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ラクスUIデザイナーの1日

現在ラクスには8人のUIデザイナーが在籍しています。今日は、入社して2年目くらいになったHさんのある1日を紹介します。

インタビュー

ちょっとその前に、簡単なインタビューをしてみました。

ラクスでの仕事内容はどんな感じですか?
楽楽精算と楽楽明細のUIデザインをしています。
楽楽明細では、急成長してちぐはぐになってしまった既存のUIに法則性をもたらし、プロダクト全体のデザインに統一感を与えるために目下試行錯誤しています。

現在はどんなプロジェクトをやっていますか?
楽楽精算のスマホアプリの新機能を担当しています。
スマートフォン固有の操作導線やデバイスの特性があり、デスクトップ版のUIデザインとは違う刺激があります。

UIデザインの醍醐味は?
複雑な情報を整えて調和した表現を創り出すといった、デザイナーならではの普遍的な能力が活かせるところです。
UIデザインは、ユーザーの煩わしさを直接解消することはもちろん、不要な作業を減らして間接的にユーザーの一日をもっと生産的にできる可能性を持っていると思います。

午前中

🕘 09:00 | チーム朝会

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一日の始まりは、メンバーどうしで前日やったことと当日の担当内容をシェアしあいます。担当プロダクトごとに、課題点や困ったことがあれば共有し、相談に乗ってもらえます。

🕤 09:30 | エンジニア&デザイナーMTG

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エンジニアと直近の開発状況をシェアしあいます。プロジェクトが進行中の当面は毎日実施することで、認識ズレを防いでスムーズなチームプレーができるように心がけています。

🕥 10:30 | UIルール定義
急成長中の「楽楽明細」のUIに一貫性を与えるため、デザインのルールを検討。このプロジェクトにはユーザビリティの向上のほかに、UI周りの開発工数を抑える狙いもあります。

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まずユーザビリティについては、新規ユーザーの分かりやすさ、既存ユーザーには新機能に戸惑わず使えるような両面的な配慮が必要です。画面のビジュアルに調和をもたせるためにカラーパレットを設計したり、各画面のデフォルトの操作やそれを識別するためのアイコンを定義したりすることで、迷わないナビゲーションを検討していきます。
そしてもう一つ、開発効率向上のためのルール策定という側面も考慮します。楽楽明細は立ち上げ当初から機能を拡充し続けていますが、エンジニアが機能毎に新しいUIを考えたり、どれを使うか迷ったりすることが課題となっていました。UIに法則性をもたせることで、毎回デザイナーに確認しなくても迅速に機能が提供できる状態を目指しています。

🕦 11:30 | 直近プロジェクトの振り返り準備
UIデザイン課では、プロジェクトが終わったら「振り返り」を実施し、次回の行動方針を検討するよう取り組んでいます。今回は、最近実施した中規模なUI刷新について、大変だったことや課題を開発チームと洗い出しています。

🕛 12:00 | お昼休み

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出来たばかりの開発部のオフィスには、きれいな専用カフェスペースがあります。ラクスメンバーなら誰でも使えるので、ゆっくり休むもよし、同僚と談笑するのも良しです。

午後

🕑 14:00 | 来期のアクション検討

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ラクスでは半期ごとに、期内で実現すべきゴールを設定します。今日はチームメンバーの一部とマネージャーで、来期のアクションと中期的なビジョンの見直しをしました。

🕞 15:00 | 管理者画面の機能検討
ラクスの主力プロダクト「楽楽精算」の新機能について、UIを検討しています。このプロジェクトでは既にプロダクトで使われいるUIを再利用し、管理系の画面を設計していきます。
楽楽精算のように多機能で複雑なプロダクトでは、UI設計時に「ストーリーボード」と呼ばれるメソッドを使ってユーザーのアクションと画面の関係性を探ります。ここでは、王道となる操作手順とサブの操作手順を検討し、どんな役割を持ったユーザーがどのような流れで使うのか分析中しています。
こういったプロセスを挟むことで、UI細部の設計の前に全体のフローを俯瞰して抜け漏れを潰すことができます。

夕方

🕔 17:00 | 開発レビュー

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エンジニア・サポート・営業・企画が集まって、週にいちど新機能のレビューをします。
UIデザインは、変更による顧客へのインパクトや開発の工数など、ビジネスにもエンジニアリングにも影響を及ぼします。そのため、この場で全員が納得できるよう合意形成を図ることがとても重要です。

🕔 19:00 | 退勤
日報を書いてPCを片付けたら今日の仕事は終了です。
お疲れさまでした!