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医者に相手にされてなかったのに――。ここに神医者がいた、のだが。

Vol.3 近所の整形外科に紹介状だけ書いてもらい、目指す病院へ。治療を引き受けてくれた神医者がいた! のだが……。


ものすごーく、申し訳ない受診。
近所の、一番どうでもいい整形外科に行く。

医師「ああ、股関節の件ですね。」

わたし「はい、それで、▢▢大学病院に紹介状を書いてほしいんですけど。」

医師「今日は……、それだけですか?」

わたし「はい……。」



ああーすみません! 失礼は重々承知でやってまいりました!

しかし、わたしの股関節は、少々の失礼などどうでもよくなっております。
申し訳ありません。今度、インフルエンザの予防注射にでも来ますね。


さっそく、▢▢大学病院を予約。受診日が来る。


はじめて来たー。しかし、最寄駅からの道が、股関節痛持ちには、つらい。
しかし、それほど待たずに呼ばれる。
なんか、いい感じ。


レントゲンを診る、先生。

「うーん、骨には問題ないみたいなんですけどねー。」


はい、いろんなところで聞きました。
でも、今日わたしは勝負に来たのだ。それで終わってもらっちゃあ困る。


先生、もう十何件も病院を回ってきました。
ほとんどがわからない、手術をした先生に聞け、とのことで。
でもその先生には検査もしてもらえず、ただ、こんなことやあんなことを言われて……。

もうわたし、どうしたらいいか……。
10のうち、8か9くらい痛いんです。
先生、助けてください――。


そう、もう足は10のうち8か9くらい痛い。
もう、病院探しもしんどいの。ここで、なんとかここでお願い! 助けてー!

 

すると、先生が、

「よーし、じゃあ、とことん調べてみましょうか!」


と言ってくださった。


うわー! やったあ!
先生、後光が見えますー!

ありがとうございます、ありがとうございます。
きっと、最初の手術がよくなかったんだと思います。

「でも、それはひどいことを言われちゃいましたね。」
と、最初に手術をした医者の言ったことは気にしないで、調べましょうとのことになった。


うれしい。
検査だ。
ようやく、ここまできた。

そこで、CTやMRI、血液検査など、一通りの検査をしてもらった。


そして、こんなことを言われた。

「ちょっと、原因がよくわかんないんですよ。今度、股関節の医師が集まるときに、みんなで見てもらいますね。」

やっぱり、ちょっとわからない状態なのだ。
近所の整形外科の先生たちは正しかった。
わからないものは、わからないと言ってもらえるのがいちばんありがたい。


しかし、一抹の不安が――。
いったいどうなっているの? わたしの股関節は?

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昭和43年生まれの死別(再婚)おひとりさま。入痛かったり苦しかったりするとき、「家族の方を~」と聞かれなくてもいい社会になってほしい!と思った、入院、手術、股関節脱臼×3プラスハードなせん妄体験記。

死別のおひとりさま。母がギリ手伝ってくれる半人前のおひとりさまだが、その協力も今回限りと知る。 変形性股関節症で入院5回、股関節脱臼3回、…

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