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あこがれの文学フリマよ

十連休の最終日、東京であるイベントが開催されていた。その名も「文学フリマ」。

Twitterでもすごく話題になっていた。noteでも、わたしがフォローしている笹塚心琴さんや

藍澤誠さんも出展されていました。

文学フリマ自体は東京以外でも開催されていて、四月には「文学フリマ金沢」が開催され、ほしちかさんも出展されていました。


また、今回は浅生鴨さんが発端となって燃え殻さんや、SHARPの中の人こと山本隆博さん、末吉宏臣さんの小説に田中泰延さんが解説を書いて、イラストにゴトウマサフミさんと熊谷菜生さんのイラストが載ったコピー本が発売され、大変話題になっていました。
(追記:kindle版には、なんと たらればさんの解説が付録とのこと! 豪華すぎますね!)

こだま(@eshi_ko)さんも、エッセイ集などで出店されていたので、そちらで興味を持った方もいるかもしれないですね。

わたしは、文学フリマに行きたかった。すごーく行きたかった。けれど、いくつかの用事を連休中に終わらせてしまい気持ちも強かった。なんというか、思ったよりも用事は済ませられていなくって、「あれ? もう十日も過ぎたっけ……?」というくらい、用事は片付いてはいない。

悩んだあげくに、今回は諦めることにした。

浅生鴨さんのTwitterを見ると、浅生鴨さんが自費で作られた本「雑文御免」と「うっかり失敬」は通販で購入できると案内されていた。また、完売になった「ブンガクフリマ 28 ヨウ」もダウンロード版として購入できるとのこと。

文学フリマに行けば、作者の方々にも直接お話しできるし、その場で面白そうと思った本を購入できる。なんというか、買い物の楽しみもそこにはあるだろう。会場に行けなかったのは残念だけれど、この三冊をネットで購入することに決めた。


その本が週末に届いたので、ペラペラとめくってみた。自費出版とはいえ、一般的な本屋さんに並んでいる本と、見分けがつかないくらいの、きちんとした文庫本。

だけど、内容はかなり自由度が高い。フォントもいろんなものが使われている。浅生鴨さんの本では「猫たちの色メガネ」でフォントが違う箇所がある、というちょっとした遊びをされていて、面白かったし、「どこでもない場所」でもフォントが違っている箇所があった。

(ちなみに、ほぼ日で出版されている「小さいことば」シリーズも、書かれていることばによってフォントが違っていて、こだわりというか、なんだかいいなと思うポイントだ)

思い切った、というか一般商業誌では天才バカボンくらいでしか見かけないような手法(と呼んでもいいはずだ)もある。

なんというか、自由で、すごく楽しそうに作られた本なのだ。

とてもとても憧れる。自分の小説やエッセイ、歌集を、自分で本のかたちにして売ってもいいんだよね。

わたしの中で、自費出版というのはとてもハードルが高いものだと思っていた。また、「わたしになんてできるはずがない」とも、思っているし、「無名のわたしが作ったところで、売れないだろうな」とも思っている。

でも、ぜんぜん売れなかったとしても、本を作る工程が楽しければそれでいいかも知れないと、自由なつくりの本を見て、そんな気持ちも湧いてきた。

秋にも東京で文学フリマは開催されるみたいだけれど、出店だけでも申し込んでみようか、いや、まずは一度会場に遊びに行って様子だけでも見てみようか……と、あれこれ思案している。

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