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M&A売却でのExitを薦める3つの理由

今年も今週で終わりですね。僕はこの年末の数日が一年で一番好きです。ちなみに大掃除はこの時期寒くていつも春先にやってます💦

2015年の年末、それまで上場準備に明け暮れもう少しというタイミングだったのに、M&AでExitすることが頭をよぎりました。主幹事証券会社さんや監査法人からの業務以外のプレッシャーに煩わしさを感じ、上場した後のイメージがなんだかぼんやりしてしまい、自由ってなんだろう?というなんとも言い難い感情でした。

そこから結果的には半年でM&AでのExitとなるんですが、今日は「M&A売却でのExitを薦める3つの理由」をお伝えしたいと思います。トップ画像は、僕がM&A実施した直後に経営方針説明会で退任することを伝えたときに、管理部門中心に用意してくれた社員からの寄せ書きです。今見てもウルっときます。。。

その前に、今後noteで書いていこうと思っているテーマを整理します。

【起業からのグロース編】

  • コアメンバーとビジョンを言語化する意義

  • フットサルで見抜く面接だけでは分からない採用メソッド

  • 少しテンションが上がる朝礼

  • 信頼度につながる公共案件受注の極意

  • 事業の考え方 サプリメントより頭痛薬を

  • ビジョンを浸透させ企業文化が根づくイベントとは

  • アジャイルでエンジニアリング力アップ

  • Jリーグスポンサーから海外展開へ

  • 外部から人材招聘し失敗した場合

  • 主幹事証券会社と監査法人の選び方

  • メディアへの露出方法

  • IPO(上場)準備のメリット、デメリット

  • エクイティストーリーの作り方

  • 企業認知度を上げるためのピッチ

  • 障害が発生した時の初動からクローズまで

  • ビズリーチの怖さ

  • その他有意義そうな経験や失敗談

【M&AによるExit編】

  • 父親の事業を継がない決断からの事業承継M&A

  • M&Aにおけるタイミングの重要性

  • 成長戦略として5つの選択肢

  • M&Aは会社の棚卸し、何を準備しておくべきか

  • M&Aエージェントの見極め方

  • M&Aはどう進んでいくのか?

  • 株価算定

  • 売却への不安の正体

  • どんな買い手が現れるか?

  • M&Aを行う理由の言語化が実は大切

  • 売却後の人生(ライフスタイル編)

  • 売却後の人生(お金編)

  • M&A後に会社の残る?残らない?

  • M&Aのプロセス、契約で注意しておきたいこと

  • 起業家の悩みは解消されるのか?

  • 社長は転職できないが売却ができる

  • その他有意義そうな経験と失敗談

M&A売却でのExitを薦める3つの理由

上場することも素晴らしいことです。社会から公的に認知され、資金も集まり事業もスケールできます。これが成長戦略の筆頭です。

①ある程度できたら、次の行動を

でも、上場だけが成長戦略ではありません。どのゴールを目指すのかは会社、個人で異なります。ユニコーンの「すばやくなりたい」という曲がまさにそうなんですが、「ある程度できたら、次の行動をー」「ある程度満足で、次の感動をー」って歌ってます。これがM&A売却Exitを薦める理由の一つです。ゼロイチとしてゼロから起業しある程度のサイズまで成長させた後は、後輩たち若手に譲っていいんじゃないかと思います。頑張ってきた起業家は一旦まとまった休みを取って充電し、次の行動へ。

②社会に種を蒔き続ける

起業家というジャンルの人たちは、その多くがアイデアに溢れています。だから、またゼロイチとして新たにチャレンジすることにも期待されます。サラリーマンだと仮にアイデアが浮かんでも起業して旗を振ることにメンタル的な抵抗もあります。実際、世界のスタートアップ実績を見ても、日本は欧米の3分の1以下しか起業志向がないというデータもあります。
人生を一つのドメインで全うするよりは、社会にいろんな種を蒔き続ける人が起業家で、だから「ある程度満足で、次の感動を」目指して欲しいという思いもあり、M&A売却Exitを薦めています。

③新たな方法で成長させる

よく「社員は転職できるけど、社長は逃げられない」と少しネガティブに聞こえる声も伺います。でも、社長は育てた起業を売却できます。そして、新たな資本下でまた違うメソッドで成長させることができます。わかりやすい事例が充実した福利厚生や管理制度で社員が働きやすくなること、また買い手側の営業力で既存の枠を超えた販売領域の確保などです。もちろん、IPOしてからもそれは可能ですが、スピード感で言えばM&Aが一番。地政学的な不安が経済へ与える影響などを考えても、成長スピードがこれまで以上に求められています。経営者の方が早期にキャッシュリッチになれることはもちろんですが、企業の成長を考えればM&A売却によるExitは大きな選択肢だと思います。

読んでいただきありがとうございました。

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