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06.22

ネモ船長考


はじまりは。

「今は何の本を読んでるの?」

「海底二万里です。」

「あぁ、あのネモ船長の!」

「そうです!読んだことあります?」

「いや、ないけど。」

この会話を最近よくする。


問題提起:ネモ船長をどこで知り得たのか

読んだ人、もしくは現在進行形で読んでいる人にはわかると思うが、あの時代に深海にまで潜航することを可能にした奇跡の潜水艇であるノーチラス号の偉大なる船長であるのがネモ船長なのだ。

このネモ船長だが、海底二万里の話題が出た際に際に結構な確率で、いやだいたい、いやほぼほぼの確率で耳にすることが多いように思う。

「あぁ!あのネモ船長のやつでしょ!」

あ、読んだことあるんですね!?

しかしだ。
その次にじゃあ読んだことはある?と聞いてみると結構な確率で、いやだいたい、いやほぼほぼの確率で読んだことがないと返答が返ってくることが多いのだ。
でも、僕が出会った人のほとんどは「あぁ、あのネモ船長のやつだよね!」とあたかもネモ船長が親しい友人であるかのように答えてきた。
例えていうなら、「あぁ、あのご近所の佐藤さんの息子さんのやつだよね!」みたいな感覚でほぼほぼの人がネモ船長を知っているのだ。

ここでテーマの問題提起だ。

ネモ船長をどこで知ったのか?

え、もしかして有名?

考察:どこで知り得るか

もしネモ船長が実在の人であったなら話ははやい。しかし、ネモ船長が小説上の架空の登場人物であるため、まずテレビや新聞で知り得ることはできない。

①可能性0% : 新聞やテレビを通して

その通りだよね。

次の可能性を考えた時に、もし読んだことのある人からネモ船長の話題がでたとするならまだ可能性はある。
例えば

姉「はあぁ、海底二万里のネモ船長まじかっけぇ。」
弟「あ、海底二万里にでてくるネモ船長ってかっこいいんだ。」

もしくは

父「お前も海底二万里のネモ船長みたいな生き方をしたらどうなんだ!」
息子「ネモ船長って誰だよ!!」

みたいなね。
そうすると否が応でも海底二万里ネモ船長という別々のキーワードが無意識に繋がる。
だから、人づてに知り得る可能性はおおいにあると考える。

②可能性70% : 読んだことのある人づて

その人は偉大なる先人なんだよ、きっと。

最後はディズニーシーのアトラクションを通して知り得る方法だ。
みなさんはご存知だろうか。
あの日本のディズニーシーに海底二万里いや、海底二万マイルのアトラクションがあるということを!
誰もが足を運んだことのある夢の国で出会えるネモ船長とするならば、彼は有名人なんだと言い切ってしまうことができる。

でもね、おそらく肝心である海底二万マイルのアトラクションがどういったものであったかを言える人はほぼほぼいないんじゃないだろうか。
というのもこの僕自身。
アトラクションを体験したことはあるが、潜水艇にのって深海を突き進むといった本当にざっくりとしたことしか覚えていない。
これ、ここまで書いていてめちゃくちゃ恥ずかしい。

けど、事細かに言える人を僕は見たことがない。
もしあなたがはっきりとアトラクションのことを言える人に出会えたとしたらその人はきっと海底二万里が本当に好きな人かもしくはノーチラス号の船員なんだと思っていいと思う。

③可能性99% : ディズニーシー

1%は保険。

結論:ネモ船長はすごい

つまり、ほぼほぼの人が知ってるネモ船長ってめちゃくちゃかっこいいんだよ!と声を大にして言いたい。
少しでも多くの人にネモ船長を知って欲しい。

だからとりあえず、

今すぐ本屋さんに行って海底二万里を買って読んで!!

上下二巻からなってます。

これが結論。
結論の語彙力が弱すぎる問題が新たに出てきたけど、もうそういうことなんだ。

ネモ船長のことをもっと知って欲しい!
だから今すぐ本屋に行こう!

海底二万里の上巻を
やっと読み終えたファンより 

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