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#きょうのコピー135日目

結構前ですが百貨店(マルイ)のコピー、「好きだから、あげる。」をご紹介したことがありました。

コピーライターの生き仏(失礼)・仲畑さんが書いた1980年のコピーです。
百貨店も気になるコピーが多いので、こちらで定期的にご紹介していこうかと思います!

今回は西武百貨店・そごう(合併し”そごう・西武”という一つの企業です)の広告コピーです!

百貨店が売っていたのは、希望でした。

ボディコピーもご紹介しますが、このコピーはコロナに関連しています。

スーツケース 662個
口紅 76,175本
浴衣 475着
ハイヒール 1,001足
ベビーギフト 566個

新型コロナウイルスで行動が制限された2020年。 それでも、自由に旅行できる日のために、 662 人のお客さまが、スーツケースを購入された。

マスクの下でもメイクを楽しみたい 76,175 人のお客さまが、口紅を購入された。
夏祭りは中止だったけれど、浴衣は 475 着。
颯爽と街を歩く日を待ちながら、 お求めになったハイヒールは 1,001 足。
生まれてくる命を、566 セットの ベビーギフトが全力で祝福した。

足踏みばかりの日々であっても、 一人ひとりの「私」は、今日を楽しむ工夫を続けた。 お買い物の記録に教えられた、大切なこと。 百貨店が売るのも、お客さまが欲しいのも、 ただのモノではないということ。

百貨店が売っていたのは、希望でした。

なかなかいいストーリー仕立てのコピーですね!
レシート型のデザインもとてもユニーク。

百貨店業界は苦境に立たされていますが、こういうユニークなクリエイティブで少しでも明るい「希望」をこれからも売り続けて欲しいです。

おしまい
書いた人:和田裕史

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