菊地舞美 | ピラティスインストラクター | 一人の女性として、言葉に綴るnote

REborn PILATES Salon&School 代表の菊地舞美です。 …

菊地舞美 | ピラティスインストラクター | 一人の女性として、言葉に綴るnote

REborn PILATES Salon&School 代表の菊地舞美です。 文章を書くことが好き。言葉に綴ることが好き。 ピラティスインストラクターだからといって身体のことを書くのではなく 一人の人間として伝えたいこと、私自身のこと、考え、想いなどを綴りたいと思います。

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最近の記事

私が「妊娠」に至るまで③

妊娠がわかったとき。 6回も流産をすると 妊娠をしたときがなぜかわかってしまう。 今回もそうだった。 しかし、私にとって、流産をした経験がある方にとって 妊娠検査薬で妊娠がわかったときに一番に頭によぎるには 「恐怖」 喜びがないといったら嘘になるが それをも押しつぶすくらいの恐怖が襲ってくるのだ。 また流産したら… また手術台にのるのかな… 産婦人科に行くのが怖い… 色々な過去、感情が走馬灯のように襲ってくる。 私の場合は、産院に行く事自体がトラウマになってしまって

    • 私が「妊娠」に至るまで②

      前回のコラムで二人である決断に至ったと伝えたが その決断が 「養子を迎える」ということだった。 日本ではまだまだ「養子」という言葉に馴染みがないが 欧米ではとても身近なのだ。 現に、私自身が高校時代に1年間カナダへ留学し、 ホームステイをしていたときのファミリーには中国人の2歳のホストシスターがいた。 通っていた高校にも「私は養子なの」と言っていた子が何人かいた。 私ははじめこの文化に衝撃を受けたが ホストファミリーに愛情たっぷり育てられ、私自身黒髪のアジア人顔という

      • 私が「妊娠」に至るまで①

        書こうか書かないかとても悩んだが、 同じ不育症で悩んでいる方。 妊娠ができずに悩んでいる方。 夫婦関係で悩んでいる方。 色々な方からInstagramでDMを頂くため どこまで公開していいか考えた末 私たち夫婦の葛藤や話し合いの経緯を書くことにした。 そうすることで、 なかなか解決の糸口が見つからない方の背中をポンとおすことができたら… 本当はとても悩んでいるのに「HAPPY」でいなきゃと苦しんでいる方の苦しみを少し取ることができたら… 自分の気持ちに正直になることは大変だ

        • #13 ピラティスは「大人の学び直し」

          最近、会員様から言われてハッとした。 「普段から力んでしまうのが普通だから、それにも気づいていないから、力まない感覚がわからなかった」 それはそうだ。 だって呼吸を止める癖がある人も、その癖に気づかず当たり前のように止めているから 吸うも吐くも訳が分からなくなる。 そんなお声を聞くと 「当たり前になっていることって怖いな」と感じる。 肩こりも腰痛も首コリも全て「当たり前」になってしまったら 痛いのが普通で痛くない状態を知らないまま(厳密にいうと忘れたまま) 毎日どこ

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        • ピラティス
          1本
        • 不育症
          5本

        記事

          #12 『言葉』の引き出し

          レッスンを楽しみ また来たい この人が言うことは説得力がある そう思ってもらえることは インストラクターとして最低限必要なこと。 そのために何を身につけるか 何に気をつけるか 「知識がある」「経験がある」「教えるスキル」など すぐに頭に思い浮かぶもの以外に 私は 『言葉の引き出し』だと思っている。 インストラクターの限らず どの職種の人にも言えることではないだろうか。 言葉遣いが正しくて、品があって、若者言葉ではない表現。 元々アナウンサーだったこともあり日本語に関

          #11 個人で仕事をするということ 〜覚悟編〜

          インスタグラムなどで「開業・起業したい」と個別にご相談を受けることがあります。 最近は、サロンの運営について少し発信をしたり、 補助金で採択して頂いたことをきっかけに、仙台市の方との関わりが増えたことなどもあり ご相談いただけるようになったのかもと思っています。 私は、元々「どこかの会社で働いていて独立」という形ではなく 本当の意味で「0/ゼロ」からのスタートだったので、 やりたいけどどうしていいかわからない… なにから始めればいいの? という目の前にある大きな壁がどれだけ

          #10 “諦めない”より”どれだけ命をかけられるか”

          REbornの菊地です! 11/16(火) 仙台市からお話をいただき 仙台中小企業チャレンジセミナーの事例のご紹介で 登壇させていただきました。 メインイベントは 代々木上原のフレンチレストラン「sio」のオーナーシェフ「鳥羽周作さん」の基調講演。 飲食業に限らず、どの業界でも参考になるような これからの時代に必要な考え方や会社運営についてお聞かせいただきました。 アイディアがポンポンでてくる頭の回転の速さにただただ圧倒されっぱなし。。 直々にアドバイスをいただけたので

          #9 「ピラティス」と「ヨガ」の違い

          本業は「ピラティス」なので たまにはピラティスのことを書いていこうと思う◎ 普段、体験レッスンをしていると 90%の確率で質問をされる 「ピラティス」と「ヨガ」の違い 「運動を始めたいんだけどどちらにすればいいかわからない」 というお声をいただくことも多い。 ピラティスの中にも ヨガのポーズと同じ名前だったり 似たような動きだったりがあるので 「違いがわかりにくい」という気持ちもわかる。笑 ピラティスインストラクターとして違いを一つ挙げるとすると 「目的」でなないかと

          #8 「新習慣」を作ること

          流産の手術(稽留流産手術)のあと 何が一番しんどいかというと・・ 子宮を収縮させる薬を飲むことによって起こる腹痛 (私の場合が毎回生理痛よりもひどく、普段飲んでいる痛み止めが効かない・・) ゆっくりしても 横になっても 何をしても痛い。笑 ということは 何もせずに安静にしていなさいというメッセージなので 「今後」のことを考えるにはいい時間になる。 無理をして前向きになると 余計辛くなるので 前向きになるのではなく けじめとして、一つだけ「新しい決まりごと」を作るよう

          #7 「乗り越えない」という治療法

          何度も流産を繰り返すと 妊娠をするということは 喜びより恐怖の方が大きくなる 毎日が 朝起きるのが 検診の日が 怖くて仕方がない 怖すぎて過呼吸になるときだってある 超音波のエコー画像を見ることが怖くて 気づくと両手をきつく握っていて 爪の跡がくっきり残っている 「無事心臓が動いていますよ」と言われても 動いていないようにさえ錯覚を起こすほどだ 毎回エコー写真を見るたびに 生きていることに感謝をして 涙を流す 毎晩手術台の夢だってみてしまう それらすべてが現実

          #6 6回目のお別れ

          2021年10月19日 6回目のお別れとなった。 3ヶ月という短い間だが お腹の中に宿ってくれた我が子。 どうして なんで毎回こうなの? なんで必ず9週で心臓が止まってしまうの? ここまで繰り返すと 母体に原因があることは確実だが、 どんな検査をしても ひっかかる数値はない。 健康な身体。 病院を変えて検査をしても 同じ結果だ。 せめて原因がわかったら 気持ちが救われるのに 毎回泣きながら同じことを繰り返し思う。 「不育症」は 7割〜9割が原因不明。 ということ

          #5 「不育症」について書こうと思った理由

          私が「不育症」について書こうと思った理由は2つある 一つは、 「書く」ことによって、私自身が救われている部分があるから。 流産をくりかえしていくうちに 最初の方は「人に言う」ことすらためらってしまい 友人にも言えなかった ちょうど妊娠をしている子がいたこともあるが 「流産の言われても困るだろうな」と思い 言わない選択をした 相談したいわけでもないし アドバイスがほしいわけでもない けどどこかに吐き出したかった その方法の一つとして書いてみようと思ったのだ 二つ目は

          #4 新しいものさし

          人と比べることが自分の評価点になっていた。 「人は人、自分は自分」 そう言われて育ったが、 20代後半まで ずっと比べてきた。 「●●より足が太い」 「●●より点数が低い」 「●●より成功していない」 「太い」「低い」「していない」 これは 誰が決めてるのか。 他のだれでもなく「自分」なのだ。 自分が生きてきた人生の中で勝手にできたものさしで 自分を評価している。 なんて狭いんだろう。 なんて窮屈なんだろう。 だったら 自分のものさしをもう少しだけ 長くできるよ

          #3 私たちの「子供」について

          年齢を重ねると 30歳を越すと 「お子様は?」と言われることが多くなる。 主人と私の間にも子供は宿った。 しかし、5回の流産で 亡くしてしまったのだ。 そして、そのことを正直に話したときに 「聞いてごめん」「あっそうなんだ」と 気を遣われることが辛すぎて 自分からは話さなくなった。 同年代の友人の間では 妊娠ラッシュ、出産ラッシュ、ドンピシャの年齢。 子供ができた、生まれたことで幸せな人の前で 自分の悲しい話をして 場の空気を暗くしてしまうことに気が引けて 自然に

          #2 「努力」の認識が歪んでいる?

          「死ぬ気で頑張った!」 そう言える目標はいくつあるだろうか。 私自身 やると決めたら必ず達成しないと 気が済まない性格なので 毎日、毎回死ぬ気で頑張っていた(気がしていた。) 人には、頑張っても頑張っても報われないこともある。 それは持って生まれたもの。 例えば、容姿や体型、性格、価値観、感覚。 少しは変えられるかもしれないが 根本からは変えられない。 そうわかっていても 追い求めるのが人間。 終わりが無い、終わりが見えない ながーい道をひたすら模索しながら歩き続ける

          #1. ちょっと難しい性格。

          こんにちは◎ 私は、経歴をここに書くことはあまりしたくないので なぜ「文章」を書こうと思ったか 記したいと思う。 簡単にいうと しゃべる仕事を経て 今は属に言う「経営者」になった。 私自身 「社長」になりたかった訳ではない。 自分がやりたい! 命を注げる、全力を注げる仕事を突き詰めた結果 自分で開業をし 事業が大きくなるにつれ、自分以外にも人が必要になり スタッフを採用し日々支えられ 会社を運営する側になった。という流れだ。 文字にすると嫌なのは いいところしか印象