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レポート#6 BUGGING / France

今回は、フランス滞在中に観劇した「BUGGING」についてレポート。
フェスティバルではなく単発公演。


BUGGING / ÉTIENNE ROCHEFORT (France)

対象年齢:8歳以上
会場:La rose des vents
作品時間:約1時間
料金:5€ - 21€
9人のダンサーによるダンス作品。
ブレイクダンス、ヴォーグなどを取り入れた、世界の状況を警告する新しいダンス(ホームページより)

La Condition Publique

劇場の入り口

La  Rose des Venfsの企画のようだが、劇場自体は改装中のためLa Condition Publiqueでの上演。(私はこれに気が付かず、ワークショップはこちらの会場に行ってしまったのでした…)
もともと工場だったスペースを文化施設として活用している。

観客の様子

この作品で面白いと思ったところは、聴覚障がいを持つ人のための取り組みがされていたこと。
前日のワークショップ(なんと会場を間違えて参加できず…申し込んでいたのに…)では手話通訳の人がいて、聴覚障がいを持つ人の参加が可能だった模様。
当日は、音に連動するベストを着た小学生(おそらく9歳〜12歳くらい)の子どもたちが数人客席にいた。

ただ、内容的には子どもを対象に作られた作品ではなく、いわゆる普通のコンテンポラリーダンス作品だった。

身体の解像度

ダンスではしばしば 揃う とか 揃わない といったことが話題になる。
個人的には、揃う迫力もわかるし(もともとモダンダンスのスタジオ出身なので、揃う文化で育った)、揃わない良さもわかる。
ただ、よく「揃わないよね」と言われているようなカンパニー(決して悪い意味ではないと私は思っている)を観た時に「揃わないな」と思ったことがなく、自分にとっての 揃うこと と 揃わないこと ってなんだろう?と考えてはいた。

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