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こんな人をキャスティングする③~候補者を絞る~

初めましての方、そうでない方、こんにちは。
ウェルネスドアの狩野です。

前回の、こんな人をキャスティングする②~どうやって候補者を「探している?」~続きとなります。SNSやネットを利用して、候補者を探しましたが、見つけた人すべてを候補者としてキャスティングリストに載せるわけではありません。

今回は、法人案件の講師キャスティング候補者をどのように選別(絞る)しているか?を紹介します。早速結論ですがPOINTは以下の通りです。

①顔と名前が明らかになっている
②仕事の問い合わせ窓口が用意されている
③問い合わせに対して返信有無と早さ
④業務実績と経歴
⑤SNS・ブログ・個人HPの更新頻度

特に、①~③は重要視しています。個別に解説していきます。

①顔と名前が明らかになっている

まず、顔と名前(理想は本名)がわからない相手に問い合わせはし難いものです。余程の活動実績があれば別ですが、SNSなどに専門家としての経歴や資格などが載っていても、顔がわからない、名前が適当な人への連絡はほとんどの場合行いません。法人案件は、「信用」が最重要ですので、素性がわからない相手への案件公開や問い合わせはまず行いません。

SNSの場合、本名や顔を隠して刺激的な投稿を繰り返かえす人や、偽アカなどが存在する時代ですから、顔と名前を明かして「何者なのか?」を正々堂々公開している。というのはそれだけで好感があります。

中には、インストラクターネームや芸名で活動している人もいますが、その場合は問い合わせ後に本名を頂ければ問題ございません。契約関係や、クライアントへの紹介時に、本名の紹介が必要な場合がありますので、表と裏をきちんと使い分けてくださればそれでOKです。

②仕事の問い合わせ窓口が用意されている

これは、仕事を依頼する側の立場を考えて頂ければわかりやすいですが、仕事の相談や問い合わせをしたくても、SNS・ブログ・個人HPにメールアドレスや問い合わせフォームが無ければ連絡が取れません。
問い合わせする側としては

①個人HPの問い合わせフォーム
②「仕事のご相談はコチラ」→メールアドレスを公開
③「仕事のご相談はDMへお願いします!」

①~③の順番で連絡がしやすいです。個人HPの問い合わせフォームは仕事の為にHPと問い合わせ窓口を用意している。というだけで信用度が高まります。②と③の違いは、TwitterやInstagramのDMでは、書類や画像データをのやり取りがし難く、必要なコミュニケーションがメールの方がし易いという点が、②と③の順位の違いです。

SNSはもちろんの事、個人HPも今は無料で開設出来ますから、用意する事をお勧めします。

何でもそうなのですが、仮に仕事の能力やその他がほかの候補者と拮抗している場合、「ないよりもある人」「知らないよりも知っている人」「できないよりも出来る人」などちょっとした事が差になります。

無料で用意できるHPを「用意している人としてない人」というたったこれだけの違いでチャンスが失われているとしたらもったいなすぎますからね。

③問い合わせに対して返信有無と早さ

これは私も仕事をしていて最も悩まされるポイントなのですが
公開されている連絡先に問い合わせをしても、返信が無い人というのがいます。こちらからのオファーに魅力がなかったり、興味が無いものなので無視をされているのかもしれませんが・・・

ただ、ここで問題なのは2つのパターンです。
①問い合わせ窓口として公開している連絡先へのメッセージを日々確認していない
②故意に返信をせずにいる

これはどちらも機会損失をしています。

まず①ですが、そのまませっかく仕事のオファーが来ているのに、DMをチェックしていない、公開しているメールアドレス、問い合わせフォームに設定しているメールアドレスを、サブアドレスにしていて、滅多に確認する事が無い
例)普段はgmailをメインに使用しているが、仕事様にyahooメールなど別ドメインにしている など

仕事のキャスティングというのは、急いでいることが多く、問い合わせしてから24h以内には何かしらのリアクションが来なければ、依頼者側としては不安に感じたり、この人とは縁がなかったかな?と考え始めます。

「返信が早い」というのはそれだけで価値があり、好感度が高いです。
引き受けるかどうか考える時間が欲しいという事もあると思いますが、その場合も、一先ずいつまでに結論を出せるか?または出せばよいかを聞くという連絡を入れてくれると、遅い、または無視されるのとは180°印象が違います。

②の故意に返信せずにいる、ですが、正直これは問い合わせを受ける側の自由なので何も悪くないです。問い合わせ内容や条件が合わない、今忙しく引き受けられないなど理由はあるでしょう。

しかし、知っておいてほしい事として、依頼者側としては、1度連絡をして返信がなかった相手には、次また連絡しにくいという事です。
「連絡しても返信が来ない人」と印象に残っていると、次別案件で再度その人に問い合わせてみるかというと、なかなかに悩みます。

故意にしろ、たまたまにしろ、なんの返信もせずにいると別の魅力的なオフファーの連絡が来なくなるという可能性が高まりますのでご注意ください。

やはり、この場合もお断りの連絡を何かしらの理由をついてとりあえず行っておくことが理想です。依頼者が側としては、問い合わせした人に断られたダメージよりも、何も返信が無い事のダメージの方が深く、悪い印象を残します。

④業務実績と経歴

これは当然ですが確認をしています。
依頼予定の業務に、類似の仕事の経験があるか?ないか?当然強みになっています。

ただ、案件の中には、
①少しの不安要素を無くして挑みたいもの
②新しい人を発掘する、成長の機会として提供してみたいもの

2つのケースがあります。
①のケースの場合、例えば当社の過去の案件例であれば、企業のタイアップとして、商品やサービスプロモーションの為に一般向けに行うイベントにインストラクターとして出演するものは、企業案件のイベントレッスン経験を重要視します。

②は、社内だけのclosedな小グループの案件で、難易度がそれほど高くないもの、例えば、オンラインの20分間の肩こり解消のストレッチレッスンの様なものは、こちらから過去の開催実績から必要な手順や情報共有をすれば、大きなミスがまず起こらないと考えられるものです。

何の仕事も、経験がある事に越したことはないのですが、経験豊富な人も、はじめは何の経験も実績もなく、小さなきっかけの積み重ねがあってこそですので、講師として将来的に活躍してほしいと、その素質がありそうだと思われる人には、未経験者や経験の乏しくともキャスティングする事があります。

⑤SNS・ブログ・個人HPの更新頻度

これは皆様も振り返ってほしいのですが、欲しいものを探していて、お店のHPにアクセスした時に、そのHPやSNSの投稿や、新着情報欄の更新が2年前を最後に止まっている・・・といった経験ないでしょうか?

これだけで、「もうこのお店やってないんじゃないか?」とか
この人の仕事へのやる気や熱意が失われているのでは?
専門家としての成長が止まっているのでは?と感じてしまいます。

仕事の依頼は、過去にどれだけその人が活躍していて功績が輝かしくとも
「今」と「これから(未来)」を感じられるか?の方が重要です。

いつでも、仕事のオファーを受ける準備がある!というのを感じさせるように、運用しているブログ、HPやSNSの更新は少なくとも1ヶ月に1度は行われていてほしいと思います。


以上が、キャスティングリストに載せるがどうか?を検討する上で見ているPOINTです。

全ての根底にあるのは、これから一緒に仕事をするうえで不安を感じないか?クライアントに紹介しても失礼が無いか?という事です。

次回は、候補者としてキャスティングリスト載った人の中から、当社としては「この人が良いと思います」という推薦する人の特徴を紹介していきます。

既に、様々な基準をクリアしている中でも、さらにプッシュ出来る人とは?
どの様な人なのでしょうか?

こんな人をキャスティングする④~複数の候補者からこんな人を推す!~

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