欠損フェチのよしなし事(魔改造マカマカ)

欠損フェチです。

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最近の記事

欠損フェチはミロのヴィーナスをどう思ってた?

両腕が無いと言えば「ミロのヴィーナス」であるが、欠損フェチとしてこれをどう思っていたか、という話。 確かに、子供の頃から「ミロのヴィーナス」という両腕のない石像があるという事は知っていた。 ただ、その時点では「壊れてるんだから仕方ない」ぐらいにしか思っていなかった。 しかし、インターネットが発達して以降、ミロのヴィーナスが「両腕が無いからこそ美しい」という見方があるということを知った。 それは、清岡卓行「手の変幻」(講談社文芸文庫)。 冒頭に曰く、「ミロのヴィーナスを

    • おへそを出してると雷様に取られるよ

      子供の頃「おへそを出してると雷様にとられるよ」と言われたのは、あれは何だったんだろう? 何かの民間伝承とかだったのだろうか。よくわからんな。 ともかくも、2000年代中盤というのは、欠損フェチにとっては集まる場のない「空白の時期」であったのだが、中国の賃金水準が決定的に低い頃で、1/6や1/8のフィギュアがものすごい数出回っていた頃だった。 そんなフィギュアが少しでも腕なんか出してたら、マカマカさんが放っておくわけがない。 「腕なんか出してるとマカマカに取られるよ」

      • 欠損フェチでもつらいニュース

        朝、Twitterで「右腕切断手術」などというワードがトレンドにあるので、何事かと思ったら、佐野慈紀という元プロ野球投手が糖尿病による壊死のために右腕を切断すると。 佐野・・・投手・・・? あの近鉄のハゲの投手? そうか・・・そういう状況になっていたのか。 いくら欠損フェチだとはいえ、こうしたニュースを喜べるほど倫理観が欠如しているわけではない。 たとえ手足を切断するのが若い美女だったとしても、同じだっただろう。 不自由な中にあっても、佐野氏の今後の人生が、その輝か

        • 欠損フェチだが乙武さんは応援できなかった

          自民党の裏金問題で揺れる中で、3つの選挙区で衆議院議員の補欠選挙が行われた。 ・柿沢未途(自民)が公職選挙法違反で逮捕され議員辞職した東京15区。 ・細田博之(自民)が死去した島根1区。 ・谷川弥一(自民)が裏金問題で議員辞職した長崎3区。 自民党の裏金問題というタイミングでもあり、自民党政治への審判という意味合いも持った補選であった。 それが証拠に、東京15区・長崎3区では公認候補を出せなかった。候補者すら立てられる雰囲気になかったのだ。 唯一自民候補を擁立した「保守王

        欠損フェチはミロのヴィーナスをどう思ってた?

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        • (2010年代)潮目が変わった時期
          2本
        • (2000年代後半)空白の時期
          1本
        • (2024年以降)いま思うこと
          5本
        • (2000年前後)インターネット草創期
          3本
        • (前世紀)インターネット出現前
          6本
        • (2020年前後)カジュアルにフェチと言える時代
          0本

        記事

          乙武さんが欠損フェチを理解してくれた

          2011年7月、片山真理さん達により「切断女の夜」というイベントが開催され、身体の欠損や義手・義足を魅力的なものとして見るという流れが確立していく萌芽になったのではないだろうか。 「不謹慎ですが、魅力的な義足ですね」と出演者にコメントを送ると「何がどう不謹慎なんですか?魅力的なら魅力的だと言ってください」と返された。 いよいよ、堂々と「義手や義足は魅力的」と言える時代が来たのだ。 この流れは、既に「五体不満足」を出版し、有名人としての地歩を固めていた乙武さんにも及んだ。

          乙武さんが欠損フェチを理解してくれた

          テレホタイムは伝説の掲示板「MOON BASE」

          最初のインターネットはアカデミシャンのものに過ぎなかったのが、爆発的な広がりを見せ、ミレニアムの頃には広く人口に膾炙するようになった。 それで、多くの個人サイトや掲示板が発生することとなった。 それをどうやって知ったのか、切断好きの人たちが集まる掲示板「MOON BASE」を見つけた。 最初はExciteかどこかの掲示板サービスでやってたような気がする。 自分もそうだったが、「世の中にこんな趣味を持っているのは自分だけだと思っていました」と自己紹介をした。 その後入ってく

          テレホタイムは伝説の掲示板「MOON BASE」

          AIに聞いてみた「欠損フェチは不謹慎?」

          世は挙げてAIの時代。 裁判所に出す被告の反省文まで弁護士がAIに書かせるというのだから、ものすごい時代になったものである。 (個人的にそれが良いことだとは思わない。おそらくは一生懸命反省文を書いたとしても裁判所側に「どうせAIにでも書かせたんでしょ」と解釈され、情状酌量を狙う資料としては軽んじられていくのではないかと思う) それはともかく、AIに「欠損フェチは不謹慎か」ということを聞いてみることにした。 その結果・・・ う〜ん。何だか月並みな回答が来た。 考えてみれば「

          AIに聞いてみた「欠損フェチは不謹慎?」

          恋した女性は義手だった

          なにぶんにも母が教育ママだったもので、小学生の頃からいろいろな本を読まされたものである。 図書館から色々な本を借りてきたものだった。 その中で、大瀬しのぶというハゲのローカルタレントの自叙伝もあった。 昭和の末頃、いろいろなローカルCMに出ていたので、当時の故郷の人の間では有名な存在だったはずだ。 YouTubeで残っているのはこのくらいだろうか。 しかしトレードマークのハゲがこれでは分からない。 ともあれ、本自体は昭和60年に、芸歴30年を記念して出版した本なのだとい

          実在するなんて信じたくない

          中学校1年生のころ。 友達の家に遊びに行ったら、「中1コース」という雑誌があったのでなんとはなしに読んでいた。 そしたら、美談系の記事があった。 いわく「片足の切断に負けず頑張る卓球少女」 何でも、大分県に住んでいる女子中学生で、交通事故で片足を失ったのだという。 しかし、中学校では卓球を頑張っているのだという。 写真を見る限りでは、子供の頃は モンチッチみたいでもっさりしている感じだが、中学校の写真だと、 ショートボブで可愛らしい感じだった。 その大分の中学校の同

          広末涼子よりも遠い存在

          インターネットが始まった頃、欠損フェチがどうやって情報を得ていたかというと、切断障害者向けのサポートサイトしかなかった。 掲示板では義肢ユーザーが「どんな義足がいいか」「義足でどんな生活をしているか」など、情報のやりとりが交わされていた。 カリスマ義肢装具士が運営している義足ユーザーによる陸上チームの話題もあった。 その中には女性だっている。 かといって、自分は別に義肢装具士でもなければリハビリ関係者でもない。 声をかける必然性なんてどこにもないのだ。 必然性もないのに女

          あの子を見習いなさい

          小学校の頃。 身近に欠損の子がいなかったわけではない。 彼は小学校の1年先輩だった。 左腕が手首から先が無く、生まれつきだったようで手首の先にイボのような突起が3つぐらいついているような感じだった。 ちょうど義手ギタリストのLISA13さんみたいな感じ。 もう少し断端が短かかったかも知れない。 彼は1年先輩で、サッカーやドッジボールも上手いスポーツ少年だった。 学校では、彼の左手がないことは、何となく「触れてはいけないこと」のようになっていた。 で、母は言うわけです。

          最&高

          きゃりーぱみゅぱみゅが第1子妊娠というニュース。 マライア・キャリーはMariah Careyだから、きゃりーぱみゅぱみゅを略したらCPPになるのかと思ったら「KPP」なのだそうな。 それはともかく、こちらのフェチとどう関係あるのかというと、「最&高」のMVが義手っぽくなってるのだ。 ミロのヴィーナスも出てきたり、KPP本人か映像監督がこっち系のフェチだったりしないか? 「にんじゃりばんばん」でもコブラのサイコガンみたいになってたりするし・・・

          欠損フェチの見た「スチュワーデス物語」

          氷河期世代なので、「スチュワーデス物語」は小学校低学年の頃にリアルで見ていた。 この頃から、洋品店のトルソーにときめいたり「Dr.スランプアラレちゃん」の首が外れるのを見てときめいていたのだが・・・ なんといっても新藤真理子(片平なぎさ)が両手の手袋を歯で引き抜いて、 「浩、これを見て!この両手はあなたにもぎ取られて義手になったのよ!」 この時点では、この新藤真理子の義手に何か思うということは特段なかった。 「スチュワーデス物語」について思っていたのは、以下の通りだっ

          欠損フェチの見た「スチュワーデス物語」

          欠損ハーレム!

          去年の10月、欠損バーでクラウドファンディングを募集しており、自分も冬になればボーナス入るしと思っていたので、6ケタの金を醵金することとした。 その返礼として、過日ハーレムをしてもらうことにしたのだ。 それで、この日は貸切営業である。 女の子はハルナちゃん(RAE)、るなちゃん(両手指)、すずちゃん(LBE)、はんぺんちゃん(LBE)。 女の子に1杯ご馳走する度に、すずちゃんの義手に千円挟み込んでいく懐かしいスタイル。 女の子たちの話題は主に以下の通り。 ・手の欠損

          欠損フェチ、初めて世界中とつながる

          「インターネット」なるものに初めて触れたのは大学生の時で、大学の電子計算機室だったと思う。 1996年とか1997年とかそのくらいの頃。 今考えれば、それほど情報が多かったわけでもない。 どのページも、今でいう阿部寛のホームページのようなチャチなテキストサイトばかりだった。 そして、お定まりのようにYahooやODINなどで「義手」「義足」について探すのだが、日本語のホームページだと障害者サポートのページばかりで、お目当てのフェチ心を満たす切断の若い女性なんて見つからない

          欠損フェチ、初めて世界中とつながる

          傷痍軍人さん

          インターネットが発達してから他の欠損フェチの方と話す時、原体験として出てくるのは「傷痍軍人さん」である。 傷痍軍人さん自体は、見たこと自体はある。 それは、昭和60年前後の「博覧会ブーム」の頃だったと思う。 県庁所在地郊外の流通センターで、何かの地方博覧会があった。 その時、駐車場に白い着物を着た、片手がフック義手のおじさんがいたのだ。 子供心にも、その暗く不気味な雰囲気は感じたものだった。 ただし、それを「傷痍軍人」と呼ぶことはその時は知らなかったが。 ただ、この