見出し画像

34年目を迎えた怪獣特撮フィギュアコレクターに起きた3つのインパクトとは? 中編


前編からつづく

友人に誘われた映画とは2009年公開の「大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE」でした。

それまでウルトラマンというと、子供向けのコンテンツというイメージが強く、また設定や話しの展開も同じような感じがして観る気がしませんでした。(当時は無知でしたね、本当に……)
しかしこの映画で全てが覆されます……だって「シュワッチ!」しか言わないと思っていたウルトラマンが普通に喋るんだもの。
物語の舞台も地球ではなく「光の国」であり、ウルトラの父を中心とした「宇宙警備隊」はもちろん、一般市民や赤ちゃんまで登場します。

またその後のニュージェネレーションシリーズで重要な役割を担う事となるセブンの息子・ウルトラマンゼロと光の国出身で唯一「闇落ち」したウルトラマンであるベリアルが初登場したのもこの作品です。
特撮映画としてはもちろん、坂本浩一監督のアクション映画としても一級品と言える本作との出会いが、怪獣特撮氷河期にあって謎のオシャレ路線で生きていた私の人生に新たな衝撃を与えてくれました。
以後、現在と嫁とデートの度にヨドバシカメラのおもちゃ売り場でソフビを物色したり、当時レンタルビデオ屋で働いていたので、シリーズの中でも人気の高い「ウルトラマンティガ」のDVDを格安で借りて観たりと、その魅力に取り憑かれていきます。
ウルトラマンは仮面ライダーやスーパー戦隊と共にヒーロー特撮に分類される事が多いですが、怪獣や宇宙人も主人公と言って過言ではありません。  
その証拠に2007年〜2009年に放送された「ウルトラギャラクシー 大怪獣バトル」は文字通り怪獣と宇宙人がメインのお話し。

ウルトラマンとウルトラセブンも登場はしますが、チョイ役でした。
ゴジラ無き時代に一度途切れかけた特撮愛を繋ぎ止めてくれたのはウルトラマンと怪獣達であり、彼らと再会出来た事はその後の人生を大きく変えてくれました。
自己紹介でコレクションの画像を載せましたが、半分以上をウルトラマンと怪獣が占めており、この頃から私の貯金が急激に減り始めた事から「ウルトラ銀河伝説」が「セカンド・インパクト」だった事は間違いありません。   
しかしまだどこかオタクである事を公表出来ない自分もいました。
そんな2015年、庵野秀明が「ゴジラ」を制作するというとんでもないニュースが飛び込んできます……。
タイトルは「シン・ゴジラ」


 後編へつづく。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?