［詩みたいな］オーケストラ

優しく、弦を弾く音がした。
もしかしたら、誰かが小さく飛んだ。
その動作に効果音をつけるなら、きっとこの音が似合ってる。

でも一体、どこから？
そう思って見渡すと、その音に合わせて動く人たちがいた。まさかこの楽器から。
高貴なあの楽器から、こんな素直な音も聞こえるんだ。

うん、聞いてる私の前にも、だんだん緑が生えてきてる。この音を聴いてか、ふわふわ何かも飛んできた。自信をもったブルーの、蝶々が来たようだ。音に合わせてひらひら舞ってる。私たちは一緒に聞いていた。

そうしていたら、急に音は激しく変わる。
もう少しこのままが良かった、と名残惜しい。

でもよく見たら、これはこれでまた新しい世界が始まっている。同じ動きをする弓、時々高らかに上がり、これはまさに一致団結。

ふと、今の世界情勢と重なって見えた。
このようにきっと、ウクライナの人々も頑張っている。きっとじゃなくて、絶対そう。
そうして頑張る姿は何にも勝らずかっこいい。外見がどうとか、服がどうとか何も関係ない。必死に努力する姿そのものが、きっと宝石よりもずっと輝いている。
ふとわたしにも、頑張れ、と言われてる気がした。

終わりに

今日、初めてオーケストラのコンサートに行ってきました。やっぱり音楽には力がありますね。とても感動しました！。

ただ少し音楽の知識がなくてもどかしさもありました。周りの人たちの会話で「あの曲はベタだね」だとか語り合う姿を見ても、全く理解できなかった自分。わたしが知っているのはショパンだとかベートベンとかそのくらいなので、いつかあんな風に理解できたら…と思いました。
でも今年は音楽を履修するつもりなので、すごく楽しみ。色々学べますように。

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