#43 ~内向タイプの心のゴミ問題を減らすためのSDGs?~
昨日こんな記事を見つけました!
才能ある子もそうでない子も幸福にしない「日本の義務教育」というシステム【引用:Microsoft start】
後半にリンクを張りますが、平均的なレベルの子供に合わせた教育システムで生きやすいのは平均的な子供たちだけと言うもの。
たしかに。
そこから外れてしまった子供たちは割を食うことも多いですね。
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一口にギフティッドチャイルドと言っても、そのタイプは十人十色!
アカデミック、スポーツ、芸術、リーダーシップなど、才能が出る分野も違えば、性差や内向的か外交的かなど、タイプによって多少困り感も違うように感じています。
今日は内向タイプのお話し。
・周囲の状況をよく見ている
・相手の気持ちを考える
・優しい
・精神年齢が高い場合が多い
・深い考えを持って居る etc...
長所も多い内向的ギフティッドですが、
「外交的で声が大きくてハキハキしている子供が良い」と思われがちな義務教育では、どうしても割を食うことが。
・良い意見があっても通らない
・遠慮がちなため自分の順番が回ってこない
・困りごとがあっても気付かれない
また、男子の場合は更に、
「男のくせにはっきりしない」などと言われたり、精神年齢が高い女子の集団には性差で入ることが出来なかったり、過酷なことも。
それでなくてもマッチしにくいギフティッドチャイルドの学校生活。
更に割を食うことで、様々なことを諦めざるを得なかったり、
否定され続けることにより、自己肯定感が下がったり、
人を助けるばかりで、自分の困りごとをは言えなかったり、
心にゴミや問題が山積みになって行く場合があります。
ただ、これはシステム的な問題もあり、子供だけの責任では無いのでは?
割を食って苦しんでいるこのタイプの子供を潰さないためには、
周囲の理解と、子供の気持ちを吐き出させる機会が大切。
これはある意味、輝く子供を増やすためのSDGs!
では、このタイプの気持ちを引き出すために大切なこととは?
・信頼関係
ギフティッドチャイルドは基本的に自分と他人への期待が高いため、求めるレベルもちょっと厳しめ。
彼らの気持ちを聞くためには、まずは信頼関係の構築が必須です。
・話し出すのに必要な時間を与える
彼らが話し出すのには3つのハードルを越える必要があるように感じています。
1.罪悪感のハードル
「困りごとや愚痴を言うと相手に悪い」と感じてしまう
2.気持ちのハードル
ある程度、気持ちと頭で整理がついてからでないと話せない
3.完璧主義のハードル
ギフティッドチャイルドは、基本的に完璧主義。
自分の困り事の話しでも「正確に簡潔に最適の言葉で」と、頭の中にある膨大なボキャブラリーから最適解を選んでしまうことも。
そのため、話し出すのに更に時間がかかることがあります。
彼らには準備の時間が、関わる大人は根気が必要!
・「大丈夫?」以外の言葉を使う
この言葉はよく使われがちですが、
気を使うタイプの子供にこの言葉を投げかけてしまうと、大丈夫でなくても「大丈夫!」と答えてしまうことが。
聞き方のスキルを上げることも大切です。
・話し始めたら最後まで聞く
集団生活で、よくこんな場面ありませんか。
なかなか状況や気持ちが言えない子供がやっと話し始めた時に、
周囲でもめ事が起こったり、誰かが泣き始めたり、横から話しを取られてしまうこと。
保護者や先生は慌てて、泣いている子供や主張している子供の方に行ってしまって尻切れトンボになってしまう。
やっと自分の気持ちを伝える準備をしたにもかかわらず、取り残された子供はどう感じるでしょう。
なけなしの勇気は無駄になり、
頭の中は膨大な言葉であふれ、不完全燃焼。
自分と相手に失望し、
その失敗体験で、ますます主張できなくなってしまうなんてことも。
私は仕事柄、様々なタイプの子供に接していますが、病気やケガでない限り基本的には順番を守るようにしています。
大泣きしたり大騒ぎで主張する子供よりも、
その場で自分を抑えてしまう子供の方が、大きな問題を抱えている場合もあるからです。
このタイプの子供は、いつも自分を後回しにして我慢していると言うことを心に刻んで、周囲の大人は最後まで話しを聞ききることが大切と感じています。
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まとめ:内向的で、自己主張が苦手な子供たちは、集団生活では永遠に回ってこない順番を待っているようなもの。
主張が出来る子供の声だけでなく、
内向的な子供の小さな声にも、
時には耳を傾けていく必要があるのではないでしょうか!
才能ある子もそうでない子も幸福にしない「日本の義務教育」というシステム【引用:Microsoft start】
ギフティッドチャイルドの子育て、不登校、留学を通して我が家が選択してきたアレコレを綴っています。
#29 ~「お母さんから学びました」VS「先生を育ててあげてください」~
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