ゆきおんな 1/11 #創作大賞2024 #ホラー小説部門 に応募しています あらすじ 私は9歳の頃に雪山で不思議な白い女を見た。 女は私の命を救ってくれたが父は死んでいた。 私は19歳の時、スキー場で美しい女性に出会う。 後年、その女性と一緒に暮らすことになる。 彼女には不可解なことが多かった。 調査を進めた私は千年前のある出来事に辿り着く。 そして雪女誕生の悲劇的物語を知る。 それは呪いと恨みに満ちた恐ろしくも悲しい伝説だった。 救われる方法は老婆が語った歌語りの中
#創作大賞2023別冊文藝春秋賞受賞作品 の「ナースの卯月に視えるもの」秋谷りんこ:著 を読んでみた 最初に一言。 読んでよかった。 実は読んでよかったという本はそんなに多くありません。 昔、中学生時代に読んだコナン・ドイルの「失われた世界」は、多分文庫本で初めて読んだ小説だった。 ギアナ高原を見た探検家の「(周囲から隔絶されて)まるで恐竜でもいそうな台地だった」という話を聞いたドイルが書き上げた作品で、当時ワクワクしながら読んだ記憶があります。 話は全く違いますが、そ
最近見た映画(アマプラ)の中で、何だか面白そうだと思ってみた 「屍人荘の殺人」は、映画紹介画像のボブカットの女の子が「エラく可愛いな」と思って再生をクリック。 ゾンビと殺人事件を絡めた映画でした。 実はこの映画のことも出演者のことも全く知りませんでした。 「お、なんだ、この映画は神木隆之介と浜辺美波がでているのか」 と映画が始まってつぶやく。 だいぶ時代遅れな気がしてきた。 トップ画像が浜辺美波に見えなかったのでした。 2人とも本当にいい俳優さんです。 で、浜辺美波が
この記事を読んでいたく感動しました。 (ゴミ部屋の私は恥ずかしくて顔が出せません LOL) まさに Simple is best 特に私がPCを触っている部屋は、かなりごちゃごちゃで、いつも 「誰か何とかしないか」(笑) といっているような塩梅なんです。 自分でも不思議に思うのは、人が見たら訳が分からないほど散らかっているにもかかわらず、自分だけはどこに何があるか迷うことがない、ということ。 ただし、時々わからなくなります(QQ)/ このあたりは自分で描いた文字が
■御神籤の起源と正しい順番 ついでに御神籤開運法■御神籤の起源と順番 京都へ行った折に、ふらりと立ち寄った神社でお守りを買い求め、 ついでに御神籤を引きました。 おみくじやお守りは神社の境内に別に作られた 大きな屋台のようなところで売られていました。 そこには2人の巫女さんが座っていました。 私は御神籤を引きながら、若く可愛い巫女さんが2人とは面白い、 ちょっと遊んでもらうかと思い(笑)、こう問いかけました。 「ねえ、御神籤の順番てどうなるの?」 ど
アンネマリーとポルターガイスト 全西ドイツテレビが放映 国中が大騒ぎした異常現象 RSPK(Recurrent Spontaneous PsychoKinesis 以前大阪で起きた「火を吹く家」はマスコミでかなり騒がれた。 まずパソコンが次々と壊れ始め、電話器も遂には一年間の間に74台も交換したという。 パソコンの方はメ-カ-のNECが調査したが、その原因はまったくわからなままであった。 NTTでは試しにICを使わない黒電話にしたところ、故障は起きなくなったという。 そ
お勧めしたい1冊の本 「日本の弓術」オイゲン・ヘリゲル:著 岩波書店 【達人の域】 見なければ誰も信じない奇跡の技 常人の域を超える。 それが達人である。 天才型と努力型があるとされる。 達人には達人が解る。 一般には不可能と思えることが、達人には可能となる。 10年20年30年を訓練を積んだ人の中のほんの一部が、達人の域に入ることができる。 ほぼ初めから達人の粋にいる人は天才である。 このような話はどうだろう。 ここに一本の弓矢がある。 的は数十メートル先。 あた
「ママとぼくは一つなんだ」 サブリミナル 表題写真はウイルソン・ブライアン・キイ:著 リブロポート出版 アメリカではかなり前に、連邦政府の管理職員がこのサブリミナル・テ-プを使ったリラクゼ-ション、ストレス解消法の実験を行ったことがある。 テ-プからは小川のせせらぎが聞こえるだけである。あとは何も聴こえない。しかし、このテ-プには「ママとぼくは一つなんだ」というサブリミナル・メッセ-ジがブレンドされていた。 これは「子宮回帰」を呼び起こすということらしい。(W
【フロイトが主張した「言い間違え」は実は「聞き間違え」だった?】 ■パンツに帰りたいといったご婦人■ 錯誤行為 若き日のフロイト博士が、アルプスのドロミテ山脈で、きれいな二人の ウィーンの婦人に出くわした。 婦人たちは旅の途中であった。 フロイト博士もそこは男の独り旅。 ルンルン気分で話に花を咲かせながらいっしょに歩いた。 ペチャクチャ話していると、二人の婦人のうちのひとりが、 「このようにして一日をおくると、不愉快なことが多い」 といいだした。 ここから、主人公が
■ J・F・K 名演説といわれるジョン・F・ケネディの大統領就任演説 その2 その1 は 下記よりご覧ください 【ケネディの大統領就任演説から抜粋】 J・F・K(John Fitzgerald Kennedy、1917年5月29日 - 1963年11月22日) ジョン・フィッツジェラルド・ケネディ なかなか素晴らしい内容です。 感動と共感を多くの人に与えたことで知られている名演説の一つ。 歴代のアメリカ大統領の中でも最も人気のあるJ・F・Kの 大統領就任時の挨拶で
■ J・F・K 名演説といわれるジョン・F・ケネディの大統領就任演説 【ケネディの大統領就任演説から抜粋】 J・F・K(John Fitzgerald Kennedy、1917年5月29日 - 1963年11月22日) ジョン・フィッツジェラルド・ケネディ なかなか素晴らしい内容です。 感動と共感を多くの人に与えたことで知られている名演説の一つ。 歴代のアメリカ大統領の中でも最も人気のあるJ・F・Kの 大統領就任時の挨拶です。 よく名言の一つに例えられ、出てくる
#創作大賞2024 #ホラー小説部門 ゆ き お ん な 11 最終回 北川 陽一郎 2 「あんたも」 その声は優しい雪子の声とは違っていた。 「あんたもその程度の男だったんだね。ふん!」 雪女は一切の感情が混じらない冷酷な眼差しで、今まで自分を抱きしめていた村岡五条の遺体を見下ろした。 そこには倒れた衝撃で原形をとどめないほど崩れ去った男の、まるで骨と皮だけの遺骸が散乱していた。 五条に抱き
#創作大賞2024 #ホラー小説部門 ゆ き お ん な 10 10/11 北川 陽一郎 しかし、そこには何も無かった。 誰もいなかった。 いるはずが無いじゃないか。 いったい誰がいるというんだ、こんなところに。 もしいるとしたら……。 私は足ががくがくとしていた。 しかしもうそれ以上は考えなかった。 急いで小屋から出た私は、小屋の裏手へ回った。 このすぐ裏に墓があるのだという。 必死に助けを求める、若
#創作大賞2024 #ホラー小説部門 ゆ き お ん な 9 9/11 4 次に私が出張を装って羽衣高原へ出かけたのは、すでに秋になってからだった。 あの小屋まで行ってみるつもりだった。午後1時くらいには神城山へ着けるだろう。山頂から降りるのに約2~30分。30分いたとして、上がるのにおよそ1時間半から2時間。明るいうちに済ませられる。 あの老婆の話は本当だろうか。 神ながら村に伝わるという雪女の伝説は本当だろう
#創作大賞2024 #ホラー小説部門 ゆ き お ん な 8 8/11 北川 陽一郎 第四章 りんどうの墓 1 老婆は棚から古い厚手の文書を取り出すと、それを私の前に置いた。 「この中に雪女に関することが書き残されている。正確には蓬莱村のお雪の物語だ」 「え! 蓬莱村のお雪……ですか?」 「ふんふん、お前さんは知っておろう。だが、重ねての忠告だ。今は何もいうではないぞ。わ
#創作大賞2024 #ホラー小説部門 ゆ き お ん な 7 7/11 北川 陽一郎 「あ、あの、お婆ちゃんは?」 幽霊じゃないのか。 と私はごくりと唾を飲み込んだ。動揺を察したのか、老婆は、 「ひゃっひゃっひゃ」 と皺くちゃの顔をさらにくしゃくしゃにして笑った。 こういっては何だが、私は不気味どころかとても恐ろしく感じて身震いがした。 そして知らず知らずのうちに後ろへ下がっていた。この世のものとも思えない光