【読書感想】内向型で、ドーパミンはそんなに使いたくなくて、感受性の強い、ざんねんな まいあ姉さんだった。
ごきげんよう。
まいあ姉さんよ。
今日は何冊か私が読んだ本から得たことを書いていくわね。
【読んだ本】
・『ざんねんな脳 ~神経科学者が語る脳の仕組み~』ディーン・バーネット
・『内向型を強みにする』マーティー・O・レイニー著
・『感情とはそもそも何なのか』乾敏夫 著
・『ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ』エイレン・N・アーロン著
私は、記憶力がとてもよかったの。
だから、人が過去に関して間違った情報を伝えていたりする場面ではなんとなく居心地が悪かったり、訂正したりを繰り返していたわ。
なぜ、そんなにみんなの記憶力が弱いのか、不思議でたまらなかった。
そんなある日、図書館で何冊かの本に出合ったの。
一部の人の記憶力に疑問を持っていた私はすぐに貸し出し手続きをしたわ。
まず、『ざんねんな脳 ~神経科学者が語る脳の仕組み~』を読み始めて驚いた。
脳の記憶システムには短期記憶と長期記憶に分かれるのだけれども、
短期記憶に格納できる記憶の数は、なんと4つしかないそうなの。
『内向型を強みにする』によると、内向型の人間と外向型の人間は日ごろ使っている神経伝達物質の通り道が違うそうなの。
内向型
→ 『記憶する』『問題を解決する』『計画を立てる』と言った内的経験関わる脳の各部に血液を流していて、これらは複雑なため処理に時間がかかる。
使われる神経伝達物質は注意力と学習力に働きかけるアセチルコリン。
アセチルコリンは長期記憶を利用する能力にも影響を及ぼす神経伝達物質。
外向型
→ 『視覚』『聴覚』『触覚』『味』(嗅覚は除く)に血液を流していて、処理の時間が短い。
使われる神経伝達物質はドーパミン。
ドーパミンは運動、注意力、覚醒、学習に最も密接に関わる強力な神経伝達物質。
内向型と外向型が力を合わせたら最強コンビになりそうと思ったわ。
また、ドーパミンには「これはいいぞ、またやろう。どんな風にやったか正確に覚えておこう!」という報酬システムがあり、コカインなどはこのドーパミンを増やすため強い常習性があるそうよ。
外向型は、このドーパミン感受性が低いのでたくさんの刺激を必要とし、
内向型はドーパミン感受性が高いのでそんなに刺激は不要で、代わりにアセチルコリンが出るそうよ。
『感情とはそもそも何なのか』からの情報は、学習にはドーパミンのほかにセロトニンも使われるという事。
そして、『ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ』からは、
4~5人に一人いると言われているHSP(感受性の強い人)はセロトニンが行動を促し、
非HSPはドーパミンが行動を促すという事。
記憶力や学習能力が、神経伝達経路や、神経伝達物質の影響だなんてそれまで考えたこともなくて、
人の能力は『努力』や『勤勉さ』の結果だ
と、思い込んでいた私は、またここで自分の傲慢さと向き合うはめになり、しばらくへこんだわ。
そして、これらの本は今、我が家の本棚に並び、何度も読み返しているわ!!
人の能力は努力の結果ではないとしたら、どんなコミニュケーションができるのか?を考えて、今はただワクワクしている!
肉体があるから個々なのかもしれない。
だから地球は面白いのね。
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