#6　6回目のお別れ

2021年10月19日
6回目のお別れとなった。

3ヶ月という短い間だが
お腹の中に宿ってくれた我が子。

どうして
なんで毎回こうなの？
なんで必ず9週で心臓が止まってしまうの？

ここまで繰り返すと
母体に原因があることは確実だが、
どんな検査をしても
ひっかかる数値はない。
健康な身体。

病院を変えて検査をしても
同じ結果だ。

せめて原因がわかったら
気持ちが救われるのに

毎回泣きながら同じことを繰り返し思う。

「不育症」は
7割〜9割が原因不明。
ということが治療法がないのだ。

全世界で研究がされている中で
不妊症は原因がわかることが多くなってきて
治療法も進んできている。

しかし
不育症はほとんどわかっていない。

妊娠はするのに
何かが原因で
お母さんの身体が我が子の心臓を止めてしまうのだ。

なんて酷いことだろう。
なんて悲しいことだろう。

治療法がないということは
いつかミラクルが起きることを待つしかない。

検査をして
治療法があるものと
検査をしても
治療法がないもの

私の不育症は後者

検査もお金が掛かることなので
精神的にも金銭的にも負担がかかり続ける
何度やっても原因がわからないのに。

それまで何回同じことを繰り返すかわからないが、
期待値を下げて下げて
妊娠を繰り返すしかない。

この悲しさと無力さは
何にも変えられず
乗り越える方法は、自分で見つけるしかないのだ。