生後3日で手術して12年間通院したけど「僕はかわいそうじゃないよ」と伝えたいこと
生後3日で手術して12年間通院したけど「僕はかわいそうじゃないよ」と伝えたいこと
最近昨日ウェブマガジンのインタビューを受けて思ったことを書きます。
先天性の病気だけどかわいそうじゃないよ
インタビューをしてくれた人は、もともと医療関係の仕事をしていて、病院でも勤めていた経験がある人でした。
このインタビューは、ダイビングの事やホスピタルアートのことを知ってもらいたいために受けたのですが、その方はホスピタルアートのことを知らなかったです。そう、わかっているけど、医療関係の人ですら、ホスピタルアートの存在ってなかなか知らないんですよね。
なので、今ホスピタルアートとして病院で展示をどんどんしているけど、知ってもらうための認知活動も日々しています。
SNSで発信したり、ブログを書いたり、こうやってインタビューを受けたりして。
動画で受けたので、編集して公開されるので、また公開されたらここでお伝えしますね。自分の動画とかは全然好きじゃないけど、知ってもらいたいのでトライしてみました。
インタビューを受けていていろいろ話したのですが、その中で自分の闘病経験とかを話すと、「すごい」とか、「大変な経験ですね」というようなニュアンスのことを言われたのですが、僕は「全然凄くないし、大変でもないです」と言いました。それにちょっと驚いていたのですが、僕にとっては生まれてすぐに手術をしてずっと病院に通っていたこの生活が当たり前で普通なんですよね。僕はこれ以外の子供の頃の生活を知らないし、僕にとってはこれが普通。
だけど、こういう経験をしていない人にとっては、この僕の普通が普通ではないんですよね。普通って人によって様々。
自分が先天性の病気を公表している理由
日本中の病院で、ホスピタルアートをしたいなぁとずっと思っているけど、この活動する上でなぜしているかと言う理由を話すときに、やはり自分の昔の経験を話さないといけないので話しているけど、何も僕はすごいとかかわいそうとか思って欲しいとは考えずに話しています。
まあ、全然興味示されないよりも、すごいとか言ってもらったほうがうれしいけど笑笑
もちろん、日本中の病院で、普及したら素敵だなぁとすごく思っているけど、僕はこの活動がすごく楽しいしワクワクしています。
展示をした先の病院から患者さんの声を聞いたりしたら、やっぱりめちゃくちゃ嬉しいし、またやろう!!と思います。
こういう声やこういう思いを大切にしたい。
まぁ、この活動を知ってもらうためなら、いくらでも自分の過去の経験を話すけど、僕は前を見てワクワクしているし、楽しいからこの活動をしているのが大きいです。
だってみんなめちゃくちゃ喜んでくれるし、こんなやりがいってほんとなかなかないと思う。
そんなここんなで今日も頑張ります!
今は国立奈良医療センターや大和徳洲会病院などでダイビング中に撮影した水中写真や映像をホスピタルアートとして展示中。
ホスピタルアート活動についてはこちら
今月からまた神奈川県の病院で新たにホスピタルアートの展示開始します。
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