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こんな人をキャスティングする④~複数の候補者からこんな人を推す!~

初めましての方、そうでない方、こんにちは。

ウェルネスドア合同会社の狩野です。
前回はこんな人をキャスティングする③~候補者を絞る~を紹介しました。
今回はキャスティングされた複数の候補者から「こんな人をクライアントに推薦する!」を紹介していきます。早速結論ですがPOINTは以下の通りです。

①プロフィール写真などの営業ツールを準備している
②SNSやブログ、個人HP内のでの発信内容
③業務連絡での印象(メール)
④講師特性と意欲
+α:その人の持っている業界内での付加価値

それでは個別に解説していきます。

①プロフィール写真などの営業ツールを準備している

キャスティングリストをクライアントへ提案する時には、プロフィール写真や経歴、候補者のHPやSNSなどの外部リンクアドレスを掲載します。
その時に宣材写真とスマホで撮影したであろう写真の見栄えと印象はやはり違うものです。

それに加え、自身の仕事の活動の為に「わざわざ費用をかけて宣材写真を用意している」という事も好印象です。きちんと自分の営業ツールに対しコストを掛けているというのは信用に繋がります。競合している候補者の能力や経歴に差がなければ、この様なポイントで差がつく事もあります。

最近はスマホアプリできれいに加工できますが、やはり違和感を感じます。
特にやりすぎで、実物と違うじゃん!なんて事がSNSのプロフィールや投稿ではよく起きるので、加工もほどほどに。

また、プロフィールに掲載する経歴・活動歴を常に最新のものに更新している資料(PDFやHP)を用意している事も好感度を高めるのに役立っています。活動実績の最後が数年前のもので、「その他実績多数」みたいな言葉でまとめられているのはちょっと困ったりします。

というのも、前回こんな人をキャスティングする③~候補者を絞る~でも書いたのですが、キャスティング時に大事にしている事の中に、過去の功績よりも「今」と「これから」を大切にしているとお伝えしました。

経歴や活動実績は出来るだけ新しいものに更新していた方が好印象です。

②SNSやブログ、個人HP内のでの発信内容

こんな人をキャスティングする③~候補者を探す編~
でも、少しこの部分には触れたのですが、SNSやブログなどの発信内容や文章力というのは「相当重要視」しています。

これは、普段のその方の素行や言葉遣いから、人間性を推測し、業務依頼後にトラブルやクライアントへの失礼、万が一にもクライアントのイメージを棄損する、期待を裏切るような事は避けたいので、直近の投稿だけでなく、過去の投稿まで遡ってチェックしています。

SNSやブログでの発信内容や言葉遣いは、個人の自由ですが、これらのツールを仕事の為に生かす事を意図していたりする場合は、その発信内容は専門家としての付加価値を高めるものに基本としておいた方が良いでしょう。

具体的に依頼者視点で不安を感じる投稿や言葉遣いとして

やべぇ だるい うざい 
批判 誹謗 
お酒に酔って羽目を外している写真 危険行為
頻繁な高級レストランでの食事風景 ブランド品掲載

この辺りは印象として良いものではありません。

逆に、仕事やお客様への感謝のを伝えるもの、コメントへ丁寧に返信している様子などは好感度が高まります。

③業務連絡での印象(メール)

これも前回のこんな人をキャスティングする③~候補者を絞る~
で少し触れましたが

業務連絡やメールへのリアクションは早ければ早いほど助かります。
他の候補者と優劣がない場合、返事が早いというだけで差がつく事もあります。

というのも、仕事のキャスティングやスケジューリングなどは不測の事態に備え、早めに段取りを組みたいので、返信が1日以上、2~3日、さらに掛かるというのは結構困るものなんです。

こちらからの問い合わせに対して、正確な回答がすぐには出せないという場合も、とりあえずその事を連絡頂けると印象が180度違います。いつまでに回答を得られるか?などを確認できますので。

返信が遅い事で依頼者側が何を感じているか?というと
「一体何に待たされているのか?」がわからない状態
「いつ返信が来るか?」わからないので、その他の段取りを進められない

これらの状況は、仕事が一時的に止まってしまうことも多く、とりあえずの連絡さえあれば、代わりにこの準備を進めておこうとか、代替え提案として〇〇を用意しておこう。などの行動を起こせるので助かります。

あと、ほとんど今ではなくなりましたが、まれに連絡先のメールアドレスを
携帯キャリアメールアドレスを使用する人がいます(docomo/au/softbank)これらのドメインは、迷惑メールに振り分けられ易かったたり、書類や画像、動画などの仕事に必要な資料の共有に向いていませんのでやめて頂きたいです。

④講師特性と意欲

講師特性とは、案件に対して
「こんな人にやってほしいな」「こんな人が講師ならイメージと合うな」
「違和感がないな」というものです。

例えば、東大合格のための受験勉強法!というテーマの仕事を、スポーツ専門学校卒業、という学歴の人に語られても、テーマと合っていません。

どんなに、テーマに対しての知識と技術を持っていたとしても、「あなた」と案件との間にあるイメージが合わなければ成立しません。

キャスティングリストに載せている時点で、講師特性はある程度クリアしているのですが、その中でも特に「この人かな?」と感じる人がいれば、会社として推すことがあります。講師特性を構成する要素としては以下のようなものがあります。

・容姿
・話し方、声質
・学歴・資格
・実績

もって生まれた要素もあれば、努力や訓練によって身に着けられるものまで複雑です。

ただ、講師特性でも決定的な差がつかない場合は、これまでに解説してきた①~③に加えて、仕事に対しての意欲と協力的な姿勢が決め手になります。

一生懸命さがやり取りの中で伝わってきたり
逆に提案をしてみてくれたり
良い仕事をする為に足りないことやわからない事を埋めようとしていたり

この様な意欲や姿勢を見せてくれる人には、仕事のチャンスを与えてあげたいと思うものです。キャスティングする側も人間ですので、最後は感情的に応援したい、協力してほしいと感じるかどうか?というのも大切になってきます。

+α:その人の持っている業界内での付加価値

その人の持つ業界内での付加価値というのは

「この人と一緒に仕事をした事で、こちらが得られる信用と優位性」です。

今でこそ、当社の法人案件実績は増え、お陰様で大手企業様のとの取引実績を持つ事が当社の信用への付加価値をつけています

しかし、開始当初は、なんの実績もなくキャスティングで声をかけても
「あやしい会社」との印象を持たれていたであろう事も想像できます。

キャスティングする上で、一緒に仕事をしてた事のある人が、業界内での信用や評判、知名度を持っていてくれていると、同業者へのアプローチがしやすくなります。

「ウェルネスドアって初めて聞く会社だけど、〇〇さんもここで仕事しているんだ」

というの付加価値は、ものすごく助かります。

丁寧に地道にでも、業界内で評価と評判、知名度や交友関係を育んでいる人は、依頼者としてもそのような人と仕事すれば、今後自分たちの事業もやりやすくなるな。という加点になっています。


以上が ~複数の候補者からこんな人を推す!~ 編となります。

一言でいえば 「良い人」 と感じられるか?です。

次回は予定では最終回になります。

結局、どんな人がクライアントに選ばれているのか?をご紹介します。

こんな人をキャスティングする⑤~こんな人がクライアントに選ばれる~

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