マドレーヌ

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記事一覧

企画とチームプレーでUIデザインする方法 4/4 最終回

これまで、従来型開発での企画メンバーの役割から課題を定め、その解決例を紹介してきました。実際のデザイン作業は連続しているので、うまくこなすためにいろいろな工夫を…

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企画とチームプレーでUIデザインする方法 2/4

前回に引き続き、従来型の開発体制下でデザイナー以外の利害関係者とうまくやる方法を考えていきます。 前回例に挙げたような困った状況になると、デザイナーが能力を発揮…

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企画とチームプレーでUIデザインする方法 3/4

よくある企画の人の働き方ガントチャートと課題リスト:よくある企画の人の働き方 いままで見たことのある企画メンバーは、プロダクト開発の局面だけに限るとこんな作業を…

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ラクスUIデザイナーの1日

現在ラクスには8人のUIデザイナーが在籍しています。今日は、入社して2年目くらいになったHさんのある1日を紹介します。 インタビューちょっとその前に、簡単なインタビュ…

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企画とチームプレーでUIデザインする方法 1/4

こんにちは。B2Bサービスのデザインをしているマドレーヌです。 今回は、ウォーターフォール的な組織で、デザイナー以外の利害関係者と衝突せずに共創的なデザインをすす…

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ユーザー調査とユーザビリティテストの違いを考えてみる 3/3 最終回

前回は、調査と評価の組み合わせを検討しました。最終回はゼロイチで開発する場合のフェーズごとの調査/評価の使い分けを考えていきます。 フェーズを6つに分けて見ていき…

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ユーザー調査とユーザビリティテストの違いを考えてみる 2/3

こんにちは。B2B向けWebアプリデザイナーのマドレーヌです。前回は調査とテストの違いを考えてみました。2回目の今日は、それらを組み合わせて仮説検証ドリブンなUIデザイ…

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UIデザイナーないない

こんにちは。B2Bサービスのデザイナーをしてるマドレーヌです。 Qiitaで個人的に面白い記事を見つけたので便乗してUIデザイナー版を書きます。偏見と独断に満ちたネタ記事…

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ユーザー調査とユーザビリティテストの違いを考えてみる 1/3

こんにちは。B2B向けWebアプリデザイナーのマドレーヌです。 UXDやHCDに関心がある方は、業務で調査や検証に挑戦する機会があると思います。「ユーザー調査」や「ヒアリン…

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どうして事業会社のUIデザイナーはゼロから頑張ってしまうのか

こんにちは。B2Bサービスでデザインをやっているマドレーヌです。UIデザインするときに、仕様からUI設計まで、全てスクラッチで作るデザイナーは多いと思います。 今日は、…

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ネットにいるデザイナーの言っていることがわからない

こんにちは。B2Bサービスのデザインをしているマドレーヌです。 今回はツイッターやnoteで他のデザイナーを見ていて「なんか自分から見える世界と外が違うな?」と思うこ…

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デザイナーPOが見たスクラム開発

はじめまして。B2Bプロダクトのインハウスデザイナーをしているマドレーヌです。今日はスクラム開発に参加したときの葛藤や体験について話します。 0 前提0.1 書いた人 後…

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企画とチームプレーでUIデザインする方法 4/4 最終回

これまで、従来型開発での企画メンバーの役割から課題を定め、その解決例を紹介してきました。実際のデザイン作業は連続しているので、うまくこなすためにいろいろな工夫をしました。

大きな計画より戦略毎週それまでの反省をして、いろいろな戦略を試しました。いくつか紹介します。

例1: 重要でもリスクの低いものを後回し
デザイン作業の順番は、重要度だけで決まりません。
たとえば、明日やっても今日やっても同じ

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企画とチームプレーでUIデザインする方法 2/4

企画とチームプレーでUIデザインする方法 2/4

前回に引き続き、従来型の開発体制下でデザイナー以外の利害関係者とうまくやる方法を考えていきます。

前回例に挙げたような困った状況になると、デザイナーが能力を発揮しづらくなると指摘しました。では、どんな状態なら責務を全うできるでしょう。理想の状況はどんな姿でしょうか?
前回の困ったポイントを元に条件を反転したり言い換ええてみました。

デザイナーが責務を全うできそうな条件:
🙂 ユーザーや利害関

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企画とチームプレーでUIデザインする方法 3/4

よくある企画の人の働き方ガントチャートと課題リスト:よくある企画の人の働き方
いままで見たことのある企画メンバーは、プロダクト開発の局面だけに限るとこんな作業をしていました。「課題リスト」とガントチャート作りです。

1. どこかから持ってきた要望を似たもの同士にまとめて表にする
2. ガントチャートを書く
3. 並行作業に分解して予定を詰め込む

ガントチャートは、たいてい「機能」という単位で細

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ラクスUIデザイナーの1日

ラクスUIデザイナーの1日

現在ラクスには8人のUIデザイナーが在籍しています。今日は、入社して2年目くらいになったHさんのある1日を紹介します。

インタビューちょっとその前に、簡単なインタビューをしてみました。

ラクスでの仕事内容はどんな感じですか?
楽楽精算と楽楽明細のUIデザインをしています。
楽楽明細では、急成長してちぐはぐになってしまった既存のUIに法則性をもたらし、プロダクト全体のデザインに統一感を与えるため

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企画とチームプレーでUIデザインする方法 1/4

企画とチームプレーでUIデザインする方法 1/4

こんにちは。B2Bサービスのデザインをしているマドレーヌです。

今回は、ウォーターフォール的な組織で、デザイナー以外の利害関係者と衝突せずに共創的なデザインをすすめた試みを紹介します。

UIデザインするときの合意形成の難しさある程度の規模の開発体制では、UIやプログラムの外側の仕様に対して複数の利害関係者が存在することがあります。何らかのレビューを通じて、作られたUIをプロダクトに実装すべきか

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ユーザー調査とユーザビリティテストの違いを考えてみる 3/3 最終回

ユーザー調査とユーザビリティテストの違いを考えてみる 3/3 最終回

前回は、調査と評価の組み合わせを検討しました。最終回はゼロイチで開発する場合のフェーズごとの調査/評価の使い分けを考えていきます。

フェーズを6つに分けて見ていきましょう。

1. 準備段階
2. 開発前
3. 開発初期
4. 開発中
5. リリース前
6. リリース後

1. 準備段階調査
ここは「ユーザー調査」というキーワードで思い浮かぶような、UXDやHCD的メソッドがそのまま使えると思い

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ユーザー調査とユーザビリティテストの違いを考えてみる 2/3

ユーザー調査とユーザビリティテストの違いを考えてみる 2/3

こんにちは。B2B向けWebアプリデザイナーのマドレーヌです。前回は調査とテストの違いを考えてみました。2回目の今日は、それらを組み合わせて仮説検証ドリブンなUIデザインのプロセスを検討します。

1. 前回のおさらい

前回、調査には「仮説」というデザインのネタを見つけたりふるいかける目的があり、テストにはその仮説に基づきデザインしたものが意図した通りワークするか確かめる目的があると説明しました

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UIデザイナーないない

UIデザイナーないない

こんにちは。B2Bサービスのデザイナーをしてるマドレーヌです。

Qiitaで個人的に面白い記事を見つけたので便乗してUIデザイナー版を書きます。偏見と独断に満ちたネタ記事なのでツッコミはご遠慮ください。

エンジニアないない
https://qiita.com/ssaita/items/9ab4623a71bccce8cde1

はじめにこれは、筆者が周りの非UIデザイナーの方々に
「UIデザイ

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ユーザー調査とユーザビリティテストの違いを考えてみる 1/3

ユーザー調査とユーザビリティテストの違いを考えてみる 1/3

こんにちは。B2B向けWebアプリデザイナーのマドレーヌです。

UXDやHCDに関心がある方は、業務で調査や検証に挑戦する機会があると思います。「ユーザー調査」や「ヒアリング」「定性調査」「ユーザビリティ評価」など、色々な呼び方が入り乱れて混乱するかもしれません。

今日は社内で実践している方法を交えて、パッと見紛らわしいプロダクトづくりのための「調査」と「評価」について簡単に整理してみます。

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どうして事業会社のUIデザイナーはゼロから頑張ってしまうのか

どうして事業会社のUIデザイナーはゼロから頑張ってしまうのか

こんにちは。B2Bサービスでデザインをやっているマドレーヌです。UIデザインするときに、仕様からUI設計まで、全てスクラッチで作るデザイナーは多いと思います。
今日は、UIデザイナーの一部はなぜ既存のデザインシステムやライブラリに頼ることに積極的でないのか想いを巡らせてみました。

1. 強い個性を持つガッツのある人が多いため?1.1 Webデザインのなごり説
事業会社のUIデザイナーはWeb制作

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ネットにいるデザイナーの言っていることがわからない

ネットにいるデザイナーの言っていることがわからない

こんにちは。B2Bサービスのデザインをしているマドレーヌです。

今回はツイッターやnoteで他のデザイナーを見ていて「なんか自分から見える世界と外が違うな?」と思うことを挙げていきます。

説明はわかるが意図がわからない各サービスで、沢山の「いいね」が付いた記事の中に、まれに理解できないものがあります。
もちろん日本語としてはわかるし、具体的な固有名詞やツールは知っているのに、どうして「わからな

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デザイナーPOが見たスクラム開発

デザイナーPOが見たスクラム開発

はじめまして。B2Bプロダクトのインハウスデザイナーをしているマドレーヌです。今日はスクラム開発に参加したときの葛藤や体験について話します。

0 前提0.1 書いた人
後のSM、radioc@tさんとの会話の流れでPOになったデザイナー
・インハウスデザイナーとして、B2Bプロダクトのユーザビリティ開発を3年くらいやってる
・フロントエンド開発者と言える水準のコードは書けない
・UMLちょっと書

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