【海外記事】採用側はあなたのポートフォリオの何を見ているのか2
本日もこちらの記事を読んでいきます。
前回は採用側の立場や自分の意向に合わせてポートフォリオをカスタマイズさせましょう、という話でした。今回はその続きを読んでいきます。
本日もよろしくお願いいたします。
各プロジェクトで何を目立たせるのか
あなたのポートフォリオの中で、プロジェクトのどんな側面を強調するのかはよく考える必要があります。もしあなたがデザインプロセスやブレスト、ペーパープロトタイピング、ワイヤーフレーム、インフォメーションアーキテクチャ、UIデザイン、ビジュアルデザインなどの各段階全てを詳細に記載してしまった場合、見る側は疲弊してしまいます。
彼らはそこまで全てにおいて詳細を知りたいわけではないのです。
そうではなく、あなたがデザイナーとしてどんな役割を求め、どこにフォーカスしているのかを知りたいのです。ビジュアルデザインがあなたの役割でないのなら、それらはポートフォリオに入れるべきではありません。なるべくシンプルにするべきです。
これはプロジェクトに対して完璧な説明をする必要がない、と言っているわけではありません。私が知ってほしいのは以下の点です。
課題に対してどんな解決策を講じたか
どのように解決策を思いついたか
プロジェクトの中でどんなデザインを反復的に行ったか
プロジェクトで何の役割を担ったのか
補足として、プロジェクトからどんなことを学び、次に活かすのか
うまく取り組むことができたのなら、チームにちょっとしたアドバイスを送っても問題ありません(例)
あなたのストーリーを作る中で、あなたは採用担当の隣に座って耳元で囁いているわけではないということを頭に置かなければなりません。
あなたのプロフィールは、あなたがいなくても伝わるものでなくてはなりません。混沌としたものを整理し、最も重要な項目のみを共有し、簡潔で説得力のあるストーリーを語るよう心がけてください。
もし各プロジェクトにテキストのブロックがある場合は過剰です。あなたはデザイナーとして採用されようとしているのであって、コンテンツを書く仕事ではないはずです。そのため、あなたは代わりに情報を伝えるためのイメージを作るべきです。もしあなたが詳細な情報をどうしても伝えたいなら、プロジェクトの詳細をPDFに別でまとめてポートフォリオにそのリンクを貼ると良いでしょう。これによって採用担当者は自分でより詳細な情報を見るのかどうかを選ぶことができます。
最後のUI/UXポートフォリオのコツとトリック
いくつか最後にコツとテクニックを伝えようと思います。
文字数
コンテンツについて話すなら、私は「校正こそが重要です!」と叫ぶでしょう。あなたのポートフォリオの中に誤字があったなら、採用担当者はすぐに気づきます。デザインの役職者たちは細かい不具合も見逃さない目をもっているため、そういった小さなミスも逃しません。
私が良くできたポートフォリオをマネージャーに見せた際に、ひと目見ただけで誤字脱字に気づいたことは大きな驚きで、決して忘れることがないでしょう。そこから戻ることはできません。あなたのビジュアルコミュニケーションスキルも言語スキルも両方評価されることを不公平に思うかもしれませんが、これが理由です。
付加機能よりもユーザビリティに重点を置く
あなたが実装したインタラクションに注意をはらい、基本的なユーザビリティのかわりに付加機能について語りたくなる欲求を抑えてください。
人によってはカルーセルのように自動的に水平にコンテンツが動くような楽しい機能を好んでつけたりするでしょう。しかしそれは必ずしもUXにとって最良の方法ではないため、あなたは作ったものに対して少数の人に対してテストをお願いして確かめるべきです。
これによりポートフォリオへ素早く注意を向けることができ、あるいは読み手側がこれらがどのように機能するのかを理解するのを助けてくれることでしょう。
採用を勝ち取るためのUI/UXデザインポートフォリオの作り方
さて、私はここにデザイン採用担当者としてUI/UXポートフォリオに対して知っている知識の全てを書きましたが、最も重要なことを覚えておいてください。
常に誰が見るのかを意識してください。彼らは忙しく、重要な情報を深掘って読み込む時間はありません。あなたのデザインスキルはあなたが何者であって今後どうしていきたいのかという力強い物語を語るために使ってください!
テキストは簡潔に、そして、、誤字脱字には注意してください。
まとめ:短く、誤字脱字なくまとめろ!という本質
前回に続き、実際の採用担当者による記事のため内容が具体的で読み応えのある記事でした。
しかし言っていることは「とにかく簡潔にまとめろ!誤字脱字を無くせ!」というポートフォリオに限らずビジネス文書全般に言われるような内容で、やはりこういった部分にものごとの本質があるのだろうなぁと改めて感じました。
ポートフォリオを読むのは人間です。その人に与えられた時間は有限であり、体調や感情の浮き沈みもあるでしょう。
そういった不確定要素を多分に含んだ対象を相手にすることを考えた時、やはりこういった「簡潔にわかりやすくまとめる」「誤字脱字をなくして印象を良くする」という部分はどうしても大切になるし、またここでは言及されていませんでしたが言葉遣いや語りっぷりなどにもその人の個性が見え隠れする部分だとも思うため、そのあたりも注意しながら丁寧に減点ポイントを省いていくのかが重要になってくる気がします。
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