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ひと時の別れ、新たな出会い

季節は1月、プロ野球は完全にオフシーズン。

一方でプロ野球にかわりウィンタースポーツが盛り上がり、球場での熱狂の記憶が薄れ行く時。

ならばこの機会にわたしのプロ野球ファン歴をもって、自己紹介をさせていただきたい!ということで、今回は第8回、もしよかったらお付き合いください!

前回の「勝つのが当たり前!?」もどうぞ。

「勝つのが当たり前」と盲信して応援していた西武ライオンズ。今思えば若気の至りだったのですが、当時はそんなことに気づきませんでした。

1993年にはこれまでライオンズを支えていた秋山幸二選手がダイエーホークスへ移籍。当時はチームの中心となる大物選手が移籍するというのは非常に珍しい時代でした。

勝つのが当たり前と同時に「選手を追うように」応援していたこともあり、秋山選手の移籍は天地がひっくり返るほどショックな出来事。

西武ライオンズは応援したいけど、その中心選手がいなくなったらぼくが応援していたチームではなくなるんじゃないか!?

そんな風に思い始め、プロ野球ファンとしてのターニングポイントを迎えていました。

翌1994年、さらにショックな出来事がありました。それは日本シリーズで巨人に敗れたこと。西武ライオンズとして日本シリーズで初めて巨人に敗れました。

そしてシリーズ中に森監督の辞任が報道され、西武ファンとしては憤然やるせない心境であった。

さらに追い討ちをかけるように、工藤公康投手がダイエーホークスへ、われらがヒーロー石毛宏典選手までもが去り、もうここで西武との糸が完全に切れてしまいました。

勝つのが当たり前でなくなったこと、応援していた選手が次々と去って行ったこと。これを理由に球団設立から15年間応援した西武ライオンズに別れを告げました。

しかし、ここで私にとって朗報が!

ロッテにバレンタイン監督が就任し、バリバリの大リーガーフリオ・フランコを連れてくるという。

この頃並行して大リーグ中継に夢中で、単身アメリカに乗り込みナマでの大リーグ観戦を果たしていました。そんな中シーズン通してフランコが観れるのか!と胸が熱くなったものです。

フランコ選手は極端にスタンスが広く、バットの先端を投手側に傾けた独特のカッコいい打撃フォーム。テレビでした観れない憧れの選手です。

ちなみにロッテといえば母親がファンであり、最初に連れていかれた西宮球場では阪急・ロッテ戦のロッテ側スタンドで、その後西武球場でも西武・ロッテ戦のロッテ側と決まっていました。

文句を言うと「西武のベンチがよく見えるでしょ」といなされる。ロッテ側には近くの工場からロッテの社員さんが結構来ていて、ロッテガム(と思いきやガム型のアメ)をもらうこともありました。

「ロッテを応援してね!」

もはやファンの懐柔策ですね。そのときは甘い誘いには乗りませんでしたが、ロッテからしたら十数年越しで買収に成功、といった感じでしょうか。

ともあれここにロッテファンが一人誕生するのでした。

それからもう一つ、ロッテとの縁を感じたことがあります。

わたしが初めてファンとなったヤクルトスワローズを日本一に導いた広岡監督。1982、1983年には西武ライオンズを日本一に導き、バレンタイン監督やフランコ招聘にも彼が動きました。

広岡達朗さんの行くところになぜかわたしもついて行っているというのもあったんですね。

正直「人を追いかける」というのはちょっと主体性がないという部分があります。後年プロ野球ファンを続ける上で考え直したポイントでもあります。

1994年を境に千葉ロッテマリーンズファンとして生まれ変わりました。

お目当てのフランコ選手はすぐいなくなってしまいましたが、これ以降十数年はファンであり続けました。

でも実はこの頃ライオンズ戦はあえて観ていませんでした。きっとどこかに未練があったのでしょう。

ロッテは西武とは違い、決して強くなく、勝つことが当たり前として観戦する必要もなく、いたって気楽なものでした。

そして、この時期は特に球場に足を運んでいない時期でもありました。

一つは仕事の都合上なかなか観戦予定が組みにくかったこと、一つはマリンスタジアムが家から遠かったこと、さらにもう一つは家族が増えたこと、あたりが原因。

なのでテレビ観戦が中心でしたが、どちらかというとニュースのスポーツコーナーでチェックするくらい。少しプロ野球から距離を置いていた時期でもありました。

球場へ足繁く通っていたわけでもなく、気楽であると同時にチームへの愛着が薄れていました。今思うと、忙しさやら何やらと理由を作って敢えて野球を遠ざけていたのかもしれません。

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最後までお読みいただきありがとうございます‼️

次回は「野球ファンを改めて実感した映画」をお届けします。

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