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はじめてのwebライティング(記事制作)で編集者からボロクソに打ちのめされた話

新人ライターさんやキャリアの浅いライターさんは、案件を獲得するために日々奔走されていると思いますが、実務(ライティング)においても壁にぶつかることがあるのではないでしょうか。

とりわけ初めての案件やキャリアの浅いうちは、思うように書けなかったり、一生懸命書いたものが否定されたり、心が折れるライターさんも少なくありません。僕も初めはそうでした。

今回は、僕が11年前、ライターとして初めて受けた案件(ショッピングサイトの商品記事制作)で編集者からボロクソに罵倒された話を面白おかしくお伝えします。

初めての案件で鍛えられた新人ライターの奮闘記をぜひご覧ください。

初めての案件に大いなる期待感

ライターとしての第一歩を踏み出した日、僕の心は希望と期待でいっぱいでした。初めての案件は、ショッピングサイトに掲載する商品の記事執筆。華やかな商品の魅力を伝える記事を書くなんて、まさに夢のような仕事じゃないか!

僕の心の中では、すでに自分が人気のライターになった姿が描かれていました。「きっと、この仕事を通じて自分の才能が開花するんだ」と。

しかし、そんな僕のワクワク感はあっという間に消えました。

現実の洗礼

初稿を提出した後、編集者から返ってきたフィードバックは、僕にとって衝撃的でした。

編集者:この記事、何を言いたいのかさっぱりわかりません。もっと具体的に商品の魅力を伝えてください。洗練された吹奏楽器って何ですか?「ゴールドに光り輝く、音色だけでなく見た目もかっこいい〇〇社のサックス。Jazzを演奏するのにぴったりな楽器です」せめて、このくらい書けないんですか?ていうか何で私が考えなきゃいけないのですか?あなたライターでしょ!

それはもう強烈な言葉を次々に浴びせられて、本当、以下の写真のような感じでした。

編集者からネガティブフィードバックを受けるライター

えっ、僕の記事がさっぱりわからない?そんなバカな!と思いながらも、たしかに自分の文章はちょっと抽象的だったと気づきました。例えば、商品の魅力を「素晴らしいデザイン」とか「高品質な素材」とか、漠然とした言葉で書いてしまっていたのです。

具体的な修正の旅へ

具体的でわかりやすい文章を書くために、僕は再びキーボードに向かいました。商品の「素晴らしいデザイン」は「流線型のシルエットが美しい」とか「視覚的に魅力あるカラーバリエーション」といった具体的な表現に変え、「高品質な素材」は「軽量かつ耐久性のあるアルミニウム合金」のように書き直しました。

しかし、再提出した記事も編集者の厳しい目にはかなわなかったのです。

編集者:まだ足りない。具体性は感じるようになったけれど、読者が商品を実際に手に取って、「これが欲しい!」と感じられる文章を心がけてください。

OKが出るまでの果てしない修正

何度も何度も修正を重ねる日々。毎回、編集者からのフィードバックを受けて、「次こそは!」と意気込むも、なかなかOKがもらえない現実。もしかして、僕は使えないライターだと思われているんじゃないか…そんな不安が頭をよぎります。

でも、この修正のプロセスは僕にとって本当に貴重な学びの時間でした。毎回のフィードバックによって、自分の書き方を改善し、少しずつ具体的で説得力のある文章を書くスキルが身についていったのです。

ついにOK!そして得たもの

何度も修正を重ねた結果、ついに編集者から「これでOKです」という言葉をもらいました。思わずガッツポーズをする僕。編集者の厳しい指導のおかげで、僕はライターとして大きく成長できたと実感しました。

最も、こんなポンコツライターをよくクビにせずに、最後まで案件を続けさせてくれた編集者には本当に頭が下がります。

また今は編集側の仕事もしているので、記事を提出してきたライターさんが当時の僕のようなスキルレベルだったら、正直どうしようとも思います。

新人ライターの皆さんへ

さて、新人ライターやキャリアの浅いライターの皆さん、フリーランスで仕事をしていると色々ありますが、最初の案件で厳しいフィードバックをもらうことがあっても決してめげないでください。

僕も最初は「使えないライター」だと思われたかもしれませんが、そのおかげでスキルアップできました。フィードバックを真摯に受け止めて、修正を重ねれば、誰でも必ず成長できます!

もちろん、最初から上手く書けるに越したことはありません。今はChatGPTなどの生成AIもあるので、当時の僕のような下手くそな文章にはならないでしょう。

ただライターは、初めて書く文章が一番下手な文章です。なので、初めての案件であきらめる必要はありません。そこから一歩一歩スキルアップしていけば良いのです。

ちなみに、これだけは覚えておいてください!文章は、具体的でかつ魅力的に!を意識して書きましょう。常にそう意識していれば、納品前に自然と見直し&編集して、クライアントから求められる作品に仕上がります。

これからも一緒に頑張りましょう!

最後までお読みいただきありがとうございます。

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