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エッセイや詩

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2021年11月の記事一覧

[詩]きょうの カワイイ

[詩]きょうの カワイイ

バスの中

炭酸の音が 響かぬように
少しずつ キャップを回して
体がプルプル震えていた

プシィ
 と、かよわい音

そうやって 油断していたら
私の口から プシュッと笑いが漏れそうだ

周りを気遣う その優しさと
わたしの心も 震えてる

かよわいシュッ、を
鼻から 小さくこぼした

通り過ぎた 自転車
横目で見えた 会社帰りらしい風貌
見ると リュックのチャックから
長ネギだけが つきだして

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[詩]花びら一枚、ラッキー

[詩]花びら一枚、ラッキー

チヤホヤされてる時が全てじゃないの

謙虚な色だからって そうやって生きてるわけじゃないのよ

輝けるのは一瞬だけなの

ひらひらひら

「綺麗だねー」

部活で休憩中の女の子が言う

ブチっ

「だねぇ、ほらほら」

あらっ…なんということ。

一生懸命頑張ってたのに。

あたしの意思で落ちたかったわ。

線香花火でジジっとなるとこまでしかいれなかった、あたし…

ひらり

     ひらり 

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[詩みたいな]水槽

服はスウェットだし 肌の調子だって大して良くない
けれど行きたい 読みたい本がある
チョコレートをひとつつまみ スタートダッシュへ

図書館まで自転車を漕ぐわたし
海のまち この町は風が強い
ときおり 横殴りの風に負けそうになる
体重が ここ最近増えたのにね
まだ気にする必要ないのかな

私  (白い)線 線 線 線  車
窓から見えた運転手は、ディーラーのお姉さんに似てた
譲ってくれてありがとう

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[エッセイみたいな]ハーフハーフ

今日、ふと思い立った。
フィギュアスケート、久しぶりに見ようと。

羽生結弦選手の演技を見た。

一年ぶりくらい。

でも感じたことは、去年と全く違う。

今日見たときは、羽生選手の演技にかける大きな思いがずしずし伝わってきた。

演技後の表情を見て、納得した。

あの満ち溢れた顔になるくらい、たくさんの努力をしてきたんだな、と思う。

ふと、その後に思い出した言葉がある。

「ハーフハーフですか

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[エッセイ]みるちゃん

[エッセイ]みるちゃん

毎日一緒にいる。

時々、一緒にいすぎて離れたくなるときもある。

でも、時々、どうしようもなく愛しくなるときがある。

電車に乗ってる時、授業中、ふと「いまごろ日なたぼっこして寝てるのかな」と考える。

そんな愛しい、私の愛犬について話そう。

私が自分の部屋に行くと、みるちゃんもついてくる。

作業中、ふと横を見ると、背中を見せて、しっぽを下げてふせをしている。

「かまってほしいなぁ」

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