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【雑談】現実のような現実でないような

こんばんは。

皆さま、好きな作家さんはいらっしゃいますでしょうか。

川上未映子さん著の『すべて真夜中の恋人たち』を読みました。
ある方が紹介されていて、読みたくなり手に取った本です。
以前から川上さんの本は面白いと、noteでも度々目にしていたのですが
今回初めて読みました。

一言で言うと、まだこの本を深く理解できていないので
また読みたくなる作品です。
何というか、話の内容は理解しているのですが(恐らくw)、
深い部分は一度で理解できる作品ではなく、
読むたびに新しい発見が出来そうな本です。

どこで一度読むのを切り上げるのか悩んで、
危うく電車を乗り過ごしそうになりました笑
それくらい本に没頭できました。

これから手に取るという方もいらっしゃると思うので
詳細は省きますが、主人公の生活はびっくりするくらい単調です。
それがものすごくリアルな気もするし、単調な中でも
彼女のびっくりな行動で(タンブラーに日本酒とか)
ものすごく、非現実的な話にも取れます。

話の終盤は、こんな流れになることある?!と思いつつも
最後にはものすごく現実を突きつけられるというか…
同じことを繰り返し書いていますが、現実と非現実が並行している感覚に
私は何度も陥りました。1冊の本でこんな感覚になったのは
初めてな気がします。不思議な感じ…

ネタバレになるかと思いますが、
そして性格悪っと思われそうですが笑、
主人公がただただ単純にハッピーライフを送るという結果にならず、
成長はするものの、元の生活に戻るというのが
やっぱりすごく現実的な気がします。

主人公が望んだ結果が舞い降りてくる
ハッピーエンドの作品も多く、それはそれで幸せです。
ただこの本は、より現実的な結果が待っているというか
上から目線ですが、人生ってこうだよな、と共感できますw

少し時間をおいてから、再読します!
今、記録として書いているこの内容が再読後に
何か変わるでしょうか…?
他の川上作品も読んでみたい!と思う一冊でした。

今日もお読みいただきありがとうございました。

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