したのか?

1番の理由は、『父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。』の読書会での気付きでした📖

「無知は幸せ」という言葉にハッとしたんです。

本書では、映画『マトリックス』に登場する「HALPEVAM」(仮想現実に人類を閉じ込める機械)の話に触れています。

世界と衝突し、葛藤を経験することで、人は成長する。
HALPEVAMは人間に奉仕するために開発されたとしても、結局は人間をディストピアの中に閉じ込め、人の嗜好を固定してしまい、その中の人間は成長も発展も変身もできない。

無知=幸せ?そんなの嫌だ

自分の見たいものしか見ない世界で生きていく、つまり、無知は幸せかもしれません。

一方で、著者はこんな風に述べています。

満足と不満の両方がなければ、本物の幸福を得ることはできない。
満足によって奴隷になるよりも、われわれには不満になる自由が必要なのだ。

父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。

「私は勉強できないから、よく分からないから」

そんな風に自分を否定して、無知で生きていくのは嫌だ。

自分を変えるために、仕事とは直接関係ないFP試験を受験することにしました。

自分で自分を肯定するために勉強する

FP試験の受験を通じて、自分の勉強に対する苦手意識の背景には、自己否定があったんだと気付かされました。

そして、あんなに避けてきた勉強が、自分の場合は自身を肯定することにつながりました。

もし、自分と同じように「自分を認められない」と感じている方がいらっしゃったら、無理にその思考を変えないと!と思わないで欲しいです。

きっと、これは思考のクセのようなもので、どんなに周りから「もっと楽に考えればいいじゃん」と言われても、すぐに切り替えられるものではないからです。

幼少期の経験や家庭環境などからつくられた思考だから、そんな簡単に変えられるものではありません。

だから、まずは、勉強に限らず、自分を肯定するために行動することを選んでみませんか?

最後までお読みいただき、ありがとうございました🍀

※続く後編では、試験勉強に関する本を2冊ご紹介します📖

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