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人類が残した負の遺産

2023年11月14日 晴れ

2ヶ月前に契約してみたNetflix。

ズルズルと契約したままだが、そのオリジナル作品の面白さは伊達じゃない。さすがの資金力か。

昨日は、『THE DAYS』を、思わず明け方までぶっ続けてで観て、生活リズムを乱してしまった。

『THE DAYS』(ザ・デイズ)は、2011年に起きた福島第一原子力発電所事故を政府、電力会社、原発所内の3つの視点から描く連続ドラマ。

東日本大震災は、まだまだ記憶に新しいが、そのとき実際に原発で起きたことと、原発のその後について、そういえば、詳しく知らないと思って興味をひかれた。

企画・脚本は、増本淳さんという方で、この動画で知ったが、元々フジテレビで、『白い巨塔』『救命病棟24時』『Dr.コトー診療所』『コード・ブルー』など、名だたるドラマを手掛けられていた方だそう。

いやぁ、私、『救命病棟24時』と『Dr.コトー診療所』が大好きだったんだよなぁ。高校〜大学生の辺りだったと思うんだけど、懐かしい。

さて、『THE DAYS』の最初の2話くらいは、子どもたちも一緒に観た。

東日本大震災の恐ろしさがリアルに描かれているので、子どもたちは「怖い。夢に出るからやめて」と言っていたが、事実に目を背けるのも違うだろう。

これから必ず起こる(?)と言われている、首都直下型地震についても子どもたちと話してみた。

長女が「地震起きたら、津波くる?」と言うので、もちろん津波は発生するかもしれないが、いま我々が住んでいる地域にはこない。

ただ、ライフラインがとまって、大変なことになるのは間違いないということ、それがわかっていながら、ほとんど何も備えていない私は、バカだということを伝えた。

子どもたちの頭は、おおいに混乱したことだろう。
しっかり備えなければならないと改めて。

で、その後、一人で最後までドラマを観て、感じたことはたくさんあるが、ネタバレになってしまうから当然書けない。

とにかく、政府、電力会社、原発所、それぞれの立場で、とても丁寧にドラマが描かれていて、非常に考えさせられるものがあった。

当時、現場で、こんなことが起きていたとは、露知らず。
それを伺い知れるこのドラマは、とっても貴重な作品でしょうね。
役所さんをはじめとした、俳優陣もほんとに素敵です。

しかし、考えさせられますね。
地球、生物、エネルギーのこと。

まず間違いないのは、我々は、高度成長期の価値観をいつまでも引きずっていて、いいわけないってことだと思うけど、教育一つとっても、なかなか変われないところをみると、一筋縄ではないってこと。

そういえば、上記の動画でも話に出ているけど、原発事故から12年、廃炉に向けた作業が今も続いているわけですが、炉心溶融(メルトダウン)によって溶け落ちて固まった核燃料(燃料デブリ)の取り出しは、いまどのくらい進んでいるか皆さんは知ってますか?

いま、2号機の格納容器から燃料デブリを試験的に取り出す準備を進めているような状況で、その量は、200トン以上ある2号機の燃料デブリのうち、わずか数ミリグラム程度になりそうなんですって。

廃炉に向けた作業は、ようやくスタートラインに立った(?)というところなんでしょうか。

今もなお、危険と隣り合わせで、その作業にあたられている方々には、本当に頭が下がりますが、人類が残してしまった負の遺産は、とんでもないものだと、このことからも思い知らされます。

あ、『THE DAYS』おすすめです。

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