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見たり、聞いたり、読んだり。 主に#コンテンツ会議 の記事をまとめています。
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2020年3月の記事一覧

甘さのないドラマ「スカーレット」

甘さのないドラマ「スカーレット」

「望みは捨てたくないけれど、甘い終わらせ方だけは絶対ない。今までの流れを見てたらそうじゃない?」

「そうだね……」

三月中旬に夫と話し合った。朝ドラ「スカーレット」の終わり方についてだ。

「スカーレット」は、本当に甘いところのないドラマだった。序盤からいろいろと心をくじかれるような出来事があったのだけれど、それはどうにか乗り越えてきた。

しかし。最終話まであと数週間というところで、かなりき

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ミステリー小説以上に読んでいるとこわくなる

ミステリー小説以上に読んでいるとこわくなる

正直なところ、この本をいま、この時期に紹介するのはどうなんだろう? という気もする。

何というか、死をテーマにした内容だし、たかだか100年くらい前のアメリカで起きた出来事。おそらく100年前くらいの話を出せば、日本でも同じようなことは起きている。足尾銅山の鉱毒事件とか。とにかく、多くの人が「毒」と定義される物質で亡くなっている。

もっとも、死がテーマというよりも、「毒による死」に尽力する医師

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思い出の冒険か、はたまた無人島生活か。

思い出の冒険か、はたまた無人島生活か。

「うわー! おもしろそう」

テレビCMを見るたびに、夫がはしゃいだ声を出す。うん、おもしろそうだねえとわたしが相槌をうつと、夫は目を輝かせながら決まってこう言う。

「これはもう、買ったほうがいいんじゃない? Nintendo Switch!」

3月20日に任天堂から「あつまれ どうぶつの森」が発売される。夫はこのゲームのテレビCMを見るたびに、決まって「おもしろそう」と騒ぐのだ。

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妄想するにも作法があるらしい

妄想するにも作法があるらしい

おもしろいけど、なんだかめちゃくちゃな展開だな、という感想の本がある。その本のタイトルは「猫たちの色メガネ」。著者は浅生鴨さん。

めちゃくちゃな展開、と書いてしまうのはいささか乱暴だと思われるかも知れない。

ジャンルとしてはショートショートと言えるだろう。短いお話のなかで、ギュギュギュっと変わっていく。猛スピードで走り出したかと思いきや、急ブレーキでストップしたり。ムチウチになりそうなスピード

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占いの先にどんな未来がまってるの?

占いの先にどんな未来がまってるの?

月曜の、唯一の救いは「しいたけ占い」である。こう言い切ってしまっても大げさではないほど、「しいたけ占い」を楽しみにしている。

もっとも、読んだ時は「ありがとう、しいたけさん! 今週もがんばる」と感謝の気持ちでいっぱいなのだけれど。数時間もたてば今週の占いの結果をあんまり覚えていない。

ただ「今週もがんばろう」と思わせてくれる、しいたけ占いにはずいぶんと助けられている。

しいたけ占いは基本的に

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