#29 ~「お母さんから学びました」VS「先生を育ててあげてください」~
私が学校の面談時に、必ず言われた言葉です。
アレルギーもギフティッドも、我が子は時代より半歩前を生きている子供。
本当に残念なことに、我が子の何年後かに、その常識が社会で当たり前になるのです。
苦労して切り開いてきた道が、もともとそこに存在したかの様な顔をして現れる。
そんな経験を何度もしてきました。
現在では常識のことが、常識になるその前、
私は我が子が進学する度、進級する度、先生方と面談をする必要がありました。
学校の先生とお話しするのは、それでなくても気を使いますよね。
その上、長子の場合は学校とのつながりも無いので、
下手をすると、お互いの「人となり」もわからない初対面の相手。
その先生に保護者の立場から、ご存知でない概念を知ってもらう必要があるのです。
ハードル高くないですか?
「先生と保護者が仲良しなのが子供のため」
私は尊敬する先生の上記の言葉に賛同していたため、
良い関係を築けるよう、面談時には色々努力しました。
・先生への感謝の気持ち
・笑顔と丁寧な言葉使い
・エビデンスとなる資料
・先生のプライドを傷つけない、あくまでも先生自らに気づいていただけるような構成
で、結論としては!
わかってくださる先生はわかってくださるし、そうでない先生もまたしかり💦
その際、必ずどちらかの言葉を言われるのです。
「お母さんから学びました」
これは勿論、人格者の先生の場合。
私は我が子の学校生活で、何人か本当に尊敬できる先生と出会いました。
そんな先生方に共通しているのは、謙虚さだと思います。
謙虚さ、卑屈さ、慇懃無礼さは、上っ面の丁寧さはちょっと似ているように見えるけど全然違う。
私が出会った謙虚な先生方は、みなさん余裕があって賢い方でした。
余裕があるから、新しいものも受け入れられる。
賢いから、知らないことを恐れずに学ぶことが出来る。
この先生方との出会いは本当にギフトでした。
「お母さん、先生を育ててあげてください」
これは保護者と言うだけで警戒、または拒絶する気満々の場合に、
同席してくださった他の先生がおっしゃる言葉。
・高圧的
・話しを聞く気が無い or 「聞いたこともない」から一歩も出ない
・周りの先生に同調を求める
そんな面談での徒労感。
我が子を傷つけることが確実な先生のもとに、通わせなければならない絶望感。
その場合、同席した先生が申し訳なさそうにおっしゃるのです。
「お母さん、先生を育ててあげてください」
「いえいえ、上司や同僚の先生が育てられない先生を、保護者に育てることが出来るでしょうか?」心の叫び!
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状況を改善するのは私の仕事!
ただ、先生のお仕事はそれでなくても激務。
ご自身の身体やメンタルに不調を抱えている場合もあり、
「これ以上の仕事は勘弁!」と言う気持ちになることも理解はできます。
私は、毎年の役員、ボランティア、雑務のお手伝い、お悩み相談など、
先生のご負担を減らすことで、少しずつ理解者を増やしていきました。
これには多くの「成功事例・しくじり談」があるので、また後日ご紹介しますね。
大人以上に長く重要な子供の1年間!
毎日の生活の質によって人生が変わってしまうこともあります。
保護者はとにかくタフに行きましょう(^^♪
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ギフティッドチャイルドの子育て、不登校、留学を通して我が家が選択してきたアレコレを綴っています。
#28 ~ギフテッドフォーラム!大人の手習いでアニメーション~
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