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人間が生きているってこういうことかしら?

2023年5月26日 晴れ

先日、私の親と同年代の人生の大先輩に、ここ最近、哲学書や、養老孟司先生、福岡伸一先生、中村桂子先生、上野千鶴子先生の著書を読んで、おおいに感銘を受けている、なんて話しをしていたら、「私も最近、中村先生の本を読んだなぁ」と仰って、ひと盛り上がりしたことがあった。

で、しばらくの時を経て、昨日、再びお会いしたとき、「持ってきたよ」と言って、なんと、先日読んだと仰っていた一冊の本を貸してくださった。

新型コロナウイルスのパンデミック、地球温暖化、拡大する経済格差……。生き方を考え直さなければならないことが次々と起こる今、「生きもの」としての人間を根本から見つめ直したい――。そんな思いから、生命誌の視点で人間を見つめてきた中村桂子と、在宅ホスピス医として数多くの看取りに立ち合ってきた内藤いづみが語り合います。38億年をかけて織りなされた地球のいのちのつながり、その中で人間はどこにいるのか。死にどのように向き合うのか。「生きもの」としての人間がつくる社会はどのようなものか。一人ひとりの中にある「いのちの力」を信じ、「わからないこと」に上手に向き合って、今日から明日へと歩くために――。

ポプラ社

人生の大先輩が、若輩者の私との会話を覚えてくれていて、私なんかのために、わざわざおすすめの一冊の本を持ってきて、貸してくれる。これって、なんだか筆舌に尽くし難い喜びを感じたんですけど、共感していただけるものですか?

学生時代にも、友人と本の貸し借りをしたことは当然あったし、その時も、本を通じて共鳴する喜びを感じていたとは思うけど、今回のことは、別次元で嬉しく思ったなぁ。

早速昨夜から読み始めたけど、いつも読んでる自分で購入したその他の本よりも、なんだか一文字一文字を大切に読み進めている自分を感じました。内容ももちろん素晴らしくて、中村桂子先生と、内藤いづみ先生からの大切なメッセージが、より深く、心に染みる感じがします。

人間が生きているってこういうことかしら?

今朝、姉妹に、人生の大先輩が、この本を貸してくれて、嬉しかったんだよー、なんて話を伝えたら、「ふーん」って言っていた。何かを感じてくれていたら嬉しい。

しばらくして長女が、「◯◯(長女)も、ミオととなりのマーメイド(児童文学)読むの楽しいし、読むの早くなってきたよ」と言った。「いいね。本読むの楽しいよね」と答えると、「最初は、漫画読むのも苦手だったけど、だんだん読むのに慣れてきて、楽しくなってきた」って。とてもよい。

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