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デザイナーはFigmaのリンクをシェアするな!【海外記事メモ】

今日はこの記事を読んでメモしたいと思います。画像もこちらから引用いたします。

FigmaやXDを使っている人にとってはリンクをシェアするのは、特にデザイン環境のない人たちとのやりとりの中では頻繁に使う機能かと思うのですが、今日はそのあたりのリスクについて語っている記事のようです。

早速読んでみたいと思います。本日もよろしくお願いいたします。

デザイナーはFigmaのリンクを関係者に共有すべきでない!

デザイナーはソリューションを考える間、深く様々な検討を行っています。
彼らは収益向上が望める可能性を秘めたあらゆるデザインプロセスの中でそれらに取り組んでいます。
そして彼らはリサーチや分析をし、完璧に作り込まれたインターフェイスを作り、何ページにも及ぶFigmaのリンクを説明もなしに関係者へ送りつけます。
これはツールを使い慣れていない人にとっては酷です。画面上でズームインやズームアウトを繰り返すことで、リンクを送られた側は苛立ち、疲弊します。

そして生のFigmaファイルのリンクは見た目が悪いです。
リンクは短縮して送るべきですが、そこは重要なポイントではありません。

Figmaの共有リンクの例

例え関係者がFigmaの使い方を学習していたとしても、Figmaのリンクを共有されることには、いくばくかの腹立たしさを感じるでしょう。
これはデザイナーが著しくエンドユーザーに対しての配慮を欠いている事象であると言えます。結果として、この行いは最悪の場合彼らとの仕事が破断になるかもしれないし、良くても彼らを苛立たせることは間違いありません。こうなることを想像することは難しいことではないでしょう。

プロダクトのエンドユーザーに対して配慮・共感が求められるデザイナーである以上、彼らに対して行うのと同じように組織内の関係者に対しても彼らが求めていることを想像して、行動すべきです。

デザインを関係者へ共有することは、多くの場合に起こりうるUX上の問題の解決に向けてマネージャーやビジネスオーナーに意見を求め、エンドユーザーが簡単にプロダクトを理解し、決断し、考えられるように設計しなくてはなりません。人々は我々のプロダクトの使い方をもちろん知らないのです。

UXのお作法やルールはUIを触れるときに瞬間的に理解できるものでは必ずしもありません。彼らの脳はこのことについて慣れていない場合があるのです。

この問題についての解決策は非常にシンプルです。デザイナーは関係者の状況や知識レベルに寄り添い、彼らが求めるものを理解することでこのギャップを埋めることが出来ます。
最も効果的な方法はデザインの途中段階の共有を彼らが慣れているツールに切り替えることです。パワーポイントやKeynoteでデザインのプロセスを説明することが良いでしょう。
その際に、提案の必要性や世間の要求、ビジネス上の課題からプレゼンテーションをスタートし、必要に応じてさらなる提案でプレゼンを終わらせましょう。

もう一つのデザイナーが考えるべき重要な要素は、デザイン学校に行っていない人にでも分かるやさしい言葉を使うことです。混乱を与えかねない専門用語を避けることは重要なことです。もし専門用語を使わざるをえない場合は、その説明も添えましょう。


感想:身近なメンバーへ配慮はUX開発の訓練になる

今日の記事はFigmaに使い慣れていない人がいる場合はFigmaを使わなくてもレビューができるような配慮をすべき、という内容でした。

主張はシンプルですが、こういった配慮や心遣いができるかどうかは、ユーザーの心情の動きを捉えることを生業とするUXデザイナーにとっての生命線になるのかもしれません。

身近な人の知識レベルや状況、求めているものが理解できないのであればユーザーへの配慮もできないでしょう。逆に日常的に周りの人を観察して気を配ることができれば、UXのスキルも高まっていくのかもしれません。

誠実に仕事を行う、という姿勢は万国共通なんだなぁと思わされた記事でした。

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@やました
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