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[11日目]GW明けで落ちた…正式に休職!


GW明け、職場に行くことだけで精一杯!

 長かったGWが終わり仕事が始まる。前日に心療内科を再診し、休職が必要だと言われていたが、その旨を上司にも伝えなければならない。実際のところ仕事ができるかどうかわからないため、上司に相談することが必要だと考え、ひとまず職場へ行くこととした。
 他の社員がいない早い時間を狙って職場へ行くこととしたが、出勤するだけで精一杯!家を出るときは放心状態で、頭痛と動悸が収まらない。家から駅まで自転車で移動するが、ペダルを漕ぐ足に力が入らず、一番軽いギヤを選択してやっと進む。駐輪場に自転車を止め、駅に向かうが、この時点で汗が噴き出す。きっと自律神経が乱れてのことではないかと察する。
 駅の改札を通りホームに上がるが、体がふらつき吐き気がする。視野も定まらず、どこを見ていいのやら。電車に乗り空いている席に座り目を閉じて気持ちを落ち着かせるが、その間にもムカムカと吐き気が込み上げてくる。
 電車を降り会社までの通勤バスに乗るのだが、いつもなら着席するために空いているバスまで順番待ちをするのだが、今日は待ち時間があると一気に落ちてしまいそうで危険な感じがしたため、目の前に止まっていた満員バスに飛び乗った。
 待ち時間、考える時間があるととにかくヤバい。これほどまでに精神的にきているのかと痛感。さらに、そもそも上司はこの早い時間に来てくれているのだろうかと不安もよぎり、通勤だけでものすごいエネルギーを消費した。

エレベーターを降りると上司が!

 会社に到着しエレベーターで職場のフロアまで上がると、扉が開いた目の前に上司が!これは願ったり叶ったりで、不安が一つ消えた!
 上司が声をかけようとしてくれたのは分かったが、それより先に「すいません、ダメです。仕事ができる状態にないです。適応障害と診断を受けました。」と助けを求めるかのように状態を伝えた。
 上司がどのような反応をするかドキドキしていたが、「そうか。これまで本当につらかったね。大変な思いさせてごめんな。よくがんばってくれた。」と労いの言葉をかけていただけ、それだけで涙が出そうになった。
 立ち話で済ませる話でもないし、この間も汗が噴き出していたため、とりあえず職場のデスクに移動して今後の相談をすることとした。

今後のことも含めてまずは休職しよう。

 私の希望としては、現状の職場で業務を継続することは難しいと考えているため異動をお願いしようと思っていた。すると、私より上司の口から「あなたの仕事の様子はずっと見ていたから、〇〇という職場か〇〇という職場があるから、そこならもっと力を発揮できるんじゃないかと思う。」と、私以上に先のことを考えてくれていた。
 まずは一旦ゆっくり休んで体調を整える。その間に部署異動はどこが最適かを相談。今後のことを含めてまずは休職しようということで話が落ち着いた。
 

 この相談の場で今の仕事をもうちょっと頑張ってほしい、とりあえず休んで回復したら調整しようといった話になるのであれば、退職も検討しようと考えていた。
 会社には様々な組織があることを考えれば、社員を適材適所に配置することを考えてくれるか否かでこちらのモチベーションも変わる。社員を大切な”人財”と捉えているのか”コマ”として使おうとしているのか、その姿勢を見させていただいたというのが私の本音である。
 
 ということで、5月7日付の休職診断書に基づき、正式に1ヶ月の休職に入ることとなった。他の社員が出勤してくる前に職場を出て、安心した気持ちで帰路についたが、自分の仕事を引き継ぐわけでもなく長期離脱となることを考えてしまうと、仲間には申し訳ない気持ちでいっぱいで心が苦しくなる。しかし、今はそういうことを考えてはいけない、自分のことだけを考えなければならない。それが本当の意味での休職であり治療であるのだから。


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