ASD妻 「もったいない」より「楽」を優先する家事の工夫
洗濯機と食洗機の適量で悩む妻
我が家では、洗濯機と食洗機を日々フル活用していますが、妻は時々、これらを使うタイミングで悩むことがあります。
例えば、洗濯物や食器が少ない日に、妻はこんなふうに考え始めます。
「これだけの量で回すのはもったいないから、もう少し溜めたほうがいいのかな…?」
「溜める場合、適量になるのはいつだろう…?」
「シンクに残した洗い物の食器を猫が舐めにきたらどうしよう…?」
「次回洗うときに量がオーバーしてしまったら、また中途半端な量が残ることになるな…」
「それに汚れたまま放置するのも気持ちが悪いし…」
「だったら今回してた方が良いのかな…」
こうした悩みが頭の中でぐるぐると巡り、放心状態となってしまうのです。
ASD特性とイレギュラーな状況へのストレス
妻にはASD特性があり、決まったタイミングで家事が進められないと、ストレスを感じやすいようです。
イレギュラーな状況が生じると、どの選択肢が正しいのかを深く考えすぎてしまい、家事を楽にするための家電でさらに疲れてしまうことがあります。
ただ、最近では妻も「日常的な家事は、あまり深く考えすぎないほうが楽に過ごせる」ということに気づき始めています。
「迷ったら、回す」というシンプルなルール
最近、我が家では「迷ったら、回してしまう」というシンプルなルールを取り入れるようにしています。
「もったいないかも」や「適量じゃないかも」という感情よりも、「汚れ物が溜まるストレスを解消する」ことをルール化することで、妻の気持ちが楽になってきたのです。
家事は毎日のことなので、無駄を気にしすぎるよりも、自分にとって楽な選択をするほうが、ずっと快適に暮らせます。
これからも、こうした迷いやストレスを減らす工夫を続けていきたいと思っています。