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私は暮らしのアーティスト


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昨日は結婚記念日のお祝いで久しぶりに二人の時間を過ごしました。忙しい毎日を送っていると向き合って会話したのっていつだったけな。。てなりがちです。うちは毎晩家族揃って食事をしていますが、子供がめちゃくちゃ喋りなので親が話す機会があまりないので夫婦の時間を作るって大事だなーと思います。
そんなで誰かと一緒に暮らすと言う事を英語の冒頭でちょっとお伝えしたのですが昔私が離婚後落ち込んでいて、もう誰かと一緒に暮らすことは無理だと思っていた時、パトリス・ジュリアンの生活はアートと言う本に出会いました。
生活はアートなんだ。自分でクリエイトしていかないといけないんだと頭に電球がつきました。彼はフランス人90年代に日本で生活や暮らしの大切さを広め、いろんな本の著者で有名で今は70歳近くになっている方で主に日本で活躍しているエッセイストなのですがこの本で私は「暮らし」についての自分のスタイルを考えたり、居心地のいい生き方を考えるようになりました。
最近この本をまた手に取って読んだのですが、時代も変わっていることからあの時と読んだ時よりかなり自分スタイルの私の生活のアートが決まっていて、自分でそれを発見できたことに嬉しく思ったり、以前はふんふんと素直に受け入れていた文章に、いや、それは私は違うと思うな。。と言う部分も出てきて自分の成長をものすごく感じました。
読んでいて思ったのはアメリカでは暮らしという言葉があまり定着していないでこれから注目されるキーワードでもあるなーと思ったりしています。しかしフランスや日本では暮らしの大切さをとても重要にしていることを感じます。
フランスでは日常にもう常にある感じで日本は忙しすぎる生活の中から人が必然的に生み出されてた丁寧な暮らしと言う形であるように思います。アメリカでは確かに食を意識している人は暮らしの意識も高い気がします。
英語の冒頭でも言ってたのですが、ネットでとある言葉を見つけました。
「誰かと一緒に暮らすと言うことはアートだ、忍耐のいるとても美しくて魅力的なことだ。」と書いてあったのです。
私はいまだにこの言葉が大好きでそして変わりなくそうだなぁと感じます。
以前の私には考えられない生活を今しています。
振り返ると色々自分で考えて本を読んで影響され、自分で自分の人生について、日々の暮らしについて考える時間を自己投資してきたことに気づかされました。

結婚生活は17年間ですがほぼ20年近くエディと暮らしを一緒にしてきて思うことは長く付き合うことはとても忍耐が入ります。
忍耐と言うとネガティブな言葉なのであまり響きは良くないですが、いい意味での自分を成長させてくれる、自分とは何かという事を気づかせてくれる気づきの忍耐で、その経過もお楽しみがついてくる忍耐だと私は思います。
出会ったときのようなドキドキやワクワクはそこまでないですが時を経て感じる感情は出会った時よりも魅力的だと本当に思います。
日本の侘び寂び文化がもたらすような、時が経つことから現れる美しさ。さびれ感。私は大好きなので暮らしもそんな風にいい寂れ方をしていけたらと思うようになりました。
年々離婚率は増えています。アメリカでは離婚率が75%とかで結婚する意味あるんか。とか思います。離婚は個人的にやはり辛いのですべきものではないし、でもせざるとえない人もいるし、した方がいい人もいるのでバツ1と言う日本語をどうにかして欲しいとも思いますが(まる1とかどうでしょうか?)
時を経って得れるものがあると言う既婚者が出てくるとがんばろうって忍耐に変わると思うのです。だから長年の結婚はこんなにいいんだぞと既婚者が声を上げて言って欲しいと思います。
夫婦はそれぞれの色があるので、いろんな色があって当然で、いろんな形で長く続いてきたと自慢することは大事だと思います。
もしかしたら恋愛で傷ついた人、結婚生活で心がぽきっとなってしまった人への応援歌になると思うのです。

最後にちょっとしたお話を。昨日も言いましたが私もエディもこだわりが強く今はもうさすがに慣れましたが最初は結構細かい事を色々言われました。私は大雑把な方なのでエディが細かいところを気にする性格からストレスにならないように私が考慮しないといけないなぁと思いやっていた事なんですが、例えばキッチンでは布巾を使うことは彼はものすごく嫌うので彼の前ではペーパータオルを使ったり、これは今ではもうエコ意識が高くなって完全におふきんを使う生活になっていますが、水的が気になるとか色々あって、母がいつも私にこんないい人に巡り合えてよかったねーー。贅沢だわーー。失礼なことにあなたのどこを思って一緒になってくれたんでしょう。と言うエディ様様コメントをしょっちゅう国際電話越しによくしていて遊びに来た時に、母が家の事を色々やってくれたのですがそれがいちいちエディが気になることで私に「お母さんにあれしなくてもいいって言っててね」と毎日気をつかって私を通して母に言うように言われ、母はそこで「細かいとこほんまに気にする人やねんなー。あんたよう頑張ってるなー」て言われて思わず「THANK YOU!!」と叫んでしまった次第と事がありました。

本当に暮らして見ないとわからないことってたくさんあります。暮らしや生活はアートで楽しんでクリエイトしていくものだと私は思います。
そんな暮らしのアーティストでこれからも楽しんで生きていきたいと思います。


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